2019/04/13

スクワット街灯と宝石商の橋 <フィレンツェ思い出し日記その1>


フィレンツェ思い出し日記!
もうひと月半も前なのか。はやっ。

ヴェネツィアからフィレンツェへは車で山越えをして、文字通り夜中に到着しました。

翌朝、ポンテヴェッキオという有名な橋にむかう途中でいきなり遭遇したのがこの、手すりの上でスクワットしてる街灯くん。

もうこの街灯ポストをみた瞬間に、わたくし、この街が死ぬほど好きだというのがわかりました。

どの時代にどなたがデザインしたものかまったく知りませんが、この脚。
この街灯が川沿いにしゃがんでいるこの姿を見ただけで、ここに住みたくなった。

ていうか、ここも、初めて行ったのに、帰ってきたよ久しぶりだね!という感じがする街だった。


橋のうえにぎっしり建てものが乗っている、ヴェッキオ橋。

上階にはメディチ家専用通路があったそうです。
「ヴァザーリの回廊」という名前のついてるこの通路、いまは改修中で、2021年に再オープンの予定だとか。気が長い感じがイタリアっぽい。



最初は肉屋がずらっとならんでいたのが、16世紀に橋の上にその専用通路を作ったメディチの人(コジモ1世)が、橋を通るときに<臭いから>という理由で肉屋たちを追い出し、金細工師たちの店入れ替えたというお話です。

肉屋さんは川に廃物を捨ててたんでしょうか。 相当臭かったんでしょうね。


いまは観光客むけにジュエリーショップが両側にずらりと並ぶ。


夏場は足の踏み場もないくらい混雑するそうですが、2月の末はこんなかんじでした。

ポリスのユニフォームも可愛い。左の二人。白いヘルメット。
コスプレ?と思うくらいカワイイですが、ちゃんと拳銃を携帯してるポリスウイメンでした。

ていうか街の人もみんなオシャレだ。


ヴェッキオ橋の上にある宝石屋さんで買ったスプーン。1本7ユーロなり。
メイド・イン・チャイナかもしれませんが、すごく満足。

ショウウィンドウに並んでたほかの品物たちとは2桁以上値段が違うので、ほんとうに7ユーロなのかちょっとドキドキしながら聞いてみた。

翼の生えたライオンはヴェネツィアの徽章。
右のはメディチ家の紋章なのか、フィレンツェ公国の徽章なのかよくわからない。
こんなに小額のお買い上げなのに、宝石屋さんはとっても丁寧に流麗な筆記体の領収書を書いてくれました。



これもフィレンツェの紅茶屋さんのお茶です。中国風のグリーンティーに松の実や花がはいってて、ヴァニラの香りがする「ミケランジェロの夢」。

できることなら毎月通いたいよ、フィレンツェ。また行く絶対。


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