2020/03/13

本日のシアトル市内の売り場状況とキャベツ炒め


今日のシアトルは一日雨でした。シアトルらしい、細かい雨。気温は3度C。まだ寒い。
天気予報では雪マークがついてたけど、市内はそこまでは冷え込みませんでした。

ホワイトハウスから非常事態宣言のでた金曜日。

シアトルでは市内の図書館が明日から全館、まる1か月閉鎖されることになりました。

バラードの映画館もしばらく閉館するそうです。



昨日も散歩以外ずっと家にいたので近所のお店パトロール。

TARGETは、トイレットペーパーはなかったけど、ワイプ(除菌じゃないやつ)は少しあり、「品薄につき、本日よりお客様お一人につき1点のみとさせていただきます」というお知らせが貼ってありました。


 そのとなりのバラードマーケットには、まだトイレットペーパーがありましたよ。

サニタイザーはどちらにもなし。消毒用アルコールもまったくなし。いつになったら店頭に戻ってくるんだろう。

アマゾンでも、トイレットペーパーは80個入りのしか在庫がなくなってます。80個…。
うちにはまだ2週間分くらいはあるので買わないけど、来週になっても店頭に在庫が戻らなかったらちょっと心配になってくる。節約して使おう。

むかしむかし、石油ショックというものがあってのう。そのときも店頭からトイレットペーパーが消え、小学校では「トイレの紙は30センチ以上使わないようにしましょう」というお達しがあったのじゃよ。


スーパーの入り口には、ショッピングカートを消毒する部隊が配置されてました。

そして今日はお店が混んでいた。

いつもの金曜の夕方より少し混んでるくらい。紙以外の食品は品薄ではないし、みんなニコニコもしてないけど殺気立ってるわけでもなく、みなやや疲れた顔で、しかし落ち着いてお買い物をしていました。

思いのほか混んでいたので、売り場で人とすれ違うときにちょっと息をとめてみたりした(笑)。



歩いていける近所にお店があって日用品がなんでも苦労せずに手にはいるのが当たり前だと思って暮らしているなんて、まあなんて贅沢な生活を送っているのでしょう。

野菜やトイレットペーパーを買いにいったり、コーヒーを飲みに出かけたり、友人と集まったり、映画を見に行ったり、が当たり前にできてる毎日って、奇跡のように幸せな毎日ですよね。




ボストンへの往復の飛行機などでちょろちょろと読んでいた井上荒野さんの中編を読み終わりました。

私鉄沿線の商店街でお惣菜屋さんを営む、50代〜60代の3人の独身おばちゃんのお話。
井上荒野さん大好き。いい人なんだろうなーと思う。
登場人物に、底意地の悪い人は一人もでてこない。

若いときのようなベタベタの「ベストフレンドフォーエバー」を夢見る関係ではなく、お互いに期待せず、ある意味冷めた目で突き放すようでありながら、それなりにいたわりあい、心地良い距離を保って生きている、愉快なおばちゃんたち。それぞれちょっと残念な過去とつきあいつつ、おいしいものを食べて日々を楽しむ。

料理ができるっていいなー。わたしは料理は好きなほうではあるけど「得意」とまではいえなくて、記憶力が悪くてレシピが覚えられず、いまでも苦手意識のほうが強いです。
母のほうがだんぜん料理上手でした。片づけられない人だったけど、母。

「料理が得意な人にならなければ」という謎の焦りがあるのに、素材を手にとると次々にレシピが浮かんでくる域には達してなくて、アイデアの貧しさに冷や汗がでてくる。

なにを力んでいるんだろうか、自分(笑)。クックパッドがあってとりあえず助かってます。

3人がキャベツを前にメニューを相談している場面。

***
「ロールキャベツもちょっと暑苦しいわねえ」
「カレー味にしたらどう?鶏、買ったんでしょう?挽かないで賽の目にして、ピーマンかなんかと包んで」
「コールスローは?鯵フライのつけあわせにもいいんじゃない」
「甘酢もいいよね、さっぱりしてて。唐辛子いれて、ちょっとぴりっとさせてさ」
「すぐ食べるんだったら、やっぱいちばんおいしいのはキャベツ炒めだよねえ」
「ああ、そうねえ、キャベツ炒め、わたしも大好き。バターで炒めてお醤油じゃっとかけて」
***

わたしもキャベツ炒めはバターに醤油が好き。かつをぶしを入れるのも好きです。
きょうはキャベツ炒めにしようかな。 




にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

0 件のコメント:

コメントを投稿