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2021/09/03

9月のダリア


いやはや9月ですね。

東には嵐と洪水、西には山火事。ニューヨークの地下鉄に水が流れ込む光景にも驚きました。文明ってなんてはかないんでしょうか。


祈るばかりです。



今週はちょっと人並みに忙しかった。
でも家から出ずに仕事ができて、賢い人たちと仕事でつながれるのは幸せです。
相変わらず自分のへっぽこぶりを確認しつつの。


日曜日はバラードのファーマーズマーケットへ花を買いに長めの散歩。

快晴の日曜日、かなり密でした。シアトルはワクチン接種率高いけど、約7割くらいの人がマスク着用。


今週も地元のダリア。
店じまいの直前だったからか、これで6ドル!という激安価格でした。





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2021/08/14

また山火事の夏


近所に咲いているムクゲ。アメリカの人はためらわずに「ハイビスカス」とよびます。
ジェニファーちゃんも「うちの庭のハイビスカスが…」というのだけど、それ木槿。

たしかにハイビスカスの近い親戚だそうですが、万葉集にも詠まれた木槿を「ハイビスカス」と呼ばれるのには違和感がー。



あちこちでブラックベリーが熟しています。


 垣根にブドウを植えているおうちもけっこうある。

先週はずっと、快晴で暑すぎもせずず微風の続く、「ザ・ノースウェスト・サマー!」というべき爽やかな気候が続いていましたが、風向きがかわると、カリフォルニアやオレゴンの沿岸部で燃え盛っている山火事の煙が流れてきます。


最初に煙がやって来たのは8月1日。夕空がまるで『ストレンジャー・シングス』の、怪物が出てくる「アップサイドダウン」の入り口みたいに。

去年のブログを探してみたら、去年は煙が流れてきたのは9月はじめでした。

ここ数年というもの、西海岸では大規模な山火事が毎夏のお決まりになってしまっています。以前は山火事の煙が流れてくるなんてことは滅多になかったのに。

そして去年までの山火事は8月の末頃から激しくなっていましたが、今年はまた異常に早く、北カリフォルニア山中の大規模な火事などは、もうひと月も燃え続けています。


こちらは今日、8月13日の夕方。今日はもっと煙が濃くて、一日じゅう焚き火のようなニオイがしていました。


錆っぽい色のフィルターをかけたような夕ぐれ。

8月のシアトルはすでにうっすらと秋の気配ですが、今日は30度Cを超える蒸し暑い一日でした。

山火事が早くおさまるとよいのですが、まだこれから内陸部は異常に高温の日々が続く予報で、これからまだ多くの火事が増えると予想されているそうです

 

 

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2021/08/06

かえってきたアートウォークと、オフィスの再開


パイオニア・スクエアのFirst Thursday Art Walkに行ってきました。

ギャラリーが多いパイオニア・スクエアですが、普段は静かでちょっと敷居の高いギャラリーにたくさん人が集まって、お祭りのような雰囲気になるのが、毎月第一木曜日夜のこの「アートウォーク」。

路地ではバンドの演奏もあり。




コロナ禍で昨年春以来ずっと中止されていたのですが、ようやくようやく再開された、16か月ぶりのアートウォークです。

この間、コロナ禍で廃業したギャラリーは一つもなかったそうです。



時間は午後6時から8時。

7時ちょっと前くらいに着いて、アーティストのスタジオがたくさん集まっているビルをはじめ、7〜8軒のギャラリーをさくさくとまわりました。

とても見応えあって面白かった。



去年開催されるはずだったのにキャンセルとなったシアトル・アート・フェアに出展するはずだった作品を中心として、バーチャルで40軒以上のギャラリーが集まって開催される「Seattle Deconstruction Art Fair」のキックオフイベントでもありました。



かなり人出は多かったけれど、おしゃれして来ましたという気合いの入った格好の人はほとんどいなくて、全体にとってもカジュアルだった。わたしも普通にスーパーに行くのと同じTシャツとジーンズでしたし。

以前はもっとファッショナブルな人が多かったと思う。

まだリモートワークの人がほとんどで、オフィス帰りの人はとても少ないし、みんな、1年半ステイホームしているあいだにワードローブが内向き&カジュアルに書き換わってしまったのかもしれません〜!!




 CDCの呼びかけを受けて、どのギャラリーも「マスク着用のこと」と入り口に注意書きがありました。再びマスクの日々よ。

感染が拡大している南部の州では州知事が、自治体によるマスク着用義務化を禁止するという意味不明な事態になっています。
これで反マスク反ワクチン反リベラル(これがどうしてひとかたまりになったのかが歴史の不思議!)グループの人口が減っていくとしたら洒落にならないけれど皮肉すぎる。

シアトルの人たちはマスク着用で権利が侵害されるとか自由が剥奪されるなんて思わないので、粛々と着用しています。ほんとに何度もいうけど、マスクくらいで少しでも感染が防げるなら、いくらでも着ける!

