2019/09/22

鬼の醜草と秋の豚汁


紫の花がめだつ秋口。


アスター。別名はウィキによるとオニノシコグサ(鬼の醜草)、ジュウゴヤソウ(十五夜草)、オモイグサ(思い草)。

鬼の醜草ってどういうことよ?とおもったら、今昔物語にも収録されている昔話に起源があるそうです。

兄弟二人、萱草、紫苑を植うる話

なくなった父親の墓にこの花を手向けて、父のことを忘れないように墓参りを欠かさなかった息子に、墓守の鬼が感心して予知能力をさずけてやったという話。
兄は辛いから忘れてしまおうと「忘れ草」を植え、弟は父を忘れることのないようにと「思い草」を植えたんですって。


万葉集にも登場している。

 忘れ草我が下紐に付けたれど醜の醜草言にしありけり −大伴旅人

大意:(恋しくてしょうがない人を忘れたいので忘れ草を身につけたけど、ちっとも効き目がないじゃないかよ、名前ばっかりだな)

この歌では「忘れ草」が「鬼の醜草」と呼ばれてますね。

昔のひとは草にいろいろ難題をふっかけていたようです。



鬼のような形相のCT3号。
さいきんちょっと耳が遠くなってきたそうですが、あいかわらず、がんこでかわいい。


CTちゃんに秋の食卓におよばれ。


マグノリアにお住まいのYさんちで採れた梨もいただいた。
とても小ぶりだけど、二十世紀梨みたいな、甘くて香りのよい梨でした。


秋は豚汁。

「優しい味」という言葉が鳥肌たつほど嫌いだというCTちゃん作、秋ごはん。
優しい味やw


にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

0 件のコメント:

コメントを投稿