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2021/10/28

激しめのレインボー紅葉


今週は雨もようのシアトル。


それでもときどき短い晴れ間があり、昨夜も夜半に綺麗な夜空がのぞきました。

近所で目立っていたまだらのレインボーカラーもみじ。



鮮やかな赤からオレンジ、黄色、緑まで、ひとつの木にいろいろな色が入り乱れています。


 いまいち綺麗に撮れなかったけれど、まだら加減がおわかりいただけますでしょうか。

 


そして、さらにレインボーな今年のメープル。


こちらは葉が大きいだけに、レインボーぶりが遠くからでも際立ちます。




京都もカナディアンロッキーも行けなかったけれど、近所でかなり美しい紅葉が楽しめた今年の秋でした。

 

 

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2021/10/13

甘い香りの木といえば


急に寒くなったシアトル。今朝は6度C! 急に温度が下がったので、今年は紅葉の色がひときわ鮮やかな気がします。


桂の木の葉も甘い香りになってきました。

関東ではあまり見かけなかったけれど、学校の近くの井の頭公園に大きな木が数本あって、この丸いかたちの葉が散ると、その木立ちのところだけ黄色の葉が散り敷いてぱっと明るくなって、なんとはなしにほかとは違う空気になるので、大好きな場所でした。葉の形も好きだった。

でもかなり大きな木だったからか、そのときは香りには気づきませんでした。



桂の木の葉の香りに気づいてびっくりしたのは、シアトルに引っ越してきてから。

近所にも桂の木がたくさん植えられていて、散歩中にふっと甘い綿菓子のような香りが漂ってくるのに気づいて、CTちゃんと一緒に、いったいこれは何だろうと不思議がっていたのでした。

北海道では街なかによくある木なので、北海道民には懐かしい香りだそうですが。

ライラックといい、シアトルの庭木や街路樹は北海道の街のにラインナップが似ているんですね。

原産は日本と中国で、英語名も日本語と同じkatsura。「香りが出づる」が語源だという説もあるそうです。へー。

 


 

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2021/10/07

丘の上の巨大猫


今日も快晴で爽やかな一日でした。

ハロウィンが近いので、近所の家の前にはかぼちゃや蜘蛛や墓石やガイコツが飾られています。

丘の上のフィニーリッジに散歩に行ったら、巨大ねこがいました。



でかっ。

そして、あちこちで、リンゴやブドウや梨やイチジクなど、いろんな果物や木の実がたわわに実ってます。



 これはマルメロかな?

たわわに実っているのに放置されている木がほとんどで、収穫のお手伝いを申し出ようかと思うほど…。


モミジの赤はやっぱり青空に映えます。毎日色が変わっていくのが楽しみです。



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2021/10/04

今年も金木犀&鶏めし弁当


今年も、金木犀の枝をいただきました。なんて幸せ〜〜〜!

猫ママにして陶芸家、そして緑の指をもつにゃを子さんがカークランド某所で丹精されているお庭の木が、今年はたくさん花をつけたようです。ファビュラス〜!!


うちの小さなリビングがいま、極楽の香り。

香りって、思い出そうと思ってもなかなか復元できるものではないけれど、かいだ途端によみがえる。不思議なものですね。






今週はやや人並みに仕事をしてる自分をねぎらうために、土曜日はこずも食堂さんの鶏めし弁当を注文!

栗に、オクラに、白あえに、かぼちゃに、牛肉に、お漬物、しいたけ、飛竜頭、その他いろいろ、細やかな品目がちりばめられた秋の錦のようなお弁当。

東京駅から新幹線に乗り込んだつもりで。ひととき行楽列車の妄想をたのしみつつ。

青年のために大容量唐揚げも注文しました。うまうまです。

特製おからのケーキもふわんふわんで、しっとり上品な味。美味しかった〜。





今週末は眠いうえに仕事がたてこんで、起きてる時間は(短い)デスクにむかってる感じですが、うちじゅうに秋の花があって豪華で癒されまくりです。



 

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2021/09/30

秋の味覚と秋の色



秋の仲間たち。もう9月が終わり! しっとり冷え込む曇りがちの日、しとしと雨の日が増えてきました。


ワシントン州秋の味覚といえば、アップルサイダー。
近くで収穫されたりんごの生絞りジュースで、こんなガロン(約3リットル)入りの容器でスーパーに並びます。
シナモンやクローブを入れて温めて飲むと、ついに晩秋だー!という気分が深まります。



