木曜日、マウント・タコマまたの名をレーニア山のハイキングにいってきました。
高速道路から。シアトルは相変わらず盛大に煙っています。
山の上なら晴れているかと思いきや。
レーニア山の周辺も、なんだかまるで吉野の山々のように霞がかってました。
快晴なのに、空気が錆色。
アスターみたいな紫の花がたくさん咲いていました。
去年はやはりサンライズのスカイスクレイパー山に8月6日に行ったのですが、もっとずっと涼しかった。
こちらは去年の8月6日。空の色がぜんぜん違う。
今回もビジターセンターから「フローズン・レイク」にのぼり、ここから別の道をいきました。
今回は暑かったせいなのか、身体がすごく重くて、まじで倒れるかと思ったほどぜえぜえしました。
同行の息子によると、去年もその前も「死ぬかと思った」と私は言っていたそうですが、いや今回はほんとうに辛かった。
毎日30分散歩するくらいではあまりプラスになってないのだなあ。年々、ちゃくちゃくと体力は衰えているんですねー。もうちょっと身体動かさないとー。これも毎回言ってるなあ。
フローズンレイクのちょっと先の道を、マウンテンゴートが横断してました。
このあいだバラードの古物屋さんにいたのと同じヤギです。
30頭か40頭くらいの群れで、お母さんに連れられたちっちゃい子もいました。
ユキちゃん!
雪渓の上で寝そべって涼んで、道をわたって緑の野原へ。ヤギたちもやっぱり今年の夏は暑い!と思っているのでしょう。
大人のオスはかなり大きく、気が立つと向かってくるそうで、何年か前にはオリンピック半島でヤギによる殺人事件も起きているので、目をあわせず、遠巻きに見守る。
この赤いマルのなかにいるのがヤギたち。 なにかおいしい草があるのでしょうね。
ちょっと楽しそう。でも山羊には山羊なりの難しい社会があるのだろうな。
今回は、フローズン・レイクの前からのぼり道が出ているバロウズ・マウンテンというのに行きました。
去年は8月でもまだかなり雪がたくさん残っていたのに、今年は雪の上を通る場所はこれだけ。今年はほんとうに暑いんですね。
「ファースト・バロウズ」というピークを越して、ちょっと下って、もうひと登りしたところが「セカンド・バロウズ」山。
こののぼりが、辛かった。
山頂は平らで、岩の原っぱのようにひろびろしてます。
標高は7800フィート(2,377メートル)。
サンライズのビジターセンターからは、標高差1000フィートくらい。往復約8マイル(12キロ)くらいのコースです。
今回は出発したのが遅くて(うちを出たのが11時頃)、しかもトレイルの入り口を間違えてムダに登ったり下りたりしてしまったので、あるき始めたのが午後3時ちょっと前くらいという遅いハイキングでした。
山頂までは「もうダメです」と立ち止まっては休みながら、1時間30分くらい。 ヤギを見に行かなかったら1時間くらいでつけたかな。
目の前にタホマ山またの名をレーニア山が広がります。すごーい。ここまで来ると、もう死にそうに辛かったことなんか一瞬で忘れます。
左のゴツゴツしたピークは「リトル・タホマ」というそうです。
目の前にタホマ山のさえぎるもののない絶景。
パーキングから一時間ちょっとでこんなアルパインな絶景が独り占めできるこのコース、ちょっとした山歩きの気分を味わいたい方には超おすすめです。
これも広い山頂の一部。東のほうの空が烟ってました。
山頂でなにか食べていると、シマリスが食べものを盗みにきます。
人がいる>食べものがある とインプットされているらしく、おやシマリス君がやってきた、と写真を撮ろうとしていたら、迷いもせずにサンドイッチめがけて一直線に突進してきたので危ういところでひったくりました。
ついナッツなどをあげたくなるけど、餌付けをしてはいけません。
山頂でちょっとのんびりして、5時くらいに帰路へ。もうほとんど人がいない道だけど、まだちらほらと登ってくる人もいた。
夏のノースウェストは日が長いのでのんびり山歩きができますが、岩の陰から突然ヤギが出てきたらどうしようと、ちょっとだけビクビクしてました。
これはwhite pasqueflowerまたはwestern anemoneの種。
日本の「チングルマ」に似てますね。
こちら(上の写真)は2年前、6月にハイキングに行ったときにパラダイスのほう(レーニア山の反対側の山腹)で見た、花の状態。
平日だったので、パーキングも余裕でした。
毎年恒例の夏のハイキング行事になってきてるけど、できれば年に何度か行きたいなあ。
サンライズまではシアトルから片道2時間半。
もうちょっと近いといいんですけどね。
0 件のコメント:
コメントを投稿