2020/11/19

ベガスへの道の怖い店 [DAY8]


ロードトリップ、第8日目。

名残惜しくもグランドキャニオンをあとにして、シアトルへの帰路へ。

 


 

約2300キロの旅なので、途中で1泊しますが、第1日目はユタ州をとおってソルトレイクシティまで行くか、ラスベガス経由で砂漠を通ってアイダホ州の南のツインフォールズまで 行くか考えて、約100キロ短いラスベガス経由にしました。

ただ、ラスベガスからツインフォールズまでまっすぐに伸びている「USルート93号線」という道が砂漠の中を通る片側2車線の田舎道で、夜間は照明もないらしいので、まっくらな砂漠を何時間も走るのは嫌だと思い、ツインフォールズよりも2時間くらい手前のウェルズという町に宿をみつけて予約したのです。 

 

 


 なので、この日の走行距離は1,069キロ、10時間強の行程、の予定でした。

朝7時半にグランドキャニオンのロッジをチェックアウトして出発。途中で休憩しつつも、夜7時頃には着くだろう、と思っていたのですが!

ハプニング続出の一日で、結局宿についたのは夜11時すぎでした。

 


グランドキャニオン国立公園から南へ出て、ロサンゼルス行きの州間高速道路「I-40」に乗り、そこから「ルート93号」に分岐してラスベガス方面へ。

この区間は幹線だけに、片側2車線で中央分離帯もあるハイウェイでしたが、やっぱり出口と次の出口のあいだには野っ原しかない、荒野の道。




緊急にトイレを借りるために入った、謎の店。

以前はバーガー屋さんもあったようなのだけれど、コロナのせいか他の理由か閉店していて、奥のほうに変な土産物をごちゃごちゃ並べた店とカウンターがありました。





トランプ応援グッヅとか。


 

これは応援グッズというより、アンチグッズなのではないだろうか…。左はトイレ用ブラシだろうし。トランプ応援団がこれを買う??買うのか?

 



わからんわ。



 

おもなビジネスは、銃の乱射、じゃなくて何ていうんだっけ、射撃場。
100ドルから500ドルまでさまざまなコースがあり、マシンガンもあり。




壁の隅にはシュワさんが。

外壁にも店内にも、壁という壁がアメリカンなテーマの壁画で埋めつくされてました。




女子トイレには一面にベティさんが…。



個室のなかにもポップアート風のマリリン??が…。ちょっと怖い。

いろいろ興味深いお店でした。
なにも買わず(買うものない……)、銃もぶっぱなさず、トイレだけ借りて出てきてしまいましたが。壁画は若干怖いけど、お店の人はフレンドリーで怖くなかったです。

駐車場にはハーレーに乗ったおっちゃんの一団がいました。



 無事、ネバダ州へ。

 


ラスベガスまで20分くらいのあたり。

お昼頃、ラスベガスをさくっと通過。

ラスベガスは90年代前半に一度行ったきりなのでちょっくら街並みを見たかったのだけど、時間もないし、コロナが猛威をふるっているため「ラスベガスでは絶対に車を下りない」とうちの青年がきっぱり宣言するので、車の窓からカジノ街を遠目に眺めただけで通過しました。 

 


時間とお金節約のため、パストラミサンドイッチやフルーツを前の晩に用意してクーラーに積み込み、これで完璧だぜ!と思ってました。

ここまでは順調だったのです。…が!

