(まだ続くカスケードループの旅、その4)
Twisp から南へ下り、コロンビア川沿いに出ます。
コロンビア川に沿ってWenatchee まで州道97号を南下。
川の途中にまたダムがありました。
これは Wells Dam。シアトルじゃなくてこの辺のダグラス郡に電気を供給するダムで、ダグラス郡の電力はほとんどここで作られてるとのこと。
Fish ladder (魚の通り道)が開けてあって、郡の人が毎月通る魚の数を数えています。
隣に鮭の孵化場もある。
このもうちょっと上流で、もう少し前に建設されたダムでは鮭の通り道を作らなかったため、産卵にさかのぼってくる鮭がすっかりいなくなってしまった
ダムが見下ろせるところにパーキングと休憩所があり、「runner」(日本語でも「ランナー」というらしい。川の中でぐるぐる回ってタービンにつながる水車の部分)が飾ってありました。
宇宙戦艦ヤマトのプロペラくらいの大きさがあります(多分)。すごく重そう。
べつに水力発電の勉強をしにカスケードループに行ったわけじゃないんだけど、行く先々につぎつぎとダムが現れるので、ワシントン州が水力発電の州だということがようくわかりました。
ダムを見下ろす崖の上に飾ってあった、絵が描かれた岩。 60年代にダムを建設したとき、川岸から削り出したもの。
コロンビア川流域には紀元前5000年前の住民の遺物も発見されています。
ダムが出来、両岸に道路が出来、土地が灌漑されてブドウやチェリーの畑が作られて、この150年ほどで住人とその生活は激変してきたけれど、地形や空は変わっていない。
少し先、Chelanの町の少し手前に、Natural Area というのがあったので寄ってみました。
Beebe Spring Natural Areaというのが正式名称。小川がコロンビア川に流れ込む一角に、自然の姿を再現したエリアでした。
道路からも目立つ、鮭を高くかかげる酋長の彫刻は、近くのColville居留地で育ったネイティブアメリカンのアーティストによるもの。
食糧の根をほる人々の彫刻が配されていて、150年前くらいの風景に想像を誘われる。
ブラックバードが歌う、平和な一画でした。
カスケードの東側は、チェリーの産地。州道の両脇にもチェリー園がたくさんあって、ちょうどレニアーチェリーやビングチェリーがたわわになってました。
たくさんの直売所があります。シアトルのスーパーで買うより安いので、Bing とRainer を2ポンドずつ(約1キロずつ)買ってしまいました。あとで消費するのが大変でした。
コロンビア川沿いにはブドウ畑もたくさん作られています。これもワイナリーなのか、単にバケーションハウスなのか、ブドウ畑に囲まれた邸宅が対岸に見えました。
後ろの乾いた山と、灌漑された緑の畑が衝撃的なコントラスト。
見慣れた風景なので、思わず『にっ!』とひそかに微笑んでしまいました。
返信削除チェリーはおいしそうなので、つい沢山買っちゃいますよね~!
でも後でお腹の心配をしながら、すこしずーつ食べるんですね。
おいしくて止まらないので、お気をつけください。
(と、自分によく言いきかせてることなんですけど!)
最後の写真は、Tomozoさん、Douglas(あ!まただ!!)Co.の方を見て写真を撮られましたか?
この川沿いに建てられている家々は、みーんなほとんどバケーションハウスか、年間通して住んでいる普通の(と、言っても大邸宅!)家らしいですよ。
Douglas Co.側ののある場所・・・私もどれだか教えてもらえなかった・・・には、超有名なカントリーシンガーの家があるそうです。
どれも大きな家なので、どれかな~?と興味津々でした。
楽しい旅をされたようで、良かったですね!
(・・・ニュースでまたこの地域での山火事の事を知りました。毎年のこととはいえ、嫌ですねぇ・・・。)
オレンジ猫さん、こんにちは。このあたり、オレンジ猫さんの縄張りでしたか(笑)。
削除初めて行った地域ですが、面白かったです。
チェリーはさすがに買いすぎでしたw おかげでチェリーパイに挑戦するはめに。
最後の写真は、Chelan をすぎたあたりで、川の東側からChelan側を見ています。「普通の」!家なのか~。
この辺、ほんとにスケールの大きな豪邸がたくさんありますねえ。
山火事、ちょうどこの辺なんですよね。大きな被害がないと良いですね。