ジェニファーちゃんが、秋の色の花をひと抱え持ってきてくれました。
テーブルが突然秋の野に。


毎年きのこ狩りに行くピャットさんから、シャンテレルきのこを頂きました。



なんにしてもおいしいキノコですが、ベーコンとしめじをあわせて、間違いない和風バターしょうゆ味に。




 チキンドリア(コウケンテツさんの「クリーミーにもほどがある」マカロニグラタンレシピをアレンジ)にもきのこを入れて、炭水化物爆発メニューのファミレスみたいな夕飯。ドリンクバーはどこですか。

コウケンテツさんの、「洋食では、カロリーは気にしないでください」ときっぱり断言する姿勢が好き。「カロリーが高ければ高いほど、おいしいです」。はい。

ジュリア・チャイルドとファンを描いたおいしく楽しく少し切ない映画『ジュリー&ジュリア』のてんこ盛りバターを思い出します。

 

 

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2020/11/29

初・鶏の丸焼き


あっという間に長い週末が終わってしまってびっくりだ。

シアトルは、冷たい雨の降るしっとりした感謝祭(木曜日)でした。

ことしはワシントン州全域に「同居人以外の人とは屋内で集まらないように」というおふれがでているため、例年だったらCTちゃんたちと感謝祭ディナーにするのですが、自粛。

うちで青年とふたりのディナーだから、お鍋にしようかなんて思っていたのですが、やっぱりホリデーらしいものが食べたくなり、ターキーでなくて鶏を一羽焼きました。

せっかく巨大オーブン(アメリカではむしろ小さめだけど、オーブントースター4個分くらいの場所を取っており、無駄にでかい)があることだし。



レシピはこちらを参考にしました。


にんにくみじん切りと塩こしょうをたっぷりまぶして、レモンとバターとオリーブオイルと白ワインを混ぜたものをたっぷりかけ、ローズマリー、絞ったレモンの皮まるごと1個分、にんにく3かけ、セージをつめて、焼くだけ。シンプル。



4ポンド半(約2キロ)の鶏一羽で、1時間半くらい。



こんがり焼けたー。これまでも毎年どこかにおうちにおよばれしていたので、七面鳥も自分で焼いたことはないのです。結婚してたときは元夫が焼いてたし。

鶏の丸焼きもはじめてのこころみでしたが、意外にかんたんにカリカリに焼けて大満足でした。
身もジューシーでおいしかった。



あとはコーンブレッドとカラードグリーン、そしてクランベリーソースのみ、というささやかな感謝祭ディナー。キャンディヤムかマッシュポテトを作ろうかと思ったのですが、食べるのは2人なので、苦渋の決断で思いとどまりました。

やっぱりマカロニチーズとマッシュポテトとヤムがないと、すこしさみしい。あとグレイビー!

マッシュポテト&グレイビーの組み合わせはやばいです。時々無性に食べたくなる。



パンプキンパイは冷凍のクラストが割れており、そこから滝のように中身が漏れ出すという事故があったものの、なんとか形をとりとめました。(だいぶ薄くなったけどww)

静かで平和な感謝祭でした。


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2020/10/29

世界最大の生命体 PANDO [DAY2]



ロードトリップ、第2日。

ユタ州のプロボから、ザイオン国立公園への途上、「地球最大の生命体」であるというアスペンの森を見に行きました。



プロボから3時間ほど。ユタの南端にあるザイオン国立公園までの道のりの、ちょうどまんなかあたりでした。



アスペン(日本名:カロリナポプラ/学名Populus tremuloides)の木というのは、「1つの根系から遺伝子が同一の新芽が生まれ、無性生殖で増えていく」んだそうです。

みょうがや竹と同じように、根系でぜんぶつながっているんですね。

で、このユタ州のフィッシュレイクの近くにあるこのアスペンの森は、「ザ・トレンブリング・ジャイアント(震える巨人)」または「PANDO(パンド:ラテン語で「広がる」という意味だそうです)という固有名詞がついています。

根でつながっている株数は約4万7,000本。43.6ヘクタールにわたってひろがる、単一の生命体としては世界最大の植物なのだそうです。 重さは推定6,000トン。

しかも、その樹齢(というのが正しいのか…それぞれの「クローン」の樹齢はそれほど古いようには見えませんでしたが)は、1万7,000年だと推定されていて、世界最古の生命体のひとつでもあるという。