 つづく。


にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

2020/11/18

生まれも育ちもグランドキャニオン [DAY7]


グランドキャニオンでの宿泊は、公園内のMaswik Lodgeというホテル。
公園内には5軒か6軒くらい(ロッジという名の)ホテルがあるのですが(すべて民営)、ここだけが旅行の1週間前に奇跡的に空いていました。

ベッドサイドのラバちゃんランプがかわいい。内装は控えめで落ち着いててよかったです。


ラバちゃんに寄り添っているのは、白金マダムMちゃんから、ニューヨークの旅でいただいた(というか強奪した)サイトウさん。目が光ります。旅のおともです。




 部屋は広いし、静かで、快適でした。ベッドも寝心地よかった。ここではかなりぐっすり眠れました。

バスルームも広くて、なんとなく米軍用のホテルみたいだった。(うちの元夫は米国海軍の所属だったので、結婚していたころはよく米軍用ホテルに泊まった。東京のもハワイのも、快適なのだけどなにか居丈高で殺風景なところがある建物でした)。窓の外は松林。

しかしひとつだけ失望したのは、コーヒーメ―カーも、ケトルも部屋になかったこと。

コロナ禍対策のために、メモパッドや紙コップを撤去しました、と書いてあったけど、コーヒーメーカー撤去の意味がわかりません。

フロントに(病人カードを出して、薬をのむためにお湯が必要だといって)食い下がってみたけど、まとめてしまい込んであるそうで出してくれませんでした。

寝る前にあたたかいハーブティーをぜひとも飲みたかったので、しかたなく、青年に保温ポットを持ってフロントのある棟のフードコートまでお湯をもらいに行ってもらいました。

 



2日目のおひる。公園の外の空港近くまで行ったので、ウェンディーズのサラダ。
これが異常なほどおいしかった。ペカンナッツ、ロメインレタス、青りんご、クランベリー、ブルーチーズのくみあわせ。あまりにおいしかったので翌日も別の場所でリピートしました。

国立公園内やその近郊で格別においしいものを食べようというのは、間違いです、たぶん。

公園内にはホテル(民営)が5軒か6軒あり、有名人が泊まったという偉そうなホテルに雰囲気のよいファインダイニングもあるのだけど、レビューは散々。「世界各国から人が集まるのに、サウス・リムには何ひとつ美味しいものがないとは何たることか!」と書いてる人もいました。うんうん、わかるよー。

ホテルがかたまって建っているあたりは、「ビレッジ」といわれてて、ホテルだけじゃなく、スーパーマーケット、診療所、郵便局、消防署、銀行(CHASE)、学校もあります。

到着した最初の晩は、ホテルのフロントデスクの奥にあるフードコートで食事をしました。

わたしはアルフレードソースのパスタ、青年はブリトー。各10ドルくらい。

パスタは茹ですぎでソースはおどろくほど味がなかった。

食べものもインテリアも高校のカフェテリアみたいだったけど、スタッフはみんなとても親切でフレンドリーで感じがよかったです。

パスタとブリトーをサーブしてくれたお兄さんは、「生まれも育ちもここ(ビレッジ)なんだ」と言ってました。ビレッジには公園内で働いている職員の住宅街もあって、幼稚園から高校までの学校もあるのです。

高校は学年、全部で何人いたの?と聞くと、16人だって。

「ポール・マッカトニーに会ったこともあるよ」と自慢してました。

グランドキャニオンで育つってどんなでしょうね。わたしが母だったら、子どもが崖から落ちないかどうか心配で仕事が手につかないかもしれない。




ビレッジの真ん中にあるマーケットに行ってみてびっくりしました。でかい!!

ふつうの大型スーパーとおなじサイズでした。

キャンプ場もあるし、住人もいるので、まあ当然なのかもしれないですが、シアトルのうちの近所の大型スーパーFredMeyerよりも品揃えがよいくらいのスーパーでした。

 


お値段はさすがに山の中だからお高めではあるけれど、めちゃくちゃに高いというほどでもない。

冷凍食品の棚もこのとおり、アイスクリームの巨大容器がどーんと並んでました。

酒屋のコーナーもあるし。
キッチン用品やドッグフード、キャットフードもずらっと並んでるし。

ここでパストラミとパンとサラダ用グリーンを買って、翌日のロードトリップ用のサンドイッチをつくりました。





2日目最後に行った、峡谷沿いに建っている「ホピ・ハウス」。

これもメアリー・コルターさんの設計で、完成は1905年。ホピ族の村にある古い建物を下敷きにしているそうです。砂岩の外壁がなんとも素敵。
店内は白壁によく手入れされた木の床。

