2020/05/05

アメリカンサイズの饗宴


約ひと月ぶりに植物園(Washington Park Arboretum )に行ってきました。前回は桜が満開だったけれど、いまはロードデンドロンがまっさかりです。

やっとArboretumという単語のスペルをおぼえた。
でもロードデンドロン(rhododendron)はまだ覚えられません。やっと間違えずに言えるようになったけど。幼稚園か。
なにがツツジでシャクナゲでロードデンドロンなのかは、ますますよくわからない。




ここにも「あんまり混んでると閉園しちゃうよ」の警告が。そして、なんと駐車場は閉鎖されていました。なのでちょっと離れた住宅街に車を停めさせていただいて、てくてく歩く。





パーキングが閉まっているわりにはけっこう人がいました。
といっても、ときどき木の後ろから子どもの雄叫びが響いてきたり、という程度。週末は混み合うのだろうな。付近の住宅街も路駐の車で大混雑ですねきっと。



「これが6フィートだから。お互いにこれだけ離れてね」という看板。



当地のロードデンドロンは、日本のツツジよりずっと大柄。花も大きいし、木も「灌木」の域ではなく5メートルくらい聳えるやつもけっこうあって、まさにアメリカンサイズ。かなり威圧感がある。押しのつよい花です。お蝶夫人か姫川亜弓かー。たとえが昭和すぎるな。縦ロール巻髪のかんじね。



ロードデンドロンと、マロニエの木。


これから花開こうという蕾も、なんというか爬虫類の爪のようなパワフルさを漂わせています。


 園芸種の交配は1930年代から米国北西部のこのあたりで盛んにおこなわれていたそうで、ロードデンドロン愛好家のクラブがあったそうです。第二次大戦中には英国から疎開してきた株をシアトルの愛好家が保護していたなんて話が書いてありました。

バラとか錦鯉とか馬とかとおなじように、ロードデンドロンもこの道ひとすじの愛好家たちが研究を重ねて新品種をつくってきたんですね。


これは雄蕊が金属みたいな光沢があってひときわ豪華でした。


ハイブリッド品種の森。
ハワイや日本だったらヤブ蚊がでてきてたいへんになりそうな道だけど、幸いこのへんは滅多に蚊が出ません。今日は13度C。薄手のセーター1枚だけだとちょっと肌寒かった。


黄色いのは、なぜか香りがとてもよい。


先行きのわからない日々ですが、とりあえず今日も平和であった。

うちの青年は6月末でインターンの契約終了。ふつうの年ならばほとんどそのまま正式雇用となる見込みだったのだけど、親会社がなんと9割を超える減益という非常事態なので、今年のインターンがポジションを得るのは見込み薄のようです。アパレルはこれからどこも大変。無傷の業界はそんなにないだろうけど。

力のおよぶ限りで、見える範囲のことをしていくしかないですね。
寝られるときにはよく寝てよく食べて、散歩して。仕事のあるときには力のおよぶ限りの仕事をして。



今日はー、フジベーカリーのあんドーナッツと緑茶をお伴に!
3か月越しで読んではほったらかし読んではほったらかしていたダマシオ先生の本もようやく読了。よい一日でした。



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