秋のひざしを浴びて気持ちよさそうな、ハニワーず。
メイプルの葉はカラーバリエーションがすごく豊富です。
さいきんはまっているYouTubeチャンネルは、山田五郎さんの「大人の教養講座」。
セザンヌ、ドガ、ゴッホ、ルソー、ボス、ミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ピカソなど、有名美術作品のナゾを解説するシリーズで、めっちゃ面白いです。
ドガは内気な「NTR」志向画家だった。
意外と指摘されていないが、セザンヌは実は絵がヘタだった。
天然画家ルソーには突っ込みどころが無数にあるが、たとえば人の足が描けなかった。
…など、教科書には絶対載らない言葉で切れ味鋭く、面白おかしく語っているけれど、五郎さんの解説はどこを切っても作品と作家への愛にあふれているので、心あたたまります。
面白おかしいだけじゃなく、広く正確な見識に裏打ちされた視点も信頼できる。
たとえば印象派の最初の展覧会を評した評論家はモネの「印象・日の出」を嘲笑した、というのが通説になっているが、それは誤解ではないか、と原典の新聞にあたって検証したり。この人も料理人のコウケンテツさんとおなじで、美術作品が「とにかく大好き」というオーラが快いのです。
助手のワダさん(女性、23歳)のあまりにも何も知らない白紙っぷりもすごいし、それで良いとも思っていないらしいけれどまったく悪びれない素直さも心あたたまる。皮肉でなくほんとうに。
たとえば「『最後の晩餐』て、なにが最後なの?」という問いに
「え?………世界の終わり?…お別れ会?」
という最強の答えに、腹の皮がよじれるほど笑ってしまいました。
このシリーズを観たら、ルネッサンスから印象派からピカソまで、画家たちが連ドラのキャラクターのように身近に感じられること間違いなしです。
現代作品は版権の問題があってなかなかYouTubeで取り上げるのが難しい(お金がかかる)そうなのですが、ぜひぜひ20世紀〜の作家たちも取り上げてほしいです。
デュシャンとその後の前衛芸術について語った
「デタラメにも歴史がある」
というのが五郎名言集の金字塔のひとつ。言い得てます。素晴らしい。
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