中はギフトショップですが、ホピ族をはじめとするネイティブアーティストの作品を多く扱っていて、単にショップというだけでなくオーセンティックなギャラリーという感じで楽しかった。

あまり時間がなくて、さっと見ただけでしたが、ゆっくり味わって見たいお店です。




ホピ族のデザインは、うちの息子がむかし描いていた絵に雰囲気が良く似ていて、親近感があります。前世はホピだったかな。




にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

2020/11/17

後遺症と白菜ミルフィーユ



旅に出る前に、ジェニファーちゃんにいただいた花を逆さに吊るしておいたら、ちゃんとドライフラワーになってました。

不思議な色のアジサイもそのままに。

先日(11月13日)デジタルクリエイターズに掲載していただいた長文を、NOTEにアップしました。トランプ政治についてなにか言いたかった。

お暇がありましたらご笑覧くださいませ。
こちらです。「異常な選挙とトランプ後遺症

これは日本のシバタ編集長のために書いたつもりですが、結局は自分のために。

ダラダラ長いまま3回に分けて載せてあります。情報としては今さらだけど、自分で情報を消化するいちばんよい方法は、よい聞き手に話すか、文章にしてみることなのですね。
書いたり話したりすると、初めて、自分が何を(何も)知らないかがわかる。

でも、これからはもうすこし短いのを書こうと思います。



今日はー、また突然Windows上の翻訳支援ソフトウェアが動かなくなり、OSをアンインストールして入れ直したり、そしたらOFFICEのライセンス認証ができなくなってそっちを入れ直したり、そしたら日本語入力ができなくなって入力設定をあちこちいじったり。そんなことに3時間もかかってしまいました。

消耗……。ウィンドウズ君……。


ParallelsにWindows7と10が両方入ってるんだけど、ソフトウェアは全部7の上で動いている。これを入れ替えたほうがいいのだろうけれど、全部アンインストールしてから10に入れ直せばいい話なのだろうか。ふとしたきっかけでまた元通りに動き出したりするので、何もかもすっかり忘れてまたなにごともなかったかのように使い始め、次に不具合が出るとまた呆然とする繰り返し。懲りない。



うーん、「7」はやっぱり断捨離すべきか。

ナスタチウムは、種をまいたのが遅かったので花は咲きませんでした。小さい葉っぱだけ摘んで食べている。



先日の豚バラ白菜ミルフィーユ。酒大さじ1くらいと鶏ガラスープの素をすこし入れると、抜群においしくなるのを知りました。常識だった?

しかし鶏ガラスープの素がもうそろそろ底をついてきた!チキンブイヨンでもいけるかな。

3人用の土鍋いっぱいつくっても、うちではあっという間になくなります。




にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

2020/11/15

デザート・ビューのアクロバット飛行 [DAY 7]


 
グランドキャニオン2日目の午後は、「サウス・リム」の東側を見にいきました。

東側エントランスは、隣接するナバホ・ネイションがコロナ禍で深刻な状況のため閉鎖されていましたが、エントランスへ向かう道、「デザート・ビュー・ハイウェイ」の途中までは開いていました。

このハイウェイ沿いに5つほどの展望ポイントがあります。グランドキャニオンを見物しに東部から人がやって来はじめた頃は、この東側が観光の拠点で、ホテルがあったとか。



この↑写真の右側にちっちゃく見えている塔は、1932年に建造されたデザート・ビュー・ウォッチタワー

女性建築家メアリー・コルターさんの設計で、古いプエブロの塔をベースにしているそうです。

近代の建築とはいえ、雅な趣がある塔。ぜひ近くで見てみたかったのですが、こちらも閉鎖中で行けませんでした。



「デザート・ビュー・ドライブ」沿いのポイントを3つほど見て回りました。

こちら側は少し離れているので、ビジターセンターがある中心部よりずっと人が少なくて、とても静かでした。


さすがにザイオンのコロブ・テラスみたいな人影のかけらもない空間ではありませんでしたが、ぱらぱらと人がいるだけなので、好きな場所に好きなだけ陣取っていられて幸せでした。




