10月ですね! きのうは夕方まで冷たい雨が降っていたのに、きょうは朝から快晴。
気持ちのよい1日でした。
近所でシュウメイギクをよくみかけます。コスモスよりも人気があるようです。
ジャパニーズメイプル、モミジもますます鮮やかな色になってきました。
道のむこうに、発見。
オレンジとらちゃん。
ぐっすりお昼寝中だったのに、下りてきてしばらくにゃごにゃご遊んでくれました。
きょうはパッタイ。
今週はちょっと仕事中です。
メープルの木目がきれいですねー。
木の肌って本当にいろいろで、木工作家さんたちはその材質の活かし方を知りつくしてるんですね。
先日行ったウィドビー島のギャラリーにも、地元の作家さんのつくった木のボウルなどがあって、マドローナ材のボウルが、明るいオレンジ色で軽くて、木目も緻密で面白く、本当に綺麗でした。
ダリアはまだ咲いていますが、もう9月も終わりだものね。
学校には豚を連れていってはいけないのだそうです。知らなかった。子羊はいいのかな。
ハワイで一番最初に住んだ家には、庭に巨大な豚がいました。大家さんはペットだと言い張っていましたが、たいへん凶暴な豚でした。大家さんは子どものいない白人夫婦で、下の部屋を貸して2階に住んでいて、月に1度は泥酔して派手な喧嘩をして何か家のなかのものを破壊していました。一度は大きな熱帯魚の水槽を壊して、天井から水が降ってきたことがありました。
いろんな人がいるものです。面白い家だった。
いつものことながら出足が遅いわたくしたち、午後2時すぎにようやく島に到着。
アーティストもたくさん住んでいる島で、ギャラリーも多い。
ラングレーのMUSEOはとっても洗練されたギャラリーで、 素敵な作品がいろいろありました。
すごく気に入ったのが、ROBIN & JOHN GUMAELIUSさんのセラミック作品でした。
左側の、顔のついている大きめの作品は、2,800ドル。お買い得じゃありませんか。
ウマの上に、おなかがたらり〜んとなったおじさんが座っていて、その上にトリが止まっています。なんだか心あたたまる、不思議な味わいの作品です。
日本の人の作品っていわれてもなるほどって思うような、日本っぽい感覚だと思います。
日本に持っていったら人気がでそう。雑貨カフェとか書店に置きたい感じです。
日本のギャラリーの方、いかがでしょう。
テクスチャがとても面白いです。
ここのお店で牡蠣を食べるのが遠足の目的だったのだけど、当然のように予約などしておらず(笑)。
開店1時間前にウェブサイトから予約をしてみたら、携帯に電話がかかってきて、本日は満席です、とのことで、ウェイティングリストにのせてもらいました。
午後5時の開店後、直接行って、青年が食い下がる。
実際行ってちょっとねばってみたら、1時間後に席を作ってもらえました。
クレイマーじゃなくて、にこやかな「ソーシャル・プレッシャー」を実践しているのだと青年。
担当者も人間なので、まずラポールを築き、申し訳ないような気分にさせて、そこをやんわりとつつく。するとうまくいくことが多いと。
これほんとに、アメリカでは窓口の担当者次第でかなり融通が効くことが多いので、重要です。銀行とかクレジット会社とか電話会社とか役所とかでも。
日本では、個人としての裁量よりも決まりが優先されていることが多くて、あまり考える余地がないようなのが残念です。
牡蠣。美味しかった。幸せだ。
「カバナ」「クマモト」「ロックポート」という品種。
で、やはり、クマモトがいちばんおいしいね、ってなる。
このほかに、ベーコン味でグリルした牡蠣、フライしたオクラとグリーントマト。
メインはハリバットのグリルをいただきました。
テーブルにかわいい花が飾られてました。
外から見ると漁師の倉庫みたいな建物なんだけど、かなりおしゃれ。
お値段もそれなりにおしゃれ!
ビーツのサラダのアミューズと、メインの前にかりんの小さなジェラートがでてきました。
写真撮り損なってすごいエフェクトになった、ハリバット(オヒョウ)です。
走り去るハリバットみたいな。
日本じゃあんまり見向きもされない白身魚だけれど、ハリバットはアメリカでは高級魚です。繊細なうまみがあって美味しいです。
パンフライで、カリカリの表面がおいしかった。
デザートにベニエ。
ニューオーリンズに行った頃には高校生だった息子も、いっぱし、わたしよりもたくさん稼ぐようになって、ごはんをおごってくれるようになりました。めでたし。
食べるのは2人前以上で、3人分くらいの食費がかかるのに財布はひとり分という、釈然としない時代が長うございましたのよ。
最後に小さいチョコレートのサービス。ローズマリー味でした。
シアトル美術館で開催中のもうひとつの小さな展示。
地元シアトルの切り絵作家、バーバラ・アール・トーマスさんの「The Geography of Innocence」。
ものすごく美しいインスタレーションでした。
モーリス・ル・ブラン作アルセーヌ・ルパン・シリーズの『奇巌城』に出てくる有名な海岸で、この海岸に突き出した奇岩や波の表情を新鮮に捉えるために、モネさんは崖のうえから眺めたり、後ろ側からみたり、色々とご苦労をかさねたようすがわかります。
クールベさんの作品は、自然をあくまでも対象/他者として見ていて、その自然のなかにはなんなら敵意に近いようなものも、危険な性格も、見ようと思えば見ることができます。
一方で、モネさんの絵は、ひたすらに自然と一体化してる感じがします。
描かれた波のひとつひとつにエモーションのようなものを感じてしまうほど、波や光に心を寄せているというか。でもエモーションではなく、それ以前のもっと未分化なエネルギー。
自分の感情を自然に投影しているのではなくて、あくまでネタはネタとして冷静に見つめながらも、生命が響き合っている感じ。
そのような自然との一体感が、とくにモネさんが日本人に超絶人気がある秘密の一つなのではないかと、今回クールベさんの絵のとなりでモネさんのこの波の絵を見ていて、そう思いました。
モネさんの絵は、とにかくまっすぐにキレイなものを見ることの純粋な楽しみを提供してくれるっていうことを、あらためて感じた展覧会でした。
眼福ってやつですね。 この楽しみっていったい何なのだろう。
楽しかったです。お風呂と美術館は命の洗濯です。
これを「スシ」と呼ぶと怒る人もいるかもしれないけど、SUSHIはこの国ではこういう食べものにトランスフォームしているのですね。