2012/07/23

緑の毒



草や山々や 水や空が
ぼくの血のなかに 入りこみ
ぼくはいま 待っている
その ききめを

じぶんが緑になりかかっているな
と感ずるのは
草のためだ

『毒』 マリン・ソレスク より 木島始 訳




毎年夏になると思いだす詩です。


子どもの時買ってもらった木島始さんの訳詩集『やさしいうた』に載っていた、ルーマニアの詩人の作品。



堀内誠一さんの美しい挿絵つきの小さな本で、ラングストン・ヒューズの詩も初めてこの本で読んだのだった。

サンリオ出版刊。昔はサンリオもこんな本を出していたんですね。

サンリオSF文庫っていうのもあったんですよー。




シアトルの7月はなかなか暑くまではならなくて、まだ長袖2枚重ねたりしていますが、緑は元気に濃くなって、わさわさ繁っています。



にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

0 件のコメント:

コメントを投稿