青年は、でっぱった岩の上まで下りていって、峡谷と対面。

この岩の下、ほぼまっすぐ谷底です。
わたくしは、上から見ながら脇汗ダラダラ。

いくつになっても、子どもが崖のふちに座ってたり、自転車に乗ったり、スケボーに乗ったりすることを考えるだけで脇に汗が。




これは「Lipan Point(リパン・ポイント)」。ここに2時間ほどいて、岩を見たり、からすを眺めてすごしました。

シアトルにいるカラスたちよりも少し身体が細く小さくて、うちの青年にいわせると「ピュアでクリーン」なカラスたち。





峡谷の上にできる気流をよく知っていて、サーファーが波に乘るみたいに順番に2羽から3羽グループになって風に乗って遊んでました。

上手な子は、風に乗ったところで、身体をくるりと180度ひねって背中を下にして飛び、またくるりとひねって元通りにするアクロバット飛行をしてました。上手な子は本当に上手。

飛び方を覚えたてないのか、風に乘るタイミングがうまくつかめない子もいたり、ほんとに面白そうでした。

見てると、サーファーがサーフポイントまでパドリングしていってボードに立つみたいに、風に乘るポイントがあるようでした。でも気流なので、そのつど変わる。カラスにはちゃんと見えているのでしょうね。不思議。

啼き声もいろいろで、胡桃をこすり合わせるような音を出したりもしてました。

動画に撮ろうとずいぶん苦戦したのですが、タイミングが難しく、360度回転飛行をとらえることはできませんでした。残念。

 

 


にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

またロックダウン。そしてブリスケット。


雨の予報が外れて、意外にからりと晴れた日曜日。

ワシントン州のインズリー知事が、きょう、ふたたびのロックダウンを発表しました。

KOMOニュースのサイトによると……

同居している人以外が屋内で集まるのは禁止。
屋外での集まりも、同居人以外は5名まで。

飲食店での店内での飲食は禁止。屋外席はひとつのテーブルに5名まで。

ボウリング場と映画館の屋内営業は禁止(ドライブイン映画館はOK)。

カンファレンスはトレーニング等一部を除き禁止。

小売店、対面式サービスは、定員25%まで。

美術館・博物館、水族館、動物園は屋内営業禁止。

宗教上の集会は、マスク着用の上定員の25%未満か200名まで。

…だそうです。

ああ、来週はミュージアムに行きたいなんて思っていたのですが、仕方ないですね。

10月末からの2週間での感染者数が恐ろしい勢いで跳ね上がっているのです。

キング郡だけで1日の新規感染者が627名、ワシントン州の1日の新規感染者は1,429名。

これからもっと寒くなりますが、この措置で収まりますように。

実施は16日月曜日の午後11時59分より、12月14日までの1か月です。

はぁー長い冬ですね。




『The Marvelous Mrs. Maisel』の主人公ミリアムちゃんの得意料理、「ブリスケット」の蒸し煮というのを食べてみたくなって、作ってみました。

ブリスケットとは牛の肩バラ肉のことで、日本だと薄切りで売られる部位ですが、米国ではどーんと800グラム〜1キロ以上のカタマリで売られています。
使ったレシピはこちら。

大量の玉ねぎとニンニクを炒め、その上に塩コショウした肉を乗せて、トマトペーストを塗り、小麦粉を溶き入れた牛ベースのスープを注いで、人参、セロリ、ローレルを乗せて、オーブンで3時間半。

