いよりよ選挙の日ですねー。
今、どれだけこの国に住む人が不安を感じているか、日本に住んでいる人にはちょっと実感として理解しづらいかもしれません。
とにかくここまで政治がめちゃくちゃになったのは前代未聞なので、みんな、すこし頭が麻痺していると思うけど、それにしても、今後4年間だけでなく、たぶん今世紀前半の世界がどうなっていくかの大きなパーツが、今日の選挙の結果にかかっているといっても過言ではないと思います。
やばいのにゃ〜!
ちっともお近づきになれないご近所さん。
危機感があるのはもちろんなのだけど、何か現実と一致していないような奇妙な麻痺感もあるのですよね。
CTちゃん旦那さんの出身はミシガン州。わりと争点になっている州ですが、選挙当日、いきり立った人たちが何かするかもしれないから気をつけて、と、家族に連絡を取ったそうです。実際に選挙妨害もありそうだし。
ほんとにどうなのこの国(涙)。
今日、すごくひっさしぶりにフェイスブックをあけてみたら、タイムラインにこんな通知があった。
これ日本語で表示するって…。翻訳者入れてるのか、機械翻訳なのかな、社内担当者の訳かな、ってそこがまず気になったりするんですが、それは置いといて、「結果の発表に数日から数週間かかるのは予期されていること」と、ファクトとしてちゃんと目立つところに置いておいてくれているのは嬉しい。
そんなことがないように、みんなで牽制してる感じですね。
結果が出るまで数週間…なんてことにはならないことを祈るけど。
今朝、NPRの番組「Fresh Air」のポッドキャストで、『アトランティック』誌の記者Mike Giglioさんのインタビューを聞きました。
Oath
Keepersという民兵組織についてのアトランティック誌の新しい記事にもとづくインタビュー。この民兵組織は、現役の警察官や軍人を含む25,000名が加入しているそうです。
この人たちはトランプを熱く支持し、トランプの言うことをほぼ100%真に受けて、「極左の過激派のおかげでアメリカは危機にみまわれている」と本気で信じてそのために戦おうとしているのだと、Giglioさんは言ってました。
妙な具合に固まった善意。でもその動機はやっぱり、恐怖にあるのですね。
シリアの内戦を現地で取材して、その惨状を目の当たりにした(過激派に拉致されたこともある)ジャーナリストとして、内戦というのはカオスそのもので、誰もが傷つき国土が荒廃するだけだ、とGiglioさんは警告していました。
自分たちと対立する「あいつら」への恐怖と嫌悪を煽る政治家の罪は深いです。
もちろん、聞きたいことだけを聞く耳のほうにも責任があるのだけど。
アメリカの「内戦」が現実味をもって語られている、信じられない状況の11月。
まさか南北戦争みたいに国を真っ二つに分ける本格的内戦は現状では考えられないにしても、自分たちは絶対に正義を行っていると信じる勢力がいくつかの都市で小競り合いを起こすくらいのことは、充分にありえます。
銃と「あいつら」に対する恐怖は、なくても良いはずの悲劇の材料でしかないと思います。
それをみんなが一斉に手放すことができたら、世の中一瞬で変わるのにね。
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