なんだかいろいろすごい。




たまたま、旅行の直前に猫パパぴゃっとさんに茗荷とコーヒーをもらいにいったときに、この「パンド」のことを初めて教えてもらい、せっかくすぐ近くを通るんだから、ちょっくら見に行こう、と思ったのでした。




ざんねんながら葉っぱは全部散っていて黄葉は見られませんでしたが、すかっと晴れた深い青空をバックに立ち並ぶアスペンの木々がみられました。


これがみんなひとつの「個体」…。根系でつながっているそれぞれの木は「クローン」と呼ばれてます。


個体ってなんだろう、て思わされます。

キノコもそうだけど。ヒトの頭脳が思うことも、実はこんな具合につながっているのかも、なんて思ったり。集合意識ってやつですね。


このPANDO、近年だんだんとあちこちで枯れはじめているそうで、保存のために専門家が奔走しているそうです。





なぜ「震える巨人」かというと、アスペンの木というのは、あまり風がなくても葉っぱがサラサラと揺れて、いつも葉擦れの音がしているからなのだそうです。

Populus tremulaという学名の「tremula 」ラテン語知らないけど、きっと英語のtremble(震える)という意味なんだろうなと推測。

ポプラの日本名はハコヤナギ、または「ヤマナラシ」なんだ。って、今知りました。へー!
そして、ポプラってヤナギ科なんだ。へー。

震える葉擦れの音が、「山を鳴らす」ということなのでしょうね。

日本にもPopulus tremulaという近似種が自生しているそうです。知らなかった。
WIKIで見ると、この木(「山鳴らし」)の葉は、ポプラのようなスペード型の葉でなくて、どちらかというとヤナギに近くて細長い。欅の葉のようなかたちです。

ふつうに街で見るびょーんと背の高いポプラ(「イタリアンポプラ」なんですって)の木も、よく葉が鳴りますよね。うちの近くにも立派なポプラが3本並んでいて、風の強い日は葉音がよく響いています。

春から秋の、葉のあるアスペンの森も歩いてみたかったなー。

これだけの規模の「震える巨人」の葉音を聞いてみたい〜〜!



PANDOへの道も、そこからザイオンへ向かう道も、のどかな牧草地や木立ちや岩山が次々にあらわれて、まったく見飽きませんでした。

 そしてさらに興奮の岩山だらけのザイオン国立公園へ。

 

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2020/09/30

カボチャの季節2020、最悪のディベート&犯罪者のワイン


 

もう10月がやって来る!!コロナ禍でも秋はちゃんと予定通り来るのだった。

近所のスーパーマーケットの店頭に、カボチャがたくさん並びはじめました。

大統領選挙も佳境に入ってきました。例年なら最高のエンターテイメントだ!と思うけれど、今年はディベートを見る気もしない。

火曜日の第一回トランプVSバイデンの討論会は、ワシントン・ポストの論説員いわく
「worst presidential debate in living memory(記憶にある限り最悪のディベート)」。
自分の番でないのに口をはさみつづけるトランプにバイデンが「シャラップ、メン」と応える場面もありました。「負けたのはアメリカ国民」とニュースアンカー。

政治がこんなものに成り下がってしまったとは。



Ballard Marketには、芸術的なおもしろカボチャが出てました。


 3分ほど逡巡したすえ、買わなかった。

 


あまり食べておいしいカボチャではないのですが、色と形がウソみたいにかわいい。




 大型スーパーFredMeyerに、スヌープ様の顔つきワインが売っていた。

スヌープのヴィンヤード産、というわけではなく「19 Crimes」というブランドのラベルのひとつ。

ワイン飲みのCTちゃんが早速試してみて「まー、フツウ」だと評価されておりました。

 


ご近所にもカボチャや蜘蛛のディスプレイが増えてきました。
これだけ見ていると、コロナ禍などないかのようです。

今年のトリック・オア・トリートは、どんなふうになるのでしょうね。

小さい子どものいる家庭では、親ごさんたち、頭を悩ませていることでしょう。

こんな、ノーコンタクトのキャンディシューターを考案したお父さんのニュースが流れてきた。 素晴らしい。

楽しくて安全なハロウィンでありますように。



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