2019/12/10

ART WALK:馬とシロクマ、幻視の塔


シアトルART WALKつづき。
前回も驚いたけれど、本当に本当に、ギャラリーが増えましたね〜。数でいったら銀座やニューヨークにもひけをとらないのではないかと思うほどの密集ぶり。パイオニア・スクエアのいままで使われていなかったビルのほとんどが画廊になってしまったのではないか。ものすごく広いスペースを持つギャラリーもいくつもあるし。

玉石混交というか、アマチュアからエスタブリッシュメントなアーティストの作品まで実にいろいろな作品を扱うギャラリーが隣り合っているのも面白いところ。

そして本当に、人が多い!

雨まじりの寒い12月の木曜日の夜だったのだけど、パイオニア・スクエア、ほんとにいっぱい人が歩いていた。ドットコムの会社にお勤めって感じの若い衆たち、アーティストふうな若い衆たち、ベビーカーを押した若いカップル、ゲイのカップル、おばさまたち、おじさまたち。年齢層も志向も階層もさまざまなピープルが集っていました。

5年前のパイオニア・スクエアからは隔世の感。シアトルってほんとにお金が集まってるんだなあ、とあらためて思いました。まるでお金の音が聞こえるようであった。ザクザク。こっちにも入ってきますように、ちゃりんちゃりん。


これはかなり高名なアーティストの作品を扱っている大ギャラリー、Greg Kucera Galleryの屋外デッキ。人気アーティスト、デボラ・バターフィールドさんの馬の作品です。
流木でできているようにしか見えないけど、これは流木の型をとったブロンズ製。

この人の作品についての記事を、以前にハワイのマガジンのために翻訳したことがあったのです。


この画廊もすごーく広くて、こんな屋外デッキまであるなんて。すぐ目の前にアムトラックの線路が走っています。

普段はちょっと敷居が高いギャラリーにもずんずん入っていけるのがART WALKのうれしいところ。しかも飲み物をくれたりする。


ここのギャラリーでは、黒人アーティストポール・ラッカーさんの「Forever」展もやっていました。
メドガー・エヴァーズなど公民権運動の中で殺害された運動家たち、公民権運動の引き金となった被害者エメット君、アラバマの教会が爆破されたときに亡くなった少女たちなどを「FOREVER」記念切手の形にして掲げるという、心動かされる作品。

こちらの展示は12月21日までです。

画廊の前半分は、ノーマン・ランディンさんのミニマルで静かな風景画。
こちらはなぜか写真をとらなかったので、画廊のサイトより。


大型のクリーンな画面。エドワード・ホッパーのような、さばさばした光に照らされた無人の風景。たぶん多作な人なんだろうと思います。こういう絵を飾れるスペースも、シアトル周辺には増えているんだろうな。


以前シアトル・アートフェアで見たお気に入り、Sarah McRae Mortonさんの新作も出てました。
被写体ブレのようなボワボワ効果が増えていた。あのアートフェアは2年前だったのね。


こちらはARTXchangeギャラリーにて。日本人アーティスト、Yuko Ishiiさんの作品集です。


幻視の中で受け取ったイメージをそのまま絵にしているという人。

ご本人が在廊されていました。

不思議な文字が描いてあるのでこれは何ですかと尋ねると、見たまんまを描くので自分にもわからないのだそうです。


塔と、回路図。曼荼羅ふうの装置。鏡文字。
おもしろーい。もっと見たい。


老舗のDavidson Galleriesにあった妙な魚の図。

浮世絵や古い版画も扱うギャラリー。小品は100ドル台からあったりするのです。


 消防署にも、こんないかした消防士アートがついてました。
 切り絵みたいで素敵。


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2019/12/09

シアトルART WALK:糸の川と鹿の女王


12月の第1木曜日、パイオニア・スクエア界隈のアートウォークに行ってきました。

シアトル市を含むキング郡の文化部門、4Cultureが運営するギャラリー「Gallery4Culture」では、Ko Kirk Yamahiraさんの個展をやってました。たまたまこの日が最終日。


