先日、Netflixで『Tudors』最終シーズン(放映は2010年)をやっと見終わりました。
アン・ブーリンの処刑くらいまで見て、あまりに人が次々に拷問にかけられ死んでいくのに辟易して見るのをやめ。
でもまた最後まで見届けたくなり。
「最後まで見届けたくなる」
…これって人がテレビドラマを見る理由の65%くらいを占めているのではないだろうか。
どうでもいいけど、邦題、『背徳の王冠』っていうんだ……。
前半は超イケメン俳優2名、ジョナサン・リース=マイヤーズ&「スーパーマン」ヘンリー・カヴィルから、もう後光がさしてる感じでした。
後半のだんだん老いてますます気難しくなり暴走し続けるヘンリー王をジョナサンは好演していたものの、このイケメン2人によぼよぼ老人を演じさせるのは、しょせん無理。
ということでクロムウェルが処刑台で惨殺されてから以降は、加速して終わってしまったみたいな気がします。
ケヴィン・スペイシーあたりが後半のヘンリー王をやったら、またそれはそれで全然違う密度のねっとりしたドラマになったことでしょう…。
史実に忠実ではもちろんないドラマですけど、衣装や宝石や調度はほんの一瞬しか登場しないものも含め見応えありました。ディテールまできっちりしてる感あり。
そして拷問用品や処刑用品も同様。
このドラマの拷問部屋はかなりトラウマになってます。
去年サンディエゴに行ったときに、バルボア公園の博物館でやっていた「拷問展」を見に行きました。
中世に使われていたありとあらゆる拷問器具の、ホンモノや忠実なレプリカを展示する展覧会。
これも生涯忘れられないトラウマに。
放っておけば人間は人間に対してどんなことでもする、しかも喜んでする。ということを嫌というほど見せつけてくれる展覧会でした。
少なくとも拷問が合法な時代でなくなって、本当に良かったです。
あれっ、非合法なんだよね?この国では?
The Tudorsはまだ観ていませんが、興味を持ちました!Jonathan Meyersの出ているMatch Point、Tomozoさん観られましたか?もう古い映画ですが。良かったのを覚えています。The Killingを観てSeattle引っ越し決定した私であります。まだ観ていなかったらぜひ。暗いですが。お邪魔致しました。
返信削除ああああ、Match Pointみてない!見なくちゃリスト(とても長い)に入ってる映画ですーーー。
返信削除The Killing はテレビシリーズですよね?最近Netflixオリジナルで制作されたのは(これもみてないけど)それのリメイクなのかしら? シアトルが舞台の映画って暗いのが多いですよねー、米国版『リング』とか。シリアルキラーと自殺者が多い土地ですしね…。