2016/11/25
ホリデー料理の効きめ
サンクスギビングは、息子ガールフレンドのKちゃんち、M家におよばれするので何も作らないつもりでいたら息子がひどく驚いて、なぜだ、ぜひ作れ、手伝うから!という。
ホリデーに料理をしないとわたしのアイデンティティが崩壊すると思っているらしい。
たしかにホリデー料理をやっつけると、やっつけたという達成感があって高揚する。
何も作らないとなるとやっぱり手持ち無沙汰で、世の中に居場所がない人のような気がしてきてさみしいのであった。
でもサンクスギビング当日の朝に「手伝いに」帰ってきた息子は。朝ごはんを食べてヤムの皮むきだけすると昼寝にはいってしまった。おい!
いつものカラードグリーンとキャンディヤム、コーンブレッドと、ついでに豚の肩肉のローストもつくることにした。
七面鳥にはなんの義理もないので。
どどーん。5ポンド強だから約2.5キロ。オリーブオイルとにんにくと塩をまぜて塗ってオーブンで3時間。
こんがり。
レシピだと400Fで20分ローストしたあと325Fに火力を落として4時間とあったけど、ガスオーブンだからか、3時間ちょいで充分でした。ちょっと火が通り過ぎなくらい。
昨日ウワジマヤで目に入ったらなんとなく食べたくなって買ったゴボウがあったので、きんぴらごぼうも制作。
今年もM家のお父さんが2人のビューティフルな娘たちと何から何まで作る、正統派東海岸風の感謝祭ディナー。(お母さんも今年はマッシュポテトを作ったそうです)。
きんぴらごぼうが意外に多方面で評判よかった。
何か嬉しいことが起こるのを期待する犬たち。
このあと、まもなく引っ越しのCTちゃんちにもワインと豚肉ときんぴらごぼうを持って押しかけた。
楽しいサンクスギビングでした。
2016/11/24
街なかの滝
パイオニア・スクエアのWaterfall Garden Park。
街のまんなかに、こんな滝があるなんて知らなかった。
ビルの壁のすぐ横に造られている人工滝だけど、自然石を配したなかなか立派なものです。
ここは1907年にUPSが創業した場所なんだそうだ。
あの茶色いトラックのUPSがシアトルで創業されたっていうのも、知らなかった。
この公園は1978年創設。
まわりにはモミジやヒノキなど日本の木が植えられている。
「庭」というほどではないポケットサイズの植栽だけど、荒木芳邦さんって日本の造園家が設計したものだそうで、滝との組み合わせがとてもいい感じ。
ちょっと一瞬だけ日本に帰った感じがするじゃありませんか。
しかし、落ち葉の掃除をしていたお兄さんがどうしても画面に入ってしまうのであった。
ホームレスさんの多い地区だけに、営業時間は月〜金の朝8時から午後3時45分までという微妙な時間帯。
これもこの界隈のジェントリフィケーションがすすむにつれて変わるのかもしれませんね。
パイオニア・スクエアの変貌
久しぶりにシアトル最古の地区、パイオニア・スクエアに行ってみてびっくりした。
きれいになっとる〜〜!!
きれいな人がたくさん歩いてる!
歴史ある建物に個性的な店がたくさんある地区だけど、ホームレスさんも多く、空きビルや活用されていないスペースが多くて、以前は一見してやばい人とすれ違う場面もとても多かった。
以前はホームレスさんがいつも集合していたこのオキシデンタル公園(Occidental Park)が、こんな明るい色のテーブルと椅子を配したオサレ空間に。
ここの前にはフードトラックが何台かとまっていて、IT企業とかデザイン事務所とかで働いてますという感じの若い人びとが並んでいた。
モダンでクリーンな(そしてプライスもお高い)新しいカフェやバーも増えてるし、しかもヒップなワカモノや小ぎれいなおじさんおばさんたちでにぎわっている。
このオサレカフェ「ロンドン・プレイン」ができた頃(2年前くらい?)から、急に変わった気がする。
ちょうどその頃から、ここにオフィスを構える企業が増えてきたらしい。IT系が多いみたい。
ジェントリフィケーションというのはこういうことなのね〜。
ホームレスさんたちはどこへ行ったのだろう。
この向かいには新しいガラス張りのオフィスビルができていた。
このビルがオープンしたら、ますます加速して変わるのだろうなー。
もともと個性豊かでウォーターフロントの便利な場所なので、治安がよくなって条件が整えばどんどんオフィスが流入してくるに違いない。
消防署まで、ヨーロピアンな街角のように見えてくる。
2016/11/23
空港のふたつの雲
この前サンフランシスコの空港(第2ターミナル)でみた、Janet Echelmanさんの「Every Beating Second」。
