先日、スクアミッシュ博物館のことを書いてて思い出しました。
去年の夏にも、スクアミッシュの居留地、ポート・マディソンにあるシアトル酋長のお墓に行ったのだった。まだ博物館の新館が出来るちょっと前でした。
湾から坂道をのぼった上にあるちんまりと可愛らしい木造の教会の裏手に、芝生の墓地があります。
シアトル酋長は、カソリックの洗礼を受けて、「ノア」という洗礼名をもらっていました。
亡くなったのは、居留地を制定した条約から10年後、80才のとき。
博物館のとこで書いたような事情で居留地ポート・マディソンの人口の半分以上は白人で、人種的な緊張もけっこうあったらしい。
シアトル酋長のお墓が、心ないヘイトクライムで荒らされたこともあったといいます。
ポート・マディソンでは20世紀初頭から毎年8月にシアトル酋長の名を冠した3日間のお祭り、「Chief Seattle Days」が開催されてるそうです。
シアトルからのフェリーが開通したと同時に始まったフェスティバル。
シアトル酋長の名にはやはり、人を結びつける力があるのでしょう。
こちらは居留地から大きな戦争に出征して戦死したネイティブ住民兵士のメモリアル。
第一次大戦の時にも、市民権さえないのに召集されてヨーロッパ戦線で亡くなったスクアミッシュの兵士がいました。
19世紀に焼かれてなくなった「オールドマンハウス」を模したコミュニティセンター。
部族の漁などのために新しく作られた波止場。
スクアミッシュだけではなく、ネイティブ部族の数少ない収入源の一つとなっているのはカジノ。ベインブリッジ島からキトサップ半島への橋をわたってすぐのとこにあるのがこの大きなカジノで、ここを右に折れるとポート・マディソンの小さな町があります。
昔「オールドマンハウス」があったあたりの風景。ほんとにのどかな、小さな港なのです。
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