2016/01/18

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日曜日のパンサーズとの試合で、シーホークスのシーズンが終了してしまいました。

まさかの31点対ゼロ点というリードを取られ、このままでは50点対ゼロとか60点対ゼロというようなNFLプレイオフ史上初の黒い歴史を刻んでしまうのではないかと思わせた前半から、何かが降臨。

後半はまるで魂が入れ替わったかのように点をとりはじめるシーホークス。

ディフェンスから逃げながら0.2秒間の間にろくすっぽ見ないで投げたような(に見えた)ウィルソン君からの20ヤード強のパスをエンドゾーンの一番うしろのギリギリのところで15番カース君がキャッチした時には、顎が外れるかと思いました。

鼻が膨らんでいたパンサーズは後半ほとんどチャンスなしで1点も追加できず、あと一個タッチダウンが取れたらもしかして同点なの?そうなの?いけるんじゃないの?いや勝てるでしょ?というところまで追いついた。最終スコアは24ー31。この勢いで
あと5分あったら絶対勝ってた。
と、たぶんシアトル中が思った午後でした。

アメリカンフットボールは、まるでテレビCMのために作られたようなあの微妙な間のびしたタイムアウト制度と時計が秒単位で止まるシステム、遠くからおっちゃん達がごにょごにょと電波を使って司令を出す胡散臭さ、アメリカの会社組織をそのままコピーしたような完全な分業制など、複雑なルールとシステムがいっぱいあって組織が巨大でいつも同じドラマに感動している筋肉ヘッドのマチズモのカルトだと、実は数年前まで私はずっと思っていました。申し訳ありません。
こんなに面白くて精神的に消耗する、かつインスパイアリングなものだったとは。

ていうか他のチームのことはほとんど知りませんし、まだまだ謎なシステムが多くて理解しきれませんが。シーホークスだって人数多すぎて全然覚えられないし。

ともかく今シーズンもドラマがありすぎたシーホークスの試合は、いろいろ格別にインスパイアリングでした。

来シーズンも楽しみです。

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