2021/12/13

書店の美麗ラッピングと小さなきつね



このあいだ行った放射線科のクリニックに飾ってあった、サケ君。かわいいなあ。このウロコの手作り感がいいですねー。




ひさびさに、キャピトル・ヒルのThe Elliot Bay Book Companyに行ってきました。

本好きのシアトルの人びとで、かなり盛況でした。
全米で、これほどリアル書店が元気に生き残っている街も少ないのではないか。


いまここで本を買うと、ギフト用に無料で綺麗にラッピングしてくれます。
それがまた、びっくりするほどセンスよく、オリジナルステッカーとリボンつきです。

 

 



この厚めのざらざらした紙も温かみがあって嬉しい。

ホノルルで、少年サッカーチームの遠征資金あつめのためにいろんな活動をしていたなかに、ショッピングモール内の書店でのギフトラッピングというのもありました。(洗車から電話帳配達まで、ほんとにいろいろやったなあ…。)

「アメリカ人は不器用」と勝手に思いこんでいたので、女性コーチのジンジャーちゃんはじめ、チームのママたちが驚くような技を次々に繰り出して、とても無理!と思うような大型で正方形とか長方形ではない難しいかたちのギフト(本屋なのに、なぜかぜんぜん関係ない店のギフトを持ち込む人が続出していました)を次々にラッピングしていく手腕に目をみはったものでした。

いまだに「キャラメルづつみ」しかできないわたくしです。



故U.K.ル・グウィンさんのコーナーで目を惹いた、「The Books of Earthsea」。

日本では『ゲド戦記』として知られているシリーズの全作に未発表短編が加わった、イラストつきの豪華版です。



書店員「ローラ」ちゃんと「ローレン」ちゃんのおすすめポップがつけられていて、心がなごむ。

「1)アイコニックな作品だし、2)現実からひとときデリシャスな世界にエスケープできるし、3)欲と腐敗と嫌悪の力に対するとってもパワフルな、解毒剤」

という紹介には、拍手をおくりたいです。年末に腰を据えて読み直すのもいいし、未読の短編も気になるのだけど、このまさに電話帳級(もはや2000年代生まれには電話帳っていっても通じないんだろうなあ)のボリュームに尻込みしてして、やめました。



そして来年の手帳を購入。迷ったすえに、MOLESKINEの『星の王子さま』のきつね柄のおめでたい赤手帳にしました。

ええ、数えで58歳ですが。赤いちゃんちゃんこを、先取り的な。

来年は、ますますおめでたい年になるに違いないのです。

 


 

 手帳の「腰帯」に、切り取って折り紙にせよという指示がついていました。小さいキツネができるはずだというのです。

しかし日本人にあるまじき不器用さにより、なんとなく、疲れたかんじのきつねになってしまいました。 幼稚園のときから折り紙はニガテです。折れるのは鶴だけです。

 

 

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