今日の午後買い物に行ったスーパーでも、9割以上の人がマスクを着用してました。




もどってきたアートウォーク、お祝いムードでしたが、以前とはやはり違う時代の空気を感じました。

アメリカでも全国的に感染者数は拡大しているけれど 、9月からオフィスを再開し始める会社も多いようです。うちの青年の会社もボストンでの勤務が再開予定。でも青年は戻る気がなくて、とりあえず年末までのモラトリアムを上司に確保してもらったそうです。

GAFAはじめ、リモートに慣れてしまいオフィスに戻らない決意を固めた人もかなりいるようですね。

JPモルガンなど大手銀行は、有無をいわさず全員オンサイトに戻るよう指令を発布して「体育会系」なところを発揮していましたが、デルタ株の猛威により、方針変更を余儀なくされているようです。

JPモルガンのトップは「ガシガシ働きたい人間にはリモートワークじゃうまくいかないだろう」といったという、そのカルチャーは21世紀にも生き残っていくのでしょうか。


 

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2021/07/03

フルオープンの7月


近所の猫さん。するするすると平べったくなって忍び寄り、茂みのなかの何かをみつめておられました。猫はハンター。

猫シッターしてたミンクスちゃんも、狩人猫でした。
ある朝、庭で、うちの青年がねずみのバラバラ死体を見つけたそうです。わたしは見なかったけど、見事な「フィレ」になっていたとか…。



6月30日から、ワシントン州はようやくようやく、「fully reopened」に!
レストランも100%の客席営業が許可され、バーやクラブも開店。小規模なコンサートやライブも復活しています。

近所のブリュワリーの前を通ったら、どこも大賑わいでした。

スーパーのトレーダージョーズに行ったら、入り口に「ワクチン接種が完了した方は、マスクはしなくてもOKです」という主旨の張り紙が。

今週から、マスク着用を必須とするかどうかはお店の判断に任されています。

もちろん自己申告なのですが、マスクを着用しないで買い物するのはなんだか落ち着かない。1年と3か月ほどのあいだに、すっかり刷り込まれるものですね。

シアトルは全米で初めてワクチン接種率が7割を超えた都市。買い物に来てる人ももうほとんどが接種済みだと思うけど、さすがに意識高い系揃いというか、トレジョの中でもマスクをつけてる買い物客のほうが多かったです。

どのくらいでマスクが消えていくのか。(山の向う、内陸部ではマスクもワクチン接種もしてない人が多いのだろうけど)

新型株がまた流行しませんように…。



こちらは近くのバラ園。みごとに満開です。
とても手入れが行き届いていて、小さいけれどとても見ごたえがあるローズガーデンです。




あまり人が多くなくて、ゆったりくつろげるのも良いところ。
なにしろ日が長いので(日没は9時すぎ)、暑さが和らいだ夕方に行ってまったりするのに良いスペースです。



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2021/05/19

マスクをするのかしないのか


FRAN'sのチョコレートをいただきました。おいちい。幸せ。


 オバマ元大統領もお気に入りだという、シアトルのプレミアムなチョコレートでございます。


 

CTちゃんからも、貴重なバターサンドをいただいた。

なぜかおいしいものやお花が集まってきて、嬉しい初夏です。

さいきんまた成田・羽田の水際対策が厳しくなって、日本国籍者であってもPCR検査の書類に不備があると入国を拒否されるという話をよく聞きます。検疫官次第みたいだけど、なんだかなあー、自国民の入国拒否ってどういうことなの。

まだまだ緊急事態宣言中だし、しばらくは様子見です。

アメリカではCDCからの「ワクチン接種が済んだ人はマスクしないで歩いてもいいですよ」宣言が出たあと、ざわついています。ワクチン接種のインセンティブ、なのか。
しかし、接種した人の見た目が変わるわけじゃないので、ワクチン接種したかしないかは自己申告。

数日前、青年が友人のパーティーで海辺のゴールデンガーデンズ公園に行ったら、若者がわさわさ集まっていて<RAVE>状態だったそうです。また感染広がらなければいいけど…。

シアトルのうちの近所のスーパーなどでは、まだ入店にはマスク着用が必須。近所を散歩しているひとも、マスクをつけてるひとのほうがまだ圧倒的に多いです。

変異株がアジアで猛威をふるっているというのに、外国との行き来がまだぜんぜんオープンになっていない段階でいきなりノーマスクをノーマルにしてしまっていいのかな、とちょっと心配。

 

 

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2021/04/17

バーク博物館

ワシントン大学では併設のBURKE MUSEUM(バーク博物館)に行ったのでした。

わたしが学生証持って通っていたあいだはずっと工事中で、一昨年の10月にリニューアルオープン。オープンしたばかりなのに、去年はコロナでほとんど閉まっていました。

建築はシアトルの有名設計事務所、Olson Kundig



入り口脇にカフェがあります。ここの表のガラスの壁が一枚の扉になっていて、ガーと上に引っ張り上げられるしかけ。開放的なつくりになってます。



このハンドルとギヤボックスで開閉する、ちょっとスチームパンク的な仕掛けはオルソン・クンディグ事務所のシグネチャー。かっこいいですねー。



室内も、まんなかに4フロア吹き抜けの階段スペースがあって、ひろびろと開放的なつくりでした。


考古学の資料と古生物学の標本がそれぞれテーマごとに展示されている「自然史&文化博物館」です。

19世紀から20世紀はじめ、各地の部族の村から白人の手によって持ち去られ、博物館のものになっていた先住民のトーテムなどが部族に返還されたいきさつなども紹介されてます。



