2014/05/01

クラホウヤ


ヴァション島へのフェリーは、ベインブリッジ島に行くやつよりずっと小ぶり。


今回はキトサップ半島から乗ってヴァション島で下りて、またヴァション島からウェストシアトルにわたるコースで乗りました。

ヴァション島には切符売場はなくて、乗るときに往復または最終目的地までの運賃を支払うしくみ。

たしかに島には船でしか行けないから、合理的なシステムなのでしょう。
でも、何ヶ月かずっと島から出ないよっていう時はどうするんだろう。



船の名前はクラホウヤ。チヌーク交易語で「ハロー」という意味だそうです。 

いかにもヴァション島的なおじさまが日なたで読書中。




このフェリー、アメリカ版の『リング』に出てきたやつ(「タマラ」の手がかりをもとめて薄ら寂しい孤島へ行くフェリーで、馬が急に暴れだしてトラックの荷台を蹴破って海に飛び込む)と同じだと思う。

あれも暗い映画だった。
シアトルに引っ越す前に観てしまって、「本当にこんなに暗くて湿っぽいとこなんだろうか」と少しブルーになった。
冬のシアトルの描写としてはステレオタイプ的ながら的確というしかないですが、春になって陽が照ると全然違う土地のようになってしまう。二重人格な都市です。

今週、ツツジが咲き終わったら急に夏がきて、今日なんか一気に華氏86度/摂氏29度!
 
5月のはじめにここまで急に暑くなるのは異常ですが、とにかく、急に爽やかな緑の華々しい初夏の世界がひらけています。


 

フェリーのクラシックなベンチ。ゆっくり乗っていたくなりますが、向こう岸まで20分なのであっという間です。

アラスカに行くフェリー(クルーズ船じゃなく)というのにもそのうち乗ってみたい。

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