2021/10/22

もふもふの子


 植物園で見かけた毛虫。てこてこ歩いて一周するあいだに3回も見たので、この季節によくいる子のようです。

毛虫の名前はWoolly bear(ウーリーベア:「もふもふクマ(意訳)」)。

ウィキ先生
によると、オハイオ州、ノースカロライナ州、ケンタッキー州の町では毎年「ウーリーベア・フェスティバル」が開かれ、毛虫コスチュームのコンテストや、毛虫レースが行われるそうです。

かなりの愛されキャラ。

ウーリーベア毛虫への愛があふれるWoolly Bear Project
というブログもあって、毛虫にいろんなことをさせてておかしいです。


このウーリーベア毛虫は、北米各地の原生種。

いつごろ誰が言い出したものか、「この毛虫の茶色の部分が多い年は暖冬で、黒い部分が多い年は厳しい冬になる」という言い伝えがあるそうです。

Farmer's Almanacによると、1940年代〜50年代に実際に8年間にわたってウーリーベアを集めて観察して冬の気温との相関関係を調べた博士がいたそうですが、サンプル数がすくないので実際のところは不明のようです。

 


 どんな成虫になるんだろうと思ったら、ウィキに写真がありました。

イザベラ・タイガー・モスという名前。綺麗な蛾ですね。

でもなによりびっくりしたのは、この毛虫、カナダの北極圏にもいて、毛虫の姿で越冬し、「凍る」ということ。

「まず心臓が止まり、 次に内臓が凍り、血液が凍り、最後に身体のほかの部分が凍る。春になると解凍する」。

へえええええ。「抗凍結分子を体内で分泌するので凍っても大丈夫」という、ぜんぜんよくわからない説明がありました。アゲハ蝶などは蛹でないと越冬できないので、凍ってしまうというダイナミックな冬越え方法には驚きです。

 

 

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2 件のコメント:

  1. こちらでは毛虫は、それなりに『愛されキャラ』なので、日本での扱いとのギャップを感じますね。
    遠い話ですが、Windows95が出荷されたときについてくる、スクリーンセイバーの一つNatureというテーマが…毛虫がグネグネ這いまわっている!?というものだったのです。不気味な姿でしたね~。
    95出荷イベントの際に、当方の隣のブースがMicrosoft Themesでして、わたくし出来心で彼らのデモマシンにいたずらを…。担当者が席を外したすきにスクリーンセーバーをこのNatureに変えちゃったんです。
    その方が戻ってきて、スリープ状態からマウスを動かした途端に、画面一杯に毛虫のオンパレード~‼
    文字通り飛び上がってましたね。

    とってもビビッドな色の毛虫たちなので、想像力豊かなイラストレーターだなあ~と思っていました。
    が、シアトルにやってきて、こいつらとまさしく同じ毛虫を見まして、「ああ、あれはクリエイティブなのではなくって、写実的だったのだ~」と…

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  2. Kaoruさん、ひどいことをしたものですね!ww

    Nature、ぐぐってみました。ありました!しかも4Kで!!
    https://www.youtube.com/watch?v=KODblzTgQME

    これは、このウーリーベアと似た系統の毛虫くんたちですね。しかしもうちょっととんがったカラーとスタイル。
    MS本社の近くにいた子たちなのかなww あのへんの森にたくさんいそうです。

    ついでに、Windows 95のスタートアップ音がブライアン・イーノ作曲(というのか?)だったというのをついさっき知って、驚愕しました。力が入ってたんですねー!たしかにステキなスタートアップ音です。

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