2020/05/02

段階的再開とうすら寒い事実


もう5月ですね! 日本はゴールデンウィーク! 

桜が終わって、近所はリラ/ライラックの花だらけです。この写真↑は、1週間ほど前のもの。八重桜とライラックのパープル&ピンクの組み合わせが珍しく、少女歌劇のように華やかでした。風の強い日だったので盛大に花が散り、宝塚のフィナーレみたいだった。(宝塚、行ったことないです。すみません)


濃い色のも艶やかですね。

今日は朝から雨降りで、日本の「梅雨寒」という感じでした。そんなに湿度は高くないけど。しっとりして、一日家籠もりにはぴったり。



これも派手やかなロードデンドロンにライラックのパープルがすごい配色で目に飛び込んできます。


ほぼピンクの花もあり。ライラックっていろんな種類があるんですね。
この近所に引っ越してきてそろそろ6年になるけど、こんなにライラックがたくさんあったかな、と驚くほど。

ライラックが咲くと、ああもう初夏だなーと思う。



2週間ぶりくらいにサンセット・ヒルの公園に行ってみたら、こんな警告が出てました。

「混み合っている公園は、閉鎖することになってしまいますよ」
公園管理のスタッフが定期的に見回っていて、あまりに人が多い公園は閉鎖することになっています、という、シアトル市のお知らせ。

なので、大勢でピクニックをしたりという行為は避けるように、集まるな、という警告です。

ワシントン州では「Stay at home」令が5月末まで延長されると同時に、「フェイズ1」から「フェイズ4」までの段階的な「reopening(経済・社会活動の再開)」計画が発表されました。

各フェイズの間は様子を見ながら「最低3週間」を置くというもの。
これによると、順調に3週間ずつ推移したとして、50名以下の集会が許可されるのは6月中旬以降。50名以上の集会が許可されるのは7月以降。

美容院や床屋さん、レストランは条件つきで5月末ころから営業再開、かも? といったところです。だいたい、大方予想されていたとおりなのでは。もちろんこの間にまた患者激増なんてことにならなければ、ですが。

アメリカ人はおとなしくロックダウンに応じているなあ、と思っていたら、やはり先週くらいから、「いますぐロックダウンをやめろ」という人たちの抗議集会が散発してます。

日本でも報道されてるようだけど、とくにミシガン州がひどくて、民主党の女性知事を「独裁者」呼ばわりするグループが自動小銃で武装して州議会堂に詰めかけるという衝撃的な映像に目が点になりました。

 Hesiod Theogenyさんのツイートより。

ちょっといくらなんでもこれはネタだろうと思ったんだけど、これは本当にあった怖い話でした。

自動小銃を持って州議会堂におしかけたら普通は逮捕されるだろうと思うのだけど、そうならないのが不思議なこの国。
「凶器準備集合罪」てあったよね日本には? 暴走族の子どもたちが鉄パイプもって夜中に集まって神奈川県警に逮捕されてたけど、この人たちに比べたらかわいいもんだった。

ロックダウンに超反対している人々は、政府に命令されるのが嫌いな人、銃規制大反対派、トランプ支持者、ワクチン反対派。「自由を妨害するなー」「政府にそんな権利はない」と、各地で特に民主党の知事に対して激しく反応しています。特に銃規制反対派が活気づいている。

ふつうこういう人たちが自分の支持者だと表明していたら、少しでもまともなセンスのある政治家なら事態を収束させようとするものではないかと思うけれど、この国の大統領は民主党の知事に「お前がちょっと譲歩してなんとかしろ。この人たちはたいへん良い人たちで、ただ怒っているだけなのだ」とツイートして分裂を煽る一方です。

うすらトンカチだと笑って済ませられる事態ではないです。この人たちが支持するこのうすらトンカチが11月にまた再選されてしまう可能性が高いというのが、人類にとってのたいへん不都合な事実。


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