2014/02/23

犬の脳 人の脳





犬と人間の脳をくらべた実験のおもしろい記事をよみました。

もと記事はこちら


犬(もちろんビーグルとかじゃなくて、ラブラドールとボーダーコリー、リトリーバー)11匹をMRIに入れて、ヘッドフォンで犬の声や人間の声、悲しい声や嬉しい声を聞かせて、脳のどのへんが活動しているかを見、同じ条件でMRIに入れた人間の脳の活動と比べてみるという実験をしたら、ほぼ同じ領域が反応していたという話。


MRIの中で数ミリでも動いたらやり直しになるので、犬たちをじっとさせておくために科学者たちは根気よく訓練したらしいです。さすが、3大お利口さんの犬たち。
MRIの中でじっとしてる犬たちが悶えるほどかわいらしいーーーー。
こういう動物実験だったらどんどんやってほしいですね。



霊長類以外の動物の脳と人間の脳の活動を比べてみたのは初めてなんだそうだ。
犬と人間が暮らしはじめてから推定1万8000年から3万2000年たつんだそうです。
随分大幅に違う推定だけど、とにかく最低1万8000年以上。

「犬は人間の感情に反応する」
なんて、犬と暮らしたことがある人には当然、「赤ちゃんはおなかがすくと泣く」くらいに自明のことだと思うけど、これが科学的に証明されるというのはまた別の話らしい。

数十年前まで、動物は「反応」するだけで人間ほど複雑な「感情」はないと主張していた科学者も多かったというし。その感情の定義って、一体なんなんだ。

分解すれば人間の脳で起きていることだって化学反応なのだから、多少容積と構造が違うとはいっても、哺乳類が共有している部分はかなり、あるはずだよね。

犬と人類の祖先が枝分かれしたのはおよそ9000万年〜1億年前だそうです。

上記の Current Biology 記事より。
Our findings also reveal that sensitivity to vocal emotional valence cues engages similarly located nonprimary auditory regions in dogs and humans. Although parallel evolution cannot be excluded, our findings suggest that voice areas may have a more ancient evolutionary origin than previously known.
また本研究では、音声に含まれる感情に対する感応が、犬と人間の脳でそれぞれ近似した位置にある一次聴覚野以外の聴覚野において見られることが明らかとなった。平行進化の可能性も無視はできないが、本研究による発見は、音声に反応する領域の起源がこれまで考えられて来たよりも進化上古い可能性をも示している。(試訳、用語はてきとーです)




なつかしの、ラニカイビーチ。うちの息子が中学生のとき。CT3号は変わらないけど、うちの息子はでかくなった。沖が火山活動の「VOG」で煙ってます。

科学的に証明されるのはもう少し先のことなのかもしれないけど、犬たちはたしかにヒトの言葉を理解するだけじゃなく、言葉によらないサインも恐ろしく敏感に読み取って、先回りして行動しようとしますね。たとえばCT3号は、皆が出かける支度をしていると、ものすごくそわそわして、置いてきぼりにならないように必死でドアの前に立ちふさがっていたりした。

犬とヒトの間には、たしかにお互い口にできないけど(しゃべれないから)わかってる部分があります。こんなにひたむきにヒトの出すサインを読み取ろうとする動物は、ほかにはない。(猫はそんなに人間に興味ない。)言語はなくても犬も猫もヒトに対するコミュニケーションの手段は良く知っている。耳とかしっぽとか、もう総動員で。
ごはんのお皿が空だと、皿の前に無言で座って片手で皿をひっくり返すしんちゃん(猫5歳)は、「Nah」「Yeah」「whatever」しか言わないティーンエイジャーよりも雄弁かもしれない。犬の吠え方、猫の鳴き方だって何通りもあって、それは間違いなく意味をなしている。なんかそういう人間とくらべた認知行動の研究はきっとあるんだろうけど、こうやって脳を調べてみたらおんなじでした、というのは本当になんだか、うーんそれだけ?て気がしないでもない。


3万年前の言語ってどんなだったんだろうか。
最初に犬たちに話しかけたヒトたちは、どんな言葉で話しかけたんでしょうね。





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