布とむき出しになった織り糸のドレープが美しい布作品。


キャンバス地からタテ糸を丹念に取り除いて横糸だけをのこすという、気の遠くなりそうな作業がほどこされているそうです。


Ko Kirk Yamahiraさん、まったく知りませんでした。お名前からすると日系。ロサンゼルスで生まれ、東京とロンドンで育った、とBIOにあります。

日本の着物にほのかなインスピレーションを受けているようだけれど、エスニック色はなくて、とてもモダンで洗練された、シンプルで力強い造形。


一見、金属のようなゴージャスな光沢。


布作品を作る女性アーティストが多いのでこの方もてっきり女性かと思ったら男性でした。またまたステレオタイプな思い込みを反省…。


平面が突然糸の川になって流れ出す。

布という折り目正しい構造の中から、それを構築するもっと乱雑な、バラバラなものが流れ出してくる。

いってみれば秩序とその崩壊。次元が切り替わる、さかいめのドラマ。
静かでドラマチックです。

 FRYEミュージアムでも去年、個展が開催されたそうです。


こちらはCoCA(Center on Contemporary Art)のギャラリー。

ををを!パンフに舞踏家・薫さんをモデルにした絵がフィーチャーされてました!ご本人もびっくり。


そのギャラリーにいた、『鹿の女王』。セラミック作品です。
とても優しい存在感がある。


Sandi Bransfordさんという地元アーティストの作品。お値段は2450ドル。
これはお買い得では! 玄関ホールにいかがでしょう。



モビールにからむ舞踏家。

ART WALK楽しいです。


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2019/12/08

サーリネンのチャペル


MITさんぽの最後はこのチャペル、MIT Chapel

週末に行ったら中には入れず、一般公開は月曜〜金曜の午前10時〜11時と午後1時半〜2時半、とウェブサイトにあったので、金曜の朝に出直しました。


1955年完成、家具デザイナーとしても有名なミッドセンチュリーの建築家、エーロ・サーリネンの設計です。

本体は円筒形で、そのまわりに浅い池があり、水がはってあります。


まわりはちょっとした芝生のひろば。


入り口からチャペルへ続く廊下のガラス。控えめな色づかいと、ふぞろいなテクスチャーが美しい。


チャペルの中。

ひとつだけの天窓から光が差し込み、「祭壇」に置かれた大理石に注ぐ。

ほかに窓がない、円筒形のそっけないようなデザインは、サーリネンさんによると祈りの場にふさわしい「満ち足りて内面に向かう感覚」を意味するそうです。

この日は水がはってなかったのだけど、ぐるりととりまく浅い池の水の反映も取り込まれるようになっているみたいです。上からの光と、壁に反射する下からの光と。どちらも優しい自然光。おだやかな感じの空間です。



ここは最初からキリスト教だけでなくさまざまな信仰を持つ人のための場として設計されて、実際仏教の瞑想セッションなどもここで行われているそうです。

当然十字架もなく、中央に置かれた四角い大理石と天窓から注ぐ光、金属のモビールが、抽象的な聖性を表現している。


ヒューストンのロスコ・チャペルをすぐに思い出すんだけど、こちらのほうがロスコ・チャペルより少し明るい感じ。


 波打つ壁で、音響効果も良いようです。



ひとつの宗教に縛られない祈りの場を作る、保持するというのは崇高な目的だしぜひぜひ尊ばれるべきだと思うのだけど、でも、やはりひとつの形式と物語のもとに、ひとつの信仰のために統一された空間である教会やお寺に比べると、場の力といったようなものが弱い。