ワシントン州となった地域で、かつて話されていた言語の分布図。こんなにたくさんあったんですね。ベーリング海が氷河だったころに東アジアのほうからわたってきた人たちなら、日本人に近いのかもしれません。


現在では「レーニア山」と呼ばれている山にも、当然それぞれの部族の名前がありました。


古生物学の標本はほんとに面白い。

インタラクティブな展示には、まだ「触らないで見るだけにしてください」と書かれていて、フルオープンではなかったけれど、小さな子どもたちを連れたお母さんが何組かきていて、だんだん日常生活が戻ってきた感を実感しました。



これはインドネシアの珍しいイノシシ「バビルサ」の骨で、税関で没収されたものが寄贈されたと書いてありました。

このイノシシ!この牙はちょっとどういう用途があるの?と思ったら、なんと自分の牙が脳天に刺さって死ぬこともあるのだそうです!!

じわじわと自分に向かって伸びてくる自分自身の牙を見つめながら生きるという……カミュもびっくりの不条理。

上階の半分近くはこういうぐあいにガラス張りの研究室になっていて、学生や研究者たちが作業をしているのを動物園の檻でシロクマかなにかを見るように眺められるのが面白い。


コロナ禍で研究室もまだフル稼働はしていないため、ちらほらと一人で作業している人が各部屋にいるほかはがらんとしていましたが。

ひとつの研究室の前には「ビジュアルが人によっては不快に思われるかもしれません」というような注意書きが。
クマの骨格標本が制作中で、まだ肉がいっぱいついた状態の骨がテーブルのうえにぽんと置かれておりました。

骨にするまでの過程の前半戦、肉を食べる力仕事は甲虫にやらせるんだそうです。



この手前の絵のなかで、ガイコツに乗った虫が「I made this」といってますが、奥に見えている冷蔵庫のなかで虫たちのその作業が進行中だそうです。

ドラマ『デスパレートな妻たち』で、こういう形の冷凍庫に夫の死体を保管していたっていうエピソードがあったのを思い出した。


美しい系統樹。規模は小さいけれど、展示に工夫があってデザインも素敵で楽しく眺められます。

入館料はけっこう高いけど(おとな22ドル子ども14ドル)。


保管庫(アーカイブ)もガラス張りで、正式に展示されていない「在庫」の一部がみられるようになっています。
これがまたけっこう面白い。


ウェブでもARでも情報は見られる時代になったけれど、やっぱりリアル空間の体験は別もの。


特別展。アーティストのRay Trollさんの作品で古生物とワシントン州など西海岸で発掘された化石の世界をみる『Cruisin' the Fossil Coastline』。

アンモナイトってイカとかタコの親戚だったのね。


ちょっと隠れたところに、巨大トパーズの原石なんかも展示されていました。





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2021/04/02

春ごはん&ワクチン接種してきました


ひさびさに、CT家におよばれ。あいかわらずチリひとつ落ちていない土曜日のCT家。

今年は花期がとても長い、プラムの花がいけてありました。




花人参に白あえ。うつくしい春のごはん。

フルタイムで激務をこなしながら、ほんとにまめだよねえCTちゃん。
そして土曜の朝は半日かけて掃除している。

なぜこんなにゴロゴロしているわたしの友人はみなこんなに働き者なのだ。



 
旅館のようなお夕飯でした。

 わたしは4度目の化学療法第1回目のミックスががつんときて、ひたすら眠い1週間でした。吐き気などはないので、ほんとにありがたや。ご飯を作って食べたりするのが億劫になるので、もうちょっとモチベーションを上げなければ。

そうそう。そしておととい、化学療法第2回めセッションの前日に、クリニックでワクチンも射ってきました〜。こちらも当日に電話があり、ちょうど採血の日でクリニックに行くところだったので。

キモセラピーの薬剤とRNAワクチンが体内に同じ日にバッティングするのってどうなの?とやや副作用が不安になり、1週間延ばそうとも思ったのだけど、定例の採血ついでに個室でワクチン射ってくれるというし、ほかのもっと高齢の患者さんもとっくに接種してるしダイジョブダイジョブ、と医師も受付くんも看護師も軽くうけあってくれるので、えーいもういいや、と。

ファイザー製でした。みんな「いいやつだね」という。前もって選べないのでね。

 

 

接種前にこういう書類に署名をさせられます。「わたしはこのワクチン接種に自主的に同意しており、拒否する権利もあることを理解しています」「このワクチンは緊急用に承認されたものであり、正式なFDAライセンスを受けたものではありません」云々。

48時間経過。副作用はとくになく、ちょっとだけ腕が重くなったくらいでした。




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