12月の第1木曜日、パイオニア・スクエア界隈のアートウォークに行ってきました。
シアトル市を含むキング郡の文化部門、4Cultureが運営するギャラリー「Gallery4Culture」では、Ko Kirk Yamahiraさんの個展をやってました。たまたまこの日が最終日。
布とむき出しになった織り糸のドレープが美しい布作品。
キャンバス地からタテ糸を丹念に取り除いて横糸だけをのこすという、気の遠くなりそうな作業がほどこされているそうです。
Ko Kirk Yamahiraさん、まったく知りませんでした。お名前からすると日系。ロサンゼルスで生まれ、東京とロンドンで育った、とBIOにあります。
日本の着物にほのかなインスピレーションを受けているようだけれど、エスニック色はなくて、とてもモダンで洗練された、シンプルで力強い造形。
一見、金属のようなゴージャスな光沢。
布作品を作る女性アーティストが多いのでこの方もてっきり女性かと思ったら男性でした。またまたステレオタイプな思い込みを反省…。
平面が突然糸の川になって流れ出す。
布という折り目正しい構造の中から、それを構築するもっと乱雑な、バラバラなものが流れ出してくる。
いってみれば秩序とその崩壊。次元が切り替わる、さかいめのドラマ。
静かでドラマチックです。
FRYEミュージアムでも去年、個展が開催されたそうです。
こちらはCoCA(Center on Contemporary Art)のギャラリー。
ををを!パンフに舞踏家・薫さんをモデルにした絵がフィーチャーされてました!ご本人もびっくり。
そのギャラリーにいた、『鹿の女王』。セラミック作品です。
とても優しい存在感がある。
Sandi Bransfordさんという地元アーティストの作品。お値段は2450ドル。
これはお買い得では! 玄関ホールにいかがでしょう。
モビールにからむ舞踏家。
ART WALK楽しいです。
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