2019/07/23

市会議員候補とマリファナを


先週ひさしぶりに行った、隣町クイーン・アンのケリー・パークから見たシアトル・ダウンタウン。あいにくの曇り空でした。ビルがたて込んでますねー。
 
シアトルのタウン紙『The Stranger』をパラパラみてたら、こんな記事が。

 ”Smoking Weed with City Council Candidates
「市会議員候補たちとマリファナ吸ってみた」

City Council、市議会議員の選挙は今年8月に予備選、11月に本選挙がおこなわれますが、その55人の候補にThe Stranger紙が
「うちの編集部に来ていっしょにマリファナ吸いながら語り合いませんか」
と招待してみたところ、5人がのこのこやってきたとのこと。


生ゴミ包もうと思って濡れた手でさわったので汚れてます、すいません。

出席した5人のほか、「参加したいのですが妊娠中なので辞退します」という人や、「せっかくですがわたくし市の職員なので、職場から大麻使用が禁じられているため参加できません」という人も2名いたそうです。

ご存知のようにワシントン州では2012年の選挙で大麻のレクリエーション使用が合法になりました。(医療用マリファナ使用は1998年に合法化されてて、実質的にはほぼ誰でも使えるようにはなっていたのですがあくまで濃いグレーゾーンだった)

官庁の方針で大麻使用が禁止というのは、連邦政府ではあいかわらず大麻使用が違法なため。(医療従事者や運輸業など、連邦の規制をうけてる職業の人たちも、休みの日でも大麻の使用は禁止されてるそうです。)

あと、19歳の市会議員候補者が参加を希望してきたものの、編集部では「大人になってから出直してきてね」とお断りしたそうですwwww(大麻のレクリエーション使用が合法なのは21歳以上のみ)。

大麻の会に参加した5名の市会議員候補者のうち、ひとりは元警官。昔は大麻所持者をしょっぴいていた当事者だけに、「シュールな光景だった」とこの記事は伝えてます。

たしかにそうだ。でも連邦と州とでこれほど大きな問題に齟齬があるっていうこの国がそもそもシュールです。

でもこの元警官の人(Jim Pugelさん)は大麻成分のクリームを足に塗っただけで、みんなのパイプから煙が漂いだすと「喘息もちなので」とそうそうに退散したとか。

参加者の別の一人は、紙巻きにしたの2本、2種類の「フラワー」(大麻の花の部分で、こちらをパイプや水パイプに詰めて吸引するのがもっとも普通の吸い方)、2種類のヴェイプ・カートリッジ(蚊よけじゃなくて電子タバコ、こういうやつ)、さらにマリファナ成分が入っているクッキーひと袋を持参して「まるで大麻ディーラーのように」登場したそうですが、実際この人はレクリエーションマリファナのお店を持ってるほんものの「ディーラー」なのだそうでw。

The Stranger らしいバカ企画ですが、対談内容も
「えーと、今なんて言ってたんだっけ?」
「あれぇ〜、僕いま何言ってたんだっけ?」
 と、さまよっていたようです。

 パープル・ヘイズの中から
 「シアトルは車を優先しすぎるよね。新しい橋の上に駐車スペースを作るなんて最低すぎ」
「そうだよね、イタリアのポンテ・ベッキオみたいに橋の上に店を作ったらどうかな!」
なんていうアイデアがでてきたそうですけどw
 

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