今週末は雨がちのシアトルです。
葉っぱもすっかり散って地面が豪華だけどお掃除たいへん(<他人事)。
ちょっと晴れた夕方にはあっちこっちで落ち葉かきのホウキの音が。ホームオーナーの皆様お疲れ様です。綺麗な葉っぱを堪能させてくださってありがとう。
さいきん日が短くなったので(そして冬時間に戻ったためもあり)、あっという間に夜になってしまう。4時半には日が沈んでしまうんだもの。
うっかり昼近くまで寝ていると、昼間が4時間で終わっちゃってびっくりだ。
…とCTちゃんに話したら、とも蔵、頑張ってもうちょっと早く起きなよ、といわれた。わたしもそう思う。
ところで、シアトル生活10年にしてはじめて、モノレールに乗りました。
ワシントン大学からシアトルセンターの近くへの路線を検索したら、Siriちゃんが電車とモノレールでゆけというので。
ワシントン大から電車でウェストレイクへ、そして地上へ出てモノレール駅へ…。
て、駅はどこ?
モノレールの線路が終わってるところ(↑)は知ってたけど、乗り場はいったいどこにあるのか知らなかった。ダイソーがはいってるビルの3階が乗り場だったんですね。
前からこんなだったっけか?
ライトレールができてから、モノレールが交通システムの一部に積極的に統合されるようになったのではないかしらと思う。推測だけど。ビルの中のこの案内板、ピカピカだし。
モノレールって1962年の万博のときにできて以来(スペースニードルもその時できたやつ)、路線を伸ばす話が何度かあったみたいだけどいまだにウェストレイクとシアトルセンターの間の一駅だけで、乗る人いるのだろうか?ってつねづね不思議だった。
この日(火曜日の午後5時ころ)は会社帰りらしい人、ヨガマット持った人など、日常につかってるっぽい人が10人くらい乗ってました。
まわりの街はこの10年ほどでものすごく変わったけど、線路も車両も(たぶん、少なくとも見た目は)1962年のまま。レトロフューチャーでかわいいです。
乗車料金は3ドル。乗車時間たったの2分で3ドルってずいぶんお高いわね、と思ったけど、あとでORCAカードの明細を見たら、電車からの乗り換えなので50セントしか取られてなかった。ワシントン大からシアトルセンターまでの片道合計が3ドル25セントでした。
モノレールに乗って何しにいったかというと、SIFF UPTOWNでやってるこの映画↑をみにいったのでした。
邦題は『パラサイト 半地下の家族』。日本では1月公開。
面白かったです。怖いですよ。ホラー映画の新しいジャンルかもしれません。今年のカンヌ映画祭でパルムドールをとっている。
貧乏家族の映画というと去年のパルムドール受賞作、是枝監督の『万引き家族』とつい比較してしまうけど、これはまたぜんぜん違うテイスト。
コレエダ作品がおでんだとしたら、これは…キムチ山盛り、にんにくたっぷり、唐辛子たっぷりのチゲ鍋といったところではないでしょうか。
「微妙なニュアンス」はほぼなくて、ぐいぐい押しまくってくるので、うわーもうお腹いっぱいです!となる。でも、俳優陣がとてもよくて、映像もディテールもよくて、終わり方もよかったな。
これは名画座で『JOKER』と二本立て上映してほしい。タイトルは「持たざる者たちの反乱」でいかがでしょう。