集まってきたものを浄める力が薄いのは当然なのかも…。意思の力だけでは物語にはたちうちできない。


後ろにはパイプオルガン。ここでオルガンを聞いてみたい。

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2019/12/07

機械仕掛けのワーム


10月のMITさんぽ、続き。本当に面白かったんですよ。

半日では回りきれなくて、翌日また行きました。その2日目に行ったMITミュージアム。


キャンパスの中ではなくて、町なかのわりあいに目立たないビルにあります。
入館料はおとな10ドル。


1階にはこのようなロボットたちが展示されています。

そういえばボストン・ダイナミクスはソフトバンクに買収されたんですね。
黒字になるのはいつでしょうか。軍用じゃなくて小回りのきく高性能お掃除ロボットができて爆発的に売れるとか、ないかなー。


こちらはかなり初期のもの。制作年を控えてくるの忘れたけど、80年代だったか。
プリンター用みたいな入出力用端子がついている。
潤滑液?がしたたっているのがなまなましい。




2階には広いギャラリーが3つあり、船舶デザインの展示(精密な模型や設計図、ツールなど)、ポラロイドの歴史の展示もあったのだけど(そのほかにメディアラボのオックスマンラボが「プリンター」でつくったガラスの器もありました)、なんといっても、真ん中の部屋の展示が!メガ級の!つぼだった。

Arthur Gansonという作家さんの作品をあつめた「Gestural Engineering」という展示。
アーサー・ギャンソンさん、でいいのかな。


機械仕掛けの「kinetic sculpture(動く彫刻)」を1977年からつくっている人。
MITのレジデントだったこともあり、ここのミュージアムでは1995年から常設で作品が展示されているそうです。

上のは「Thinking Chair」。考える椅子。この動画はギャンソンさんのサイトより。


クラシックなゼンマイやベルトや滑車やチェーンといった美しい部品が単純な動きを繰り返す機械の仕掛けに、捨てられた人形、骨、紙など、なんでもないようなものを組み合わせて、不可思議な風景をつくり出す作品。

上のは「Machine with Abandoned Doll」(捨てられた人形つきの機械)。



この人形はカリフォルニアのハイウェイの道端に捨てられていたのを拾ったものだそうです。

なんでもないようなものにこれまた単調な動きを組み合わせることで、不思議なキャラクターがあらわれる、というかキャラクターを見てしまう。

幻想的でちょっと怖ろしく、かわいらしい。

人間は動くものに魂を見てしまうようにできてるんですね。


ウィッシュボーンが大きなゼンマイ機械をひっぱって歩くように見える機械。
なんだかけなげに見えてくる。


これはたぶん、枯れた花びらかなにか。
回転する車輪の上を物思いにふけって歩くなにか、にしか見えない。


自分で油を浴びる機械。気持ちよさそう。


黄色い椅子を一瞬だけ組み立てる機械。


そしてわたしが一番気に入ったのがこちら「Inchworms(尺取り虫)」。

この「ワーム」たちが載っている荷台を観客が押しながら歩くと、虫たちがうねうねと身体をくねらせて歩くように見えるという機械の仕掛け。

あまりにも気に入っちゃって、一度ミュージアムを出てからまた駆け戻ってもう一回り押して歩いた。

これ売ってたら欲しい。買えないけど。なんだか癒やされる。
かわいいなあ。AIBOよりもずっとかわいい(個人の意見です、ふふ)。

ご家庭でつくれそうなシンプルさも魅力。

とはいえ、無駄なく大胆で美しいディテールは並大抵のセンスでは真似できません。


これも泣けるほどシンプルで素敵な機械。浅い箱のなかにマメ(ブラックアイドピーズ)が並んでいて、手前のハンドルをまわすと箱のなかが波打ってマメたちが波のように動く。

実にシンプルなものなんだけど、そのシンプルな動きに、催眠術にかかったみたいに惹きつけられる。実に単純なうえに、細部にいたるまで完璧。



紙のきれはしがゆっくり動くこの彫刻は、ぜひこちらのサイトで動画を見てください。

あまりにも優雅な動きに見とれてしまいます。ちぎった紙なのに。

ちなみにこちらの作品は発売中。

お値段は11万ドル(1200万円くらい)。リビングルームにいかが?
とてもシンプルなメンテナンス方法もウェブサイトに図解つきで載ってますよw



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iPhone製つぼの諸行無常


MITのメディアラボの近くを歩いていて目についたビル。なんだこりゃ!

