2018/06/06

長かった学生生活、そして気合いの問題

 
火曜日、無事に言語学の最終試験が終了しました〜!

これでひとまず大学生活は終了なり!(の、はずだ……。汗)

今週は卒業式ウィーク。学部の小さな式があったのか、ガウンと角帽姿の卒業生とご家族がキャンパスのあちこちにたくさんいて写真を撮ってました。

 わたしはセレモニーはとくに興味がないので、完全にスルーしました(学部ないし)。なにしろ卒業する人が5,500人もいるので、スタジアムでの卒業式は早朝から一日がかりの大イベントなんです。そんなの大変すぎる。

でも去年の息子の帽子とガウンを借りて写真だけ撮っておこうかな。


いや〜、長い道のりだったなや〜、と、試験が終わったあと、クアッドの木陰のベンチにひとりで座ってもそもそとスタバのサンドイッチを食べながら感慨にひたる(地味)。

しみじみー。

泣けるほど気持ちの良い午後でした。

ありがたや〜〜。

ホノルルのコミュニティ・カレッジから数えると、子どもが学校にいってた期間17年間よりも長い学生生活であったよwwww。子どもがプリスクールの時に心理学101の講座とか取ってたなあ(すごく面白かった)。しみじみ。

こんな謎のおばちゃんにも教育の機会をわりと気軽に与えてくれるアメリカの懐の深さに、ほんとうに感謝です。

縁あってこの美しいキャパスで、ずっと取りたかった言語学や美術史、歴史の講義を聞いて単位がとれたって、なんと恵まれていたことでしょうか。ありがたやありがたや。

言語学の最終試験は中間試験よりも問題数が多かったけど、その分時間もほぼ2倍になって、気持ちがラクでした。

72問で(マークシート方式の選択式)制限時間は1時間50分。今回は中間試験と違って、見直す時間もありました。

72問中、いったいこの単語は何でしたかしら?まったく覚えがございませんが…というのが3つくらいあったから100点満点は取れなかったと思うけど、まあよろしかったんじゃないかしら。

試験時間は2時間ちかくあったのに開始から35分くらいで提出して帰る子たちがちらほら出はじめ、ええっ時間読み間違えた?と一瞬あせりました。

問題の内容は、そのコンセプトと用語を理解していればそれほど考えずに答えられる、すごく頭をひねるようなものではなかったのだけど、それにしたって35分で72問を解くには、1問につき4行から5行の問題文を読み、さらに最大5択の選択肢も注意深く読むという作業を30秒間でやらないといけないわけです。

まあ中には10秒で問題を読んで答えられるイエス・ノー問題もあったけど、ほとんどの問題は問題文と回答を読んで理解するのにわたしの場合、1分くらいはかかったし、少し集中力が落ちると数分かかってしまう。

それに、ひっかけに近いような書き方をしている問題もあり、注意深く読まないとケアレスミスをしやすい。(実際見直したら理解は合ってても選択肢間違ってたのが2つもあった)

超速で試験を終えて帰っていった子たちは、1)めっちゃ頭がよくて情報処理がスーパーに速いか、2)「この試験ではこれだけの点数を取れば良い」という範囲を見切ってほかのことに時間を使っているかのどっちかなんでしょうね。

何年たっても英語を読むのは絶対に日本語で読むのと同じスピードにはなりません。
でも、気合いの入れ方でものすごく変わるなあ、というのは最近すごく実感します。
(いまさらか!)

翻訳の仕事でもいかにベストな状態で集中して時間を使えるかによって出来上がり高とクオリティ、すなわち自分の時給が変わってくるので死活問題です。

与えられた時間はいずれにしても有限なので、有効に使うにはやっぱり気合いすなわち集中力だなあ、と、久々にペーパー試験というものを受けて、あらためて思ったのでした。

中間試験では気合が足りなかったな。頭の中が雑然としているとダメですね。

もちろんその前段階として、情報がきちんと整理されて格納されてないとおはなしにならないけどね。

ということで、わたしみたいに毎日ボンヤリ暮らしている人には、たまには試験みたいな機会が必要だわと思いました。小学生か。
 
自慢じゃないけど、ボンヤリするのは超得意。気づくとどこかに1時間がなくなってしまっているなんてことがよくあります。ボンヤリする時間はそれはそれで貴重なのだけど、いいかげんもうちっと意識的に時間を使えよと、やんわり諭されている気がする。なにしろ4年分の大学卒業するのに20年ちかくかかる人ですからね。

さー、学費もちょこっとお借りしていることだし、頑張って仕事しなきゃ。気合い〜(すでに抜けている)。



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