火曜日の午後の「レッドスクエア」。本当に気持ちのよい午後だった。
左が1970年代に建てられた「 Kane Hall」。「建築鑑賞151」のクラスはこのホールの中での講義だった。
このケーン・ホールは、右のスザロ図書館(1926年建築)へのオマージュというか、そのかたちを模したものだという。
こうして並べてみると、ほーなるほどね!と思いますね。
1970年代のこのまったくそっけない様式は「ブルータリズム」と呼ばれていて、現在ではあまり人気がない。
「建築鑑賞」のクラスでも、講師のキャサリン先生が「このケーン・ホールが好きな人いる?」ときいたら、手をあげたのは2人だけだった。
それに対して、「じゃあスザロ図書館は?」という問いには、教室のほとんどが手をあげていた。
やっぱりさすがに「大学のタマシイ」。
でもわたしはケーン・ホールも嫌いじゃない。
60年代〜70年代の、ゴテゴテした装飾は捨てて、前に進むんだ!という気概は悪くないし魅力的だとおもう。しかし人類の進歩を過信しすぎて自然破壊とか公害を引き起こしたその時代のセンシティビティのなさが憎まれているのではないか。
時代の好みはいったりきたりするものですね。
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