フランク・ゲーリーさんの設計でした。

「ビルディング32」。

MITはいかにもエンジニアらしく、ビルの名前をほかの大学みたいに偉い人の名前つきの「なんとかホール」とかでなくて番号で呼ぶ。
このビルにも「 Ray and Maria Stata Center」という名前があるのだけど、通常は「建物32」と呼ばれているようです。

アパートみたいな外観なのでドミトリーかと思ったらそうではなくて研究施設。
ここにはAI研究ラボもはいってるそうです。こんな童話みたいな建物の中にねえ。

しかし使いやすさはどうなのだろうか。

完成後、水回り支障が出たり、寒冷期に一部が崩落したりしたためにゲーリーさんはMITに訴えられ、のちに和解したそうですが。ゲーリーさん……。


メディアラボのすぐ先にある「MIT List Visual Arts Center」(視覚芸術センター )。

無料のギャラリーがあります。

Alicija Kwadeさんというアーティストの作品展をやっていた。ベルリンを拠点とする女性。

弥生式土器みたいな、壺?とおもってよく見ると、これは樹脂製。

なんと、iPhoneを粉砕し、樹脂でかためた壺でした。



こちらは「Computer」(2017年)。
Power Macを粉砕してかためてつくった壺です。
近づいてみると、チップや筐体だった金属片がキラキラしている。

ほかにも、自転車を粉砕してつくった椅子など、日常につかわれるものをまったく違うかたちに変身させたオブジェたち。

最初はふーん、ご苦労さまです、とあまり積極的に興味をもたず眺めただけでしたが、かつてコンピュータや自転車だったものをじっと眺めていると、とても不思議な気持ちになってくる。

諸行無常的な。

諸行無常を英語でなんというか、ふとおもいついて英辞郎くんに聞いてみたら

the impermanence of all things

だという。ふーん。どうしてもこう、四文字熟語のインパクトはなくなるよねー。
漢字の情報量ってすごい。



 こちらは、一方の端に球体、反対側の端に立方体があり、その間にいくつかの天然石や人工の物体が置かれている「Trans-For-Men 11 (Fibonacci)」 (2019年)。