魚網みたいだけど、このオーガニックなかたちが気持ち良い。
先日、NPRのTEDトークでこのEchelmanさんが自分の作品について喋ってるのを聞いた。南の島で偶然みつけた漁師の魚とり用の網で立体作品を作り始めたというので、あっこの作品の人かなと思ったら、やっぱりそうだった。
夏至の日には天井のスカイライトから差し込む陽の光で特別な影ができるのだそうです。
コンピュータ制御の風で、1日を通してかたちが少しずつ変わるらしい。
これも第2ターミナルの別の階にある、Kendall Busterさんの「Topograph I & II」。
こっちは分断された平面がカタマリを作っている。
デジタル的な雲。
ところで、サンフランシスコ空港にはヨガルームもあった。
中をのぞいてみたら、アジア人の女性が二人ヨガ修行中だった。
わりに狭い部屋でした。
そしてレンタカーのガレージに、マセラティやポルシェが並んでいた。
「たったの300ドルプラスでこのクールなカーにアップグレード!」と書いてあった。
300ドル増しって、1日料金なのだろうな…。
2016/11/22
ホリデー梨とブス図鑑
驚いたことに、気づけばもう感謝祭ウィークが始まっている。サンクスギビングまであと3日だと〜??
メトロポリタン・マーケットで試食販売してて、食べてみたら衝撃のおいしさだったので即買いしてしまった「ホリデー・ペア」。ジューシーで、日本で食べたラ・フランスを思わせるおいしさ。
美しい紙につつまれた特別扱いのプレミアム梨です。色も綺麗。
お値段は1ポンド3.99ドル。
サンクスギビングは料理を完全放棄しておよばれに徹することにしたので買い物や七面鳥関連のストレスはないのだけど、期末プロジェクトとかこれからくる仕事の準備とかいろいろやることは一応たくさんある。あるのに、あまりにもいろいろありすぎて収拾がつかず、とりあえず新着メールの中からカレー沢薫先生の『ブス図鑑』を読み始めてしまう朝。今だけ無料はこちら。
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2016/11/20
シュガープラムのお茶
Celestial のホリデー期間限定ハーブティーが棚に並ぶ季節になりました。
「シュガープラム・スパイス」というのを買ってみた。
原材料は、
Hibiscus, roasted chicory, chamomile, rosehips, roasted carob, natural plum and cinnamon flavors with other natural flavors, ginger and cardamon.
だそうです。
ハイビスカス&ローズヒップとプラムの甘酸っぱさに、シナモンとカルダモンの香りがホリデーっぽい。華やかで落ち着く冬のフレーバー。
これはもちろん『くるみ割り人形』に登場する「シュガープラムの精」がテーマだけど、この「シュガープラムの精」が日本では「こんぺいとうの精」と呼ばれているというのをつい最近知った! 金平糖か!
シュガープラムの精は大人っぽい妖艶なキャラだと思ってたけど、金平糖っていうと、もうちょっとかわいい、萌えキャラという感じがする。
でも「シュガープラム」というのも実は英語への意訳で、原語では「ドラジェの精」なのね!それも知らなかった!
シュガープラムよりも金平糖のほうがドラジェに近いような近くないような…。
でもとにかく「sugar plum」というのはもうすっかり英語圏のクリスマスシーズンとは切り離せない、冬の彩りの一部。英語圏に「歳時記」があったらぜったいエントリーしている単語のひとつ。
このほかホリデーバージョンは「ナットクラッカー・スイート」という紅茶と「シュガークッキー・スレイ・ライド」というハーブティーもあり。こちらはバニラ味。
PCCで、いまなら一箱2ドル50セントですよ、奥様!
猫が出す電波
気温が低くなるとよく眠れるし、猫がとなりにいると、さらにそら恐ろしいほどよく眠れる。とくに朝。
猫たちはゴロゴロいいながら何か謎の眠くなる物質か電波を出しているのではないかと、わたしは思う。
朝、さあ起きなくちゃと思ったときにすぐとなりに猫がゴロゴロいっている時の、眠りに引きずりこむ力は強烈。気づくと気を失っている。
この眠気発生力は、不眠症治療とか、または兵器に使えるのではないかと思うくらい強力であるとおもう。
かすかにゴロゴロ…と耳の底に聞こえてくると誰もが瞬時に平和な気持ちになりまどろんでしまうというような兵器があったら、戦争も平和なのにね。
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