いつまでニューヨークにいるつもりやねん、と自分でもつっこみを入れたくなりますが、帰ってきたのはもう1か月以上前です。
11日間のニューヨーク。
仕事はあんまり進まなかったけど………楽しかった。
6月末でも相当蒸し暑かったから、今は相当暑いんだろうな、とお天気アプリを見たら、そうでもなかった。今日は28度Cだって。
今週はシアトルのほうが暑いです。今日は32度C。
ニューヨーク最後の日は、2日目のメトロポリタン美術館をあとにしての、セントラルパークをとことこと横切って、別行動だったマダムMと自然史博物館の前で合流しました。
時間がなくて行けなかった自然史博物館。ここでもエジプト展をやってました。
やっぱり巨大。威圧するような建物だった。
建築の大きさというのは、その場に行ってみないと実感できませんね。
特に私が今まで住んでいたのが、ホノルルにしてもシアトルにしても、アメリカの中でも一番新しく、20世紀初頭には完全な辺境だった都市なので、ニューヨークのこういう建物群がその時代の「お手本」だったんだー、というのが実感できました。
たとえばシアトルのスミスタワーとか、キングストリート駅とかを作った建築家や施工主の心にスタンダードとして描かれていたのは、ニューヨークとか東海岸のこういう巨大建築だったんだなあ、というのが、ようやくのみこめた気がする。
自然史博物館の前のルーズベルト大統領像。
インディアンを従えてます。下にね。
「俺についてこい」って西の地平線を見据えてる感じ。
この人の時代はまさに、アメリカが太平洋で存在感を本格的に誇示しはじめたとき。
この博物館が舞台の『Night at the Museum』(『ナイトミュージアム』)ではロビン・ウイリアムズがテディ・ルーズベルト大統領でしたねー。
あのルーズベルト大統領は可愛らしかった。
セントラルパークの貯水池。
Citi Bikeを借りて、セントラルパーク内の自転車レーンもちょっとだけ走ってみた。
爽やかでした。大満足。
10代から20代の頃、すっごくニューヨークに行きたかったんだけど、ついに果たせないまま、ハワイと西海岸というニューヨークからはとおく離れた場所に20年近く住んだあとで、初めて対面したこの都会。
これがなぜかとても懐かしく感じて、初めて行った場所って気があんまりしなかったのです。
「わたし今ニューヨークにいるんだー。ほんとか?」とは何度も思ったけど、街の感覚は違和感がなく、むしろ「帰ってきた」って気がした。
米国のほかの都市、シカゴやサンフランシスコやニューオーリンズでこういう感じを受けたことはなかったんだけど。
前世で住んでいたんでなければ、数え切れないほどの映画やテレビで見たニューヨークの風景が無意識にくっきりとインプットされているせいかもしれません。
絵本のようにのどかな、夏のセントラルパークの風景でした。
秋のセントラルパークもいつか見てみたい!
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