約4年ぶり、約3週間の日本への旅から帰ってきました。
異国に住み始めてそろそろ20年になろうとしているこの頃。母国への短い滞在が「帰省」ではなくて完全に「旅」になってしまったようです。
この20年の間に両親とも亡くしてしまったこともあるのですが、自分の国との縁が少し薄くなったように感じていたものの、やっぱり会いたい人はたくさんいて、食べたいもの、見たいもの、触れたいものも数え始めたらキリがなく。とても忙しい滞在で、全然時間が足りませんでしたが、勝手に少し疎遠になっていたように感じていた日本が思ったよりも全然変わっていないことを発見して、ほっとしたりもしました。
滞在中はとにかくほとんど毎日出歩いていたので、ブログは触ることもできませんでしたが、ぼちぼちとアップして行きますので、おつきあいいただければ嬉しいです。
さてとりあえず出発日のシアトル・タコマ国際空港。
ターミナル中央にあるこの巨大な窓の広場は本当にドラマチックな空間で、毎回ここに来るだけで軽く舞い上がります。
ここにはシアトルの誇るクラムチャウダーの店 Ivar's もあるし、その向かいにある雑貨の店 Fireworks も変わったものがたくさんあって楽しいし、Dilettante Chocolates のこってりショコラ（カカオの含有率31％の「ホワイト」から72％の「ダーク」まで、濃さが5段階で選べる）が飲めるコーヒーショップもあるので、早めにチェックインしてここでゆっくり過ごさないと損したように感じてしまいます。
今回は夕方発、羽田空港に夜の10時半に到着するデルタ便でした。
チケットを取った時にはこんなに遅い便だということに気づかず、うちの実家というか弟の家は東京のはての多摩地区なので、果たしてたどり着けるのか？と 不安だったのですが、立川行きのリムジンバス11時半発、というのに乗れました。0時過ぎに出る国分寺行きというのもあって、心配するほどのこともありませんでした。
ウェブの時刻表にはなぜか11時以降の便が表示されていないので、終電でどこまで行けるか、なんてあれこれ対策を考えていたのですが、余計な心配させないでほしい～。
デルタ便の楽しいところは、いわゆるスッチーががっちりした小学校の先生みたいなおばちゃん揃いで気さくなこと。たまにアジア系の航空会社に乗ると、乗務員さんが皆、身綺麗に整えたたおやかな美しい若いお嬢さん揃いなのに驚愕しますが、米国系航空会社の乗務員はガチで強そうな人が多い。今回は身長190センチくらいのガタイの良いゲイの乗務員さんもいて、またこの人が特別にフレンドリーで感じが良かったです。
ただ食事はとてつもなくまずいので、行きも帰りも搭乗前にしっかり食べて、おやつも持参で臨みました。正解でした。
羽田に着いて空港のトイレで、あまりにハイテクすぎて水を流すボタンがどれだか理解するのに時間がかかったり、空港からのバスの車内の清潔さ、車窓から見るすれ違う車がどれもへこんだりしてなくてピカピカであること、道路が穴とか全然あいてなくてまるでできたてホヤホヤのように美しいことなどに改めて感動しつつ、短い日本の旅の始まりに興奮していたのでした。
そうなんだね。外から久しぶりにみると日本て道路や走ってる車がきれいなんですね。
返信削除デルタ航空のスッチーがわたしみたいだった？ いいね。
りょんさん、いやー本当に日本の車ってみんなピカピカです。うちの前にいつも停まってる車なんて、たぶんもう30年もので、トランクのフタが針金でくくりつけてある。窓ガラスがなくてタオルで代用してる車とか良くみますし。あれって日本じゃ車検通らないよね、きっと。
削除デルタのスッチーさんたちは、りょんさんの3倍くらいの横幅がありそうでしたよ。通路通るのすれすれ、みたいなｗｗ
Tomozoさん、おかえりなさい。4年ぶりの日本でしたか。
返信削除日本の道路は実になめらかですよね。トイレも至れり尽くせり。電車の椅子も座り心地ばっちり。これらは「普通」じゃないんだと感謝しませんとね。
タコマ空港は新しくなったのですね？あの巨大な窓からはタコマ富士が見えたりするのでしょうか。なんだか拝みそうになる写真です。
日本も良いけど、お戻りになればやっぱりホッとなさるでしょう。お疲れさまでしたね～。
miyukiさん、トイレのフタが自動で開くし、座ると音が流れるし…。
