ヴェネツィア市内に車ははいれないので、ホテルへは駐車場の近くから水上タクシーで移動。
水上タクシー運転手さんのいでたちが、かわいすぎる。
庭の妖精「ノーム」をモノクロにしてオシャレにしたかんじ。
イタリアの人は若者からおっさんまで、ほんとにごく自然にまんべんなくオシャレだった。
途中の家々。
ヴェネツィアの人口は年々急激に減っているそうです。たしかに住みやすい街ではないだろうと思われる。
『ガーディアン』のコラムによると1931年には16万人だったヴェネツィア本島の人口は、現在6万人だそうです。(これは本土も含めた「ヴェネツィア市」じゃなく、観光地が集中してる「ヴェネツィア本島」の人口で、「市」のほうの人口は26万人だそうです。島の面積は5.17km²と、わりとかんたんに歩いて回れるくらいの広さ。)
それに対して、観光客は平均1日5万5000人と、ほぼ同数。
下から見ても美しい橋。しかしやはり、どこかテーマパークのようです。
大運河沿いの物件は、お金持ちが改造して別荘になっているとか美術館やカジノになっているとか、そういうかんじ。生活感はまるでない。
大運河沿いの美しいホテル。同行のジェニファーちゃんのつてで、こんな素敵ホテルに泊まることができました。
16世紀にドージェのおうちだったというすごい歴史の建物。メイフラワー号がアメリカ大陸につく前からあるんだ。
サマセット・モームも、ヘミングウェイも泊まったそうです。
中はこぢんまりしているのだけど、とにかく重厚である。
ご宿泊になったハリウッドの有名人の写真もたくさん廊下に飾ってあった。
ちなみにヘミングウェイ先生は朝からワインをかっくらうなど底なしの酒豪ぶりを発揮してホテルの人を瞠目させたうえ、ロビーで野球をしたそうです。
それでも怒られるどころか宿代を割引にしてもらったそうな。文豪は得ですね。
こんなずっしり重いカギ。お出かけの時はいちいちフロントに預けるなんて、古風で素敵なシステムだ。
ターンダウンサービスのあるホテルなんて泊まったのはじめてだよ。
こんな素敵ホテルに泊まるのは最初で最後かもしれないので、めいっぱい自慢しますよ。
うちのリビングくらい広いバスルーム。
隣の部屋も見に行ったら違う色の大理石で飾られてました。部屋ごとに壁にはられいるテキスタイルも違う。
このホテルは数年前に大々的な改修工事を行ったばかりだそうで、古い建物なのに古いなりの不便をまったく感じないうえに、歴史的物件らしい重厚さがちっとも損なわれていない、超快適なお部屋でした。
壁にもふっかふかの詰め物がしてあるのでとても静かで、テキスタイルも美しい。
錆のでた古い鏡や古い版画が飾ってある。
全館のあちこちに配されているヴェネチアンガラスのシャンデリア。
ロビーの鏡。これは古い時代のものなのかアンティーク風に作ってあるのか、もはやわからないところがさすがだと思います。
朝ごはんは運河の見える席。シチリア島のブラッドオレンジジュースがおいしかった。
コーヒーも美味しい。そしてバカ高い。
すぐ外は運河沿いのテラス。サマセット・モーム先生もいたく感激したという景色です。
なんと贅沢な朝ごはんであったことか。
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