寒い雨の日にはちょうどいいオーブン料理です。





肉はさすがに柔らかくなりました。うううきたない盛りつけだー。すみません。
味は、もうすこしパンチがあってもいいなー、という感じ。

猫ママにゃを子さんから以前にいただいたル・クルーゼのお鍋を、青年がボストンに置いてきてしまった(炊飯器がないのでごはん炊く用に持っていかせた)ので土鍋を使ったのですが、華氏350度で3時間半オーブンに入れられるというのは土鍋にとってはかなりのアビューズだったようで、うっすらヒビがはいってしまった。ごめんよ土鍋ちゃん。



 

にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

空から見る。[DAY 7]



グランドキャニオンでは公園内のホテルに2泊しました。着いた翌日はサンセットを観てごはんを食べて、さっさと就寝。

翌朝は、わたしとしてはあり得ないほど早く起きて、近くのブライト・エンジェル・ロッジでコーヒーを買って、峡谷にさしこむ朝日を見に行きました。

このすぐ近くから、「ブライト・エンジェル・トレイル」という峡谷の谷底に降りていくトレイルがあります。上の写真で、下の真ん中の川沿いに続いている細い道。

ロバやラバでこの道をおりて、谷底のキャンプで一泊して翌朝上がってくるツアーなどもあります。

体力に自信があっても谷底まで歩いて下って同じ日に上がってくる計画は立てないようにと、あちこちに注意が書いてありました。若くて健康で頑丈なハイカーでも、熱中症や疲労で本当に亡くなってしまう人が珍しくないのだそうです。

青年は前の晩、この谷底に下るトレイルの入り口付近に散歩に行って、峡谷の反対側のノース・リム(北の縁)を朝早く出発して谷を横切り、南側の崖道を登って到着したばかりの一行に出会ったと言ってました。元気だねぇ。


 

崖の途中に、立派な角を持ったヒツジ(オオツノヒツジ)が佇んでいました。谷の下のほうを見つめて長いあいだ沈思黙考しておられました。何を考えているのだろうか。


頭がとても重そうです。





朝ごはんを簡単に済ませて、国立公園のすぐ外にある小さな空港へ。

うちの青年がサプライズでヘリコプターのツアーをブッキングしててくれました。びっくりした。

レトロな飛行機をイメージしたらしい、待合室の特注家具がかわいい。





ヘリコプターに乘るのは、覚えてる限りでは生まれて初めてです。

子どもの頃、ヘリの免許を取りたいと熱望していたこともあったのでした。




パイロットさんはイギリスのウエールズ出身でした。

乗客はうちの親子と、白人のおばさま2人の4名。

機内ではヘッドフォンを着用します。

離陸時には威勢のよいアメリカン・ロックの曲がかかり、地勢や歴史の説明などのアナウンスが流れました。





しばらく針葉樹の森の上を飛ぶと、やがて峡谷の縁が見えてきて…





ちょうど峡谷にさしかかり、全貌が見えてくるところで、ヘッドフォンからは『2001年宇宙の旅』で有名な『ツァラトウストラかく語りき』のあの荘重なテーマが、じゃーん、じゃーん、じゃーん、ちゃちゃーん!と鳴り響き。

青年と思わず顔を見合わせて笑いつつ、号泣寸前でした。



泣くよこれ。

 



正味30分弱の短いフライトで、峡谷の上を飛ぶのは10分くらいですが、こんなところから岩たちを眺められるなんて、不思議すぎる。

 


今、写真を見ても、やっぱり現実感がありません。不思議な空間で不思議な旅をしてきたという感じです。




アングルが斜めってます。

ロバに乗って来た19世紀の旅人には見られなかった景色。ありがたや。
なんて便利な世の中に生まれたことか。

世界はとんでもなく不可思議でとてつもなく美しいです。




パイロットさんに聞いてみると、例年のピークシーズンなら1日10回くらい飛んでいたけれど、今年はその何分の一だか、とにかく激減してますよ、とのことでした。

縁から眺めるだけでも圧倒されるのに、この地形のスケールを上空から見られたとは、まことにありがたや。の朝でした。




にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