削除これが「普通」だって、なんだか本当にすごい国だなあと思います。いろいろな意味で、日本の普通は全然普通じゃないですよね。アメリカの「普通」も外では通用しませんけど。
シアトルタコマ空港は2003年に改築したらしいです。私が最初にシアトルに遊びに来た2008年には、もうこの窓があって、ディレッタントチョコのショコラが飲めました。Ivar's でとどめのチャウダーを食べたのを覚えてます。
タコマ富士は方角的に見えてもよさそうですが、いつも曇天なので姿が見えませんｗ
帰りの飛行機の窓からは白い山の姿が見えて、帰ってきたなーという気がしました。ハワイに住んでいた時は、ダイヤモンドヘッドが見えると、あー帰って来たなー、と思ったのでしたが。
空港を出た瞬間から空気がさらっとしてて、爽やかでしたー。日本の湿気は閉口でしたが、こちらに戻ってみると懐かしいです。ないものねだりですね。
こんにちは！日本へ行かれてたのですねー。いいですね。梅雨時の日本も、じりじりと暑い地に住んでいる私には羨ましいかも。懐かしい人たちとおいしいものさえ食べられたら、それで満足ですね。
返信削除羽田行きの深夜（？）便、気になってたんです。
羽田だとそこから車に乗れば、家までは３０～４０分もあれば着くので。
でも時間が遅いと言うのはどうかなあ・・・？と思ってました。
１０時半くらいならまだいいですね。
わかります！
リムジンバスからの眺め・・・と言うか、道路もきれい！行きかう車も絶対新車に違いない！と思うものばかりで、そしてほとんどの乗用車は「箱っぽい車」じゃないですか？？
高い位置から覗き込むと、皆ＧＰＳ付きで、テレビを観てる人もいますよね。
（運転手は見てないといいなあ～。）
なんか不思議な感覚になります。
もう自分もただの旅行者になってしまったのかな？みたいな。
怖いのは、リムジンバスがトールブースを「ばあーっ！」と走りぬける事。
ひやっ！とします。
タクシーもそうだけど、狭いところをそんなに速く通らんでも・・・（汗）！と思います。
空港ってワクワクする場所ですよね！
私も必ず隅からすみまで歩き回って見るのが好きです。
おれんぢ猫さん、ご無沙汰です！ ああ、東ワシントンは猛暑ですよね。お体お大切にお過ごしください。
削除羽田行きデルタ便、到着予定が10時20分で、実際についたのが10時40分。荷物が出てくるのを待って税関通って、てしてると結局11時を回ってました。（それでも深夜のせいか、入国審査がとっても早かったのですが）ご自宅がお近いのなら、羽田は便利ですよね。
ただ、帰りの便も出発が深夜12時半なので、帰りは相当に疲れました。出発日にまる1日遊べるのはいいんですが、到着が夕方なのであまり眠れず、疲れが持ち越しに。年ですね。
日本は乗用車も公共交通期間もほんとに綺麗ですね。
社会にお金が行き渡っていたってことなんだろうなあ、と思いました。（過去形？）
そう、そして道がせまい～～。アメリカの片側6車線に慣れてしまった身には、もう日本の猫道みたいな道路は恐ろしくて運転できません。友人や弟の運転する車に乗っていて、あまりに狭い道路をスピード落とさずにすり抜けるので、うああ～！と髪の毛逆立ちっぱなしでした。以前は自分もそうやって運転してたんですけどね…。記憶のかなた…。
久しぶりの訪日、楽しんだご様子、良かったですね。
返信削除私は、滞在先が亀戸なので、成田行きです。夕方４時過ぎなので、気に入っています。
日本に住んでいる人達は当たり前でしょうが、これってスゴイことですよね。海外組としては。
去年日本へ帰った時、トイレのドアを開けると、自動的にトイレの蓋が上がったのには驚き。
携帯で動画を撮ろうとしたのですが、上手くいきませんでした。
トイレの中で、しばらくウロウロしていました。（お上りさん、丸出し）；＾＾
sakuraさん、夕方4時頃着ってちょうど疲れなくっていいですよね。深夜発着は時間はフルに使えるけれど、疲れもマックス。次回はやっぱり避けようと思います。
削除トイレのフタが自動で上がったの、あった~！面白くて何度もやってしまいました。
あと、ウォシュレットの中に「換気」があるのはなかなかイケてると思いました（笑）。必要ｗｗ
でもハイテクすぎて「流す」がわからなかったり。そのうち、あと何年かしたらボタンがすべてなくなって、何もいわなくても全部トイレがやってくれるようになる、かもしれません？