10月のMITさんぽのつづき。
グレート・ドームのあるビルを出ててこてこと歩いていくと、広場に黒い物体がありました。
どことなく、ウイルスみたいな。
アレクサンダー・カルダーのLe Grande Voile (The Big Sail)。
「大きな帆」。
カルダー大好き。マダムMと
ホイットニー美術館で観たカルダー展、あれほんとに面白かった。
これは1965年の作品。
これがまた、この広場にとっても似合うのです。シンプルなブロックのようなビル(これもかなり好き)に向かい合った、この作品のために用意された広場。
すごくとげとげとした直線的でアグレッシブな面もあり、
角度を変えてみるとオーガニックなかたちになったり。
なるほどこれは「帆」ですね。
このスケール感が、この広場にほんと、ちょうどよくおさまってる感じ。
シアトルのオリンピック彫刻公園みたいに、屋外作品がまとめていくつも設置されているのもよいのだけど、わたしは巨大屋外彫刻はどっちかというと、こういう日常の風景のなかにポンと置かれているのが好きです。
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