Skagit Bayの近くに、Snow Geese (スノーグース、和名は「ハクガン」)を見に行きました。
このへん(赤いAのあたり)です。 シアトルからはクルマで北へ1時間弱。
去年の春に行ったチューリップ畑の近くです。
毎年見に行っているKさんに連れてって頂いたのですが、「 うまい具合にいつも遭遇できるとは限らないのよねえ」なんて言っていたら、さっそく道端にいたいたいた〜〜!
大集団が。右にも…
左にも……見たわたす限りトリいぱーい。 (拡大↓)
この団体は、北極海から10週間かけて、はるばる3000マイル=4800キロも飛んで来て、この地域だけで毎年6万羽から10万羽が越冬するんだとか。
肥沃な河口地域の畑で、暖かい冬をたのしんでらっしゃる団体さん一行です。
すぐ近くの家の犬が吠えたからか、手前の団体さんがぞわぞわっとしたかと思うと、波が立つように飛び立った。
オアフのノースショアに来る、冬の大波のようでした。
2月の最後の週末に、スノーグース&バードウォッチングのフェスティバルも開かれるようです。サイトはこちら。
このサイトのスノーグース情報で、この団体さんの多くはロシアのWrangel Island(ランゲル島)から来る、とあったので、どんなところかちょっとみてみました。
2004年に世界遺産に登録された、北極海のガラパゴスのような貴重な生態系を持つ島。にもかかわらず、90年代はじめに放棄されたままの旧ソ連のレーダー基地跡がこんなことになっているようです。
画像はRussia Travel Blog からお借りしました。
Gorshkov Sergey さんという野生動物写真家の方の作品です。放射性物質を含む電池なども野ざらしに廃棄されたまま、有害物質が垂れ流しになっているという、スノーグースの故郷。ホッキョクグマやホッキョクギツネが廃墟の基地の中をうろうろしているという、美しいけれど衝撃的な光景です。
これらは2010年の写真ですが、世界遺産になったのにこれを片付けるだけの資金はどこからも出る気配もないらしいとは、あんまりな話です。
ここから何万羽もの鳥たちが来るのだから、ワシントン州にも関連の深い島。どうにかしたいものです。
美しい北極狐でしょうか。白い気品のある顔、・・・と思ったら厳しいところにいるんですね。
返信削除どうにかならないのでしょうかね。
このサイトの写真、ほんとに衝撃的でした。放置されたアンテナをゆすっているシロクマ…。なだか黙示録的ですよね。もう20年放置されてるって。本当にめちゃめちゃ危なかったらきっといくらなんでもどこかの団体が介入していると思いますが、汚染は目に見えないので怖いですよね。
削除いい感じの構図で写真撮れてますね!
返信削除密集したトリたちの表情がいいわ。
トランペッタースワン編は次回かな。
また一緒に写真撮りに行きましょうね。
Kaoru様、ほんとにありがとうございました!
削除またぜひぜひ、ご一緒させてくださいませ。
ハクチョウ編アップします!
凄い!!圧巻ですね!!!
返信削除東京にいると、鳥って、鳩くらいしか目に留まらない(雀、見なくなりました・・・)けれど、こちらに来てから、色々な鳥を目にするようになって、思わず、頑張って生き延びてね・・・って祈ってしまいます。鳥って近くで見るとちょっと哺乳類とは全然つくりが違うから、不思議な感じがするのですが、ロマンを感じる生き物です。
ZIZIさん、東京は雀も減りましたか? わたしがいたころはもの凄くカラスが増えて問題になっていましたが、その後だいぶ減ったようですね。
削除鳥ってほんと不思議ですよね。たしかにほ乳類とは違う原理で生きてるて感じですね。シアトル近辺は鳥の種類も豊富で楽しいです。