2018/07/16
深川不動尊、お茶漬け、カフェ犬、漱石先生墓所
本日シアトルに戻りました!涼しい!いやシアトルにしたらマックスに近いくらい暑いけど、東京に比べたら天と地です。だって散歩をしても全身汗まみれにならない。
さっき近所のスーパーに行ったらレジのおばちゃんが、あついからミニ扇風機を据え付けているのだと自慢したので「いや実は今日トーキョーから帰ってきたんだけどね…」と、昨日までの地獄の暑さをひとしきり自慢してきました。暑さマウントしてどうする。
そんな熱暑のトーキョーの最終日ちかく、にゃを美先生と訪ねた深川不動尊。
この写真だと人気がなく見えるけど、午後の不動尊はけっこう賑わっていました。
旧本堂の隣にあたらしいビルが(こっちが新しい本堂だそうです)完成してて、全体が梵字でおおわれている、斬新なデザイン。
ほかの場所だったら80年代ディスコのように見えてしまうであろう黒と金のカラーも、この場にはふさわしく、かっこよい。
不動尊のサイトによると、やはりこの梵字は不動明王の真言だそうです。
やさしい笑顔の童子さんが両脇に。
にゃを美先生はこの童子さんがことにお気に入りのようすでした。
午後3時のお護摩に参加しました。ここは1日に何度も護摩があり、祈祷を申し込まなくても誰でも参加できます。外国人観光客さんも何組か来てて、最前列に座ってました。
堂内はもちろん撮影禁止なので写真はないのだけど、ここのお護摩はすごい迫力です。
大太鼓が3基に、読経される僧侶の方は4人か5人。
それほど大きくないお堂のなかに響く、太鼓の威力がすごい。中心の太鼓をたたく僧侶の方の後ろ姿がまたかっこいいのです。
時間は40分ほど。最後に、若い僧侶の方が10分ほど、心のこもったお話をされていました。
そして前々から行きたかった、門前の角にある「近為」(きんため)のお茶漬け定食!
深川あさり茶漬けの定食にしました。お漬物がたくさん、鮭の西京焼き、切り干し大根の煮付けもついてくる。
お茶漬けのお湯はまんなかの釜から木杓ですくうシステム。
京都のお漬物やさんだけど、この江戸下町の門前町にぴったり溶け込んでます。
お茶漬け定食1650円はちょっと贅沢だけど、また来たくなる
その数軒先は、新しそうなオサレカフェ。
お向かいが仏具屋さんという絶妙なロケーションで、オーナーさんなのか近所のおじさんなのか、柴犬を連れたザ・下町という風情ある素敵おじさまが、縁台でカフェラテを飲みながら、道行く顔見知りさんたちに挨拶をしていた。
ご近所感がとてもステキなカフェ。昭和モダンふうのすっきりした内装もオシャレで
水出し珈琲もおいしかった。
この日は東京ではお盆の入りで、路地では迎え火をたいている家もありました。
お盆に合わせたというわけでもないのだけど、不動尊に行く前に、夏目漱石先生の墓所へもおまいりしてきました。
この次東京に行ったら行こうと思ってリストにあげてあったので、日傘、水筒、扇子で装備をかためて決行。
大塚駅から都電に乗って雑司が谷駅へ。
霊園は駅から1分。しかし入り口から漱石先生のお墓まで7分くらい。
そのあいだに推定200ミリリットル分くらい汗かいた。日傘をさしても、あちかった。
ありました!駅前の花屋で買ったリンドウを心ばかりのお供えに。
ミンミンゼミが啼いていた。
あちかった。お線香に火をつけるあいだにも、どぼどぼと音がするような滝汗がしたたる。
裏側。漱石先生と奥様の鏡子夫人(本名は清さん)、そして『硝子戸の中』だったかな、作品にも出てきた、幼くて亡くなってしまった娘さんの名が刻まれてました。
猛暑だけれど、青空は爽やかでした。
しかし、まぢであちかった。
東京および日本の暑いところにいらっしゃる皆様! どうぞ水分たくさんとって、残りの夏を乗り切ってくださいね!!
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こばちんです。無事帰れたようで何よりです。今度日本に来るときは涼しい季節かポカポカした季節に来て、いろんなところを探訪してみて下さいな。
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