2019/12/28
犬の中身と、暗すぎた話
こないだバーンズ&ノーブルで見つけた本『Being a Dog』。
この著者(認知行動学の教授)の前作『Inside of a dog』も面白くて、じつは無謀にもシノプシスつくって、神田にある憧れの文芸出版社に売り込みいったことあったんですよ。2010年だったかなー。書籍編集部の方がわざわざ会ってくださったけど、ほんとうーに中途半端な売り込みだったので(翻訳仕上げて売りこみまでにはいたらず。今考えると、わざわざ時間をつくってくださった編集の方に申し訳なくて顔から火が出そう)実現しなかったし、当時の実力じゃたぶん話をすすめるのは(翻訳力でなく、自信とか集中力とか時間配分とかコミュニケーションの面で)無理だっただろうなとは思う。
でも別の出版社から2012年に日本語版が出ていて、アマゾンレビューで訳がちょっと…と書かれてるの見ると、やっぱり悔しいなー。
日本語版タイトルは『 犬から見た世界―その目で耳で鼻で感じていること』。
わたしは『犬のなかみ』というタイトルでシノプシス出しました。著者のくだけた文体にはちょっとパンチの効いたタイトルが合うと思うんだけどなー。
今もしもこの第2作の翻訳のオファーがあったらぜひぜひやりたいとは思うけど、経済的にはきついなー(オファーないけど)。
でも3ヶ月くらい腰をすえて、本当に面白い書籍にじっくり取り組む仕事、やりたいです。ほんとにやりたい。
そして今の5倍速で本が読めるようになりたいです。
ところで花売り娘キリコちゃんへのプレゼントにした英語版の『ふしぎな図書館』(アメリカ版はこの佐々木マキ氏のすてきなイラストではなく、ちょっと怖いポップアートの装丁)。
本棚からオリジナル版を出してきて読んでみて、あまりのダークさにびっくり。
うわわわー、こんなに暗い結末だったのすっかり忘れてた!まったくクリスマスギフト向きの本ではありませんでした。わーん。
『羊男のクリスマス』とごっちゃになっていたらしいよ。羊男とドーナッツはでてくるけど、あまりにも違いすぎる。申し訳なーい。
今度キリコちゃんに会ったら、わざとじゃないよって弁明しなくては(大汗)。
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