各オブジェクトの間には鏡が置かれ、ちょうど隣のオブジェクトと半分ずつ形をわけあって、変化していくように見える。

こちらのサイトにもっとよい写真があるので見てみてね。



球から立方体へ、曲線から直線へ。端から端へゆっくり歩きながら見ると、そのトランスフォーメーションが実際に起きているように見えて、とてもおもしろい。



こちらはビーズのカーテンでつくられた、ある種の宇宙のモデルのようなインスタレーション。

コンセプチュアルなだけでなくて動きがあって、詩的で、「もの」として面白い作品ぞろいでした。


廊下の反対側に第2ギャラリーがあり、Farah Al Qasimiさんというアラブ首長国連邦出身の女性アーティストの作品が展示されてました。とても若い人です。

こちらも痛烈な作品が多くて、ビデオ作品もじっくり見たかったけど、情報を咀嚼しきれず。
 
小さなギャラリーだけどとてもおもしろかった。しかもタダ。MITは太っ腹でオープンですね。隣のハーバードにくらべてはるかに。


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2019/12/05

なにかと話題のMITメディアラボ


10月のボストン、MITさんぽの続きです。

なにかと話題のMIT Media Lab

わたくし、ここの所長の伊藤氏が例のエプスタインから資金提供を受けていた責任をとって辞職したことも知らなかったのです。CTちゃんから聞いて初めて知った。

それで冷水を浴びているメディアラボですが、ここはうちの息子の憧れの職場のひとつ。

ロクな成果を上げてないなんて批判もあるけど、こういう機関を工学大が持っていて潤沢な予算がついてるのはすごいことだと思う。

…それでも足りなくて怪しい人から援助を受けたりしてしまったのだね…。


1階は一般公開されていて、小さなギャラリーがあります。

吹き抜けのロビーから、上層階のラボの一部が見えるようになっている。まんなかに透明エレベーターが。



オフィスの中にカオナシさんがいた。

このラボにはいろいろな研究室があるのだけど、うちの息子のヒーローは、その中のNeri Oxman(ネリ・オックスマン)。

イスラエル出身。医学部から建築に転向した人で、「マテリアル・エコロジー」という分野を一人で切り拓いている。

Netflix のドキュメンタリー「ABSTRACT」にもフィーチャーされてます。


メディアラボの紹介によると、ネリ・オックスマンさんは

「Oxman’s goal is to augment the relationship between built, natural, and biological environments by employing design principles inspired and engineered by Nature, and implementing them in the invention of novel design technologies」

「自然によりインスパイアされたデザイン原理と自然のつくり出すデザイン原理をとおして、人がつくる環境、自然環境、生物学的環境のあいだの関係をより高める」ことをめざしている。

うん、よく意味がわからない。

「マテリアル・エコロジー」は、「演算、ファブリケーション、素材そのものをデザインから切り離せない次元のものとして」とらえ、製品や建物を「生物学的情報をとりこみ、自然によって、そして自然のために、デジタルな手法で設計する」そうです。

ともかく、自然に存在するデザイン原理と素材を、建築やデザインの場に大胆に取り入れていくことで、マテリアルやデザインに対する考え方そのものを問う。というところにこの人の面白さがあるようです。

特定の先端技術を開発するというような具体的なことよりもむしろ、アイデアの斬新さ、視点の切り替え、そしてその手法の鮮やかさ、が高く評価されてるのではないかとおもう。

『Abstract』で紹介されていたのは、蚕を何千匹もつかって「ビルド」した巨大なシルクの「建造物」や、3Dプリンターで「印刷」したガラスの器など。


ネリさんは、まるでVictoria's Secretのモデルみたいな美女でもある。まったくどういうことなのよ。ブラピの彼女だったという噂もあるそうです。

うちの息子はシューズのデザインをやっているので素材開発にとても興味があり、彼女のラボがやってることが強烈に面白くうつるようです。

で、彼はこのメディアラボを見物しに行った3週間後くらいに、ボストン美術館のカフェで、インスタグラムでお互い顔だけ知っていた友人の友人に偶然はち合わせして、話をしているうちにその子がなんとメディアラボで仕事をしているのがわかり、後日ちゃっかり遊びに行って、このOxmanラボの素材もまぢかで見てきたそうです。

その子はOxmanラボじゃなくて、CRISPRを扱っているべつの研究室に所属する生物学のリサーチャーなんだけど、ラボ同士はオープンに行き来してるらしい。

そんな簡単に見せてくれるのか!てちょっとビックリ。民間のR&Dだったらまず部外者は入室できないよね。

その子の所属する研究室も、Netflixの別のドキュメンタリーでフィーチャーされてました。

犬もあるけばいろいろなものにあたるのが都会の面白さ。面白がってるだけじゃなくて自分もどんどん結果を出せるようにね〜。



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2019/12/04

生存にかかわる。


にゃを子さんのサラダガーデンからいただいたとれとれ野菜とサフラン。


サフラン雄しべは採取してすこし乾燥させてご飯にいれて炊いてみましたが、少なすぎてサフランライスにはならず、まだらに黄色のごはんができた。お湯に放ってから入れたんだけど、やり方が悪かったのか。

こんなちょびっとしか採れないんだから、サフランて高いわけだわね。

ねこ任務もまもなく終了。

ところでそれとはなんの関係もないけど、Dictionary.com が選んだ「今年の言葉」は existential だそうです。



 これまた翻訳しづらい単語ですにゃ。

「生存にかかわる」かな。

気候変動などの文脈で最近よくつかわれているそうですが、今年のワードになったのは、 ジョー・バイデンがトランプのことを「existential threat to America」と呼んだのが決め手になったようです。

「アメリカの存続にかかわる脅威」。

うん。気候変動級だわ。たしかに。


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