2020/06/06

親が子どもに絶対に教えなければならないこと


あじさいが色づいてきました。
もう6月になってますね!
でもさすがにノースウェスト、空気はひんやり。きのうは散歩にダウンを着用。

さすがに網走よりも北だな、とときどき実感する。



シアトルでは土曜から夜間外出禁止令が出されていましたが、水曜日の夜に解除されました。

デモは引き続きかなりの規模で、ダウンタウンのキャピトル・ヒルを中心に行われたそうですが、平和的に行われているので外出禁止令を解除する方針が急に取られて、よかったです。

ついついインスタグラムやTwitterを眺めて長い時間をすごしてしまう日々。


Appleがようやく昨日になって、インスタの公式アカウントに黒塗りブロックで「レイシズムについて声を上げる」というメッセージを投稿。いつやるのかなーと思っていたけど、この会社にしては意外に反応が遅かった。

AppleMusicが火曜日にいきなり「あなたへのおすすめ」をすべてBlackLivesMatter一択にするという過激なことをしてくれてびっくりしたのだけど(おかげで寝るときに聞くおやすみミュージックを探すのに苦労した)、それよりも1日遅れでした。

全米でアップルストアが略奪にあって、コロナの後ようやく再開にむけて一部オープンしていた店もあったけれど、また全店閉店中。ポートランドのアップルストアも一枚何千万円というガラスが粉々に割られてしまったとか。

しかしメッセージはもちろんそれにはまったく触れず、ティム・クックCEOの署名つきでかなり力強いメッセージを出してます。

To create change, we have to reexamine our own views and actions in light of a pain that is deeply felt but too often ignored. Issues of human dignity will not abide standing on the sidelines.To the Black community — we see you. You matter and your lives matter.

This is a moment when many people may want nothing more than a return to normalcy, or to a status quo that is only comfortable if we avert our gaze from injustice. As difficult as it may be to admit, that desire is itself a sign of privilege.

拙訳
(変化を創り出すには、これまであまりにも多く見過ごされてきた深い痛みに照らして、私たち自身のものの見方と行動をチェックし直さねばなりません。人の尊厳についての問題を傍観しているわけにはいきません。ブラックコミュニティの皆さんへ。私たちはあなたたちを見ています。あなたたちは大切です。あなたたちの命は大切です。

今、何よりも以前と同じ生活に戻りたいと多くの人々が願っているかもしれません。不正義から目をそらしてさえいれば快適でいられた現状維持を続けたいと願うかもしれません。しかし、認めるのは難しいことかもしれませんが、そうした願いこそが特権のしるしなのです。)

さすがにストレートで感動的なメッセージだけれど、具体的に何をするということは書いてない。


amazonは、「ここに1,000万ドル寄付しました」とアピールしてます。

Googleは特に動きなし。
Facebookは…いま、トランプの発言をノーチェックで載せる方針が社内で炎上中ですね。

UBERは昨日、「私たちはブラックコミュニティとともに連帯します」というEメールをサービス利用者に送ってきました。こちらは、有色人種に対する警察の暴力の被害者救済活動と抗議活動を続けている団体への寄付や、黒人の経営する店をプロモートすること、トレーニングなどを強化することなど、ブレイクダウンしたTO DOリストを並べてました。

いろいろと揺さぶられるインスタグラムの投稿の中で、特に印象強かったのがこちら。



黒人の親が教える、警官との接し方。こちらから。

5分ほどの動画なのでぜひぜひ見てほしいです。

全文の翻訳をこちらに投稿してます。
字幕にできればいいんですが、とりあえずテキストです。


うちの青年は、2歳から中学まではハワイのオアフ島、そして高校からはシアトルという、とってもリベラルでマイルドな環境で育ったので、じっさいブラックコミュニティの現実に直面することなく成人しました。

なので、デトロイトとかシカゴとかニューヨークで育った人にとっては当たり前の常識や感覚が身についていなくて大丈夫なのか、日本人の片親としてはなにもインプットできないことが不安だった。とくに10代になって一人で南部やニューヨークに旅行に行ったときにはけっこう心配してたのだけど、親が思うよりも子どもの情報収集と判断力は早かったな、と思います。



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