2019/10/01

まだ改装中のシータック空港で見たアレ


ボストンに来ています。初ボストン。
これはパブリックガーデンの入り口に立っているワシントンをうしろからみたところ。


シアトルからは5時間ちょっとのフライト。 
日本やハワイへ行く時間とくらべると、意外に短いです。
今回はアラスカ航空。おっさんフリートが並んでるのみると、なんかなごむ。
ハワイ行きのおっさんだけピンクのレイをかけてるのが超好きなんだけど、この日はみかけませんでした。あれにのってホノルルからシアトルに来たんだよー。



シアトルタコマ空港はまだ改装中。あの巨大ガラスがドラマチックなメインロビーもまだ工事中で、ちょっとしかひらけてませんでした。

そしてそのどまんなかにアメリカンなスシバーができていた。

電源がついてるテーブル席が増えてたのは喜ばしいです。
マイボトルにお水くむステーションもおシャレ。



空港の新しいテナントはローカルビジネス偏重になるもよう。これも喜ばしいですね。

でもIvar'sがなくなっちゃったのはちょっと残念。


こちらもシアトルデザインのショップ。くつしたとかトートバッグとか。


 CaffeVitaとチーズのBeecher's もできてた!
これはうれしいな。

アラスカ航空のNゲート付近にはSkilletとCaffé D’arteができてました。



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2019/09/29

文明と関係ない砂丘


北カリフォルニアの海岸ハイキングは、ワシントン州とはまたちょっと違う風情。

光のかげんが強くて影がくっきりしてる。


砂丘というものはたいへん歩きにくいことがわかりました。



そして、靴のなかにがっつりスコップで2杯ぶんくらいの砂が入ってた。

はだしのほうが歩きやすかったかも。



砂丘にはかわいい多肉ちゃんがいっぱいでした。ちょこっと掘って持って帰りたいような(駄目ですよ)。


ワシントン州の海岸ほど、人を拒否するアンフレンドリーな海ではないけれど(すくなくとも巨大丸太がゴロゴロ浮いていたりはしない)、でもあまりウェルカムな感じでもなく。

ゾウアザラシ専用ビーチの手前に人間もはいってよい砂浜があり、サーフボードを抱えた人が何人か海にいました。

しかし、ハイキング道とサーファーを別にすれば、灰色ペリカンの群れとかTurkey vulture(ヒメコンドル)とか、なんかいかつい感じの古代っぽい鳥が飛び、人間の文明とあんまり関係ないかんじの場所なのでした。

ペリカンは前にワシントン州の海辺でも見物しました。このへんからやってくる団体だったのかな。


この砂丘のうえの影がなんだかとても綺麗でした。ピントがあってないんじゃなくて、砂が平らじゃない&枝が動くので影がくっきり像を結ばないのです。

みていると催眠術にかかりそうな感じ。
高画質ビデオで撮ったらトリップ用にいいかもw

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2019/09/26

ゾウアザラシのいるところ



北カリフォルニアの海岸にあるAno Nuevo州立公園に行ってきました。

ゾウアザラシ界では有数の保養地として、ピークには1万頭以上のゾウアザラシがやってくるそうです。


このように真夏の湘南海岸のような混雑ぶりがみられるのは、母アザラシが子どもを育てにくる冬季。



ピークは冬なので、この日は4頭しかいませんでした。





この矢印の先に、かなり大きなオス2頭と、若いオス2頭がねそべってました。

ゾウアザラシといえば、子どもの頃に読んだ長新太さんの絵本によく登場していたのを思い出します。

当時はゾウアザラシって架空の動物なのかと思っていた。
ほんとうにゾウみたいな鼻のあるアザラシなんですね。遠くからとはいえ実際に野生のゾウアザラシを見られるとは。もっと北のほうにいるイメージだったんだけど。

大人のオスは体重2トンにもなるそうです。ちょっとした小型トラックなみ。



 近くで見ると、こんなお姿です。この公園のパンフレット。



子どもから大人になると、オスはだんだん鼻がのびてきます。

19世紀以降、脂をとるために乱獲されてほとんど絶滅寸前になっていたところ、保護が功を奏して最近では17万頭くらいまで増えたそうです。

ここの州立公園は保護区になっていて、子育て期間の冬季(12月中旬〜3月)はガイドつきツアーでのみアザラシたちを見学することができます。

ビジターセンターがあって、ゾウアザラシについての情報満載。これもその情報ボードのひとつです。





ゾウアザラシはなんと深海にもぐって、イカとかこのようなぬめぬめした深海生物を捕食するのだそうです。
捕食のためにアリューシャン列島沖まで遠征するんだそうだ。

半年何も食べずに子育てするというザトウクジラとおなじく、かなりメリハリのきいた食生活を送り、陸にあがっているあいだはいっさいなにも食べないのです。

春から初秋にかけては「MOLTING」シーズンで、毛が生え変わるあいだ、6週間ほどビーチに戻ってきてごろんと寝そべっています。この間も何も食べず、ひたすら寝そべって毛が生え変わるのを待ちます。

わたしが行ったときにごろんと砂浜にいたアザラシたちは、毛が生えてくるのを待ってたのですね。

MOLTINGっていっても、犬や猫のようにパラパラと毛が抜けて生え変わるんじゃなく、なんと皮膚ごと!べろっと剥けて、下からあたらしい皮膚ができてくるんだそうだ。


こんなふうに(州立公園のサイトより)!!!

「あーそろそろ毛がハゲるから陸にあがんなくっちゃ」って、いったいどういう感覚なんでしょうねえ。

アザラシがいるビーチを見下ろす展望台にはレンジャーさんがいて、この剥がれ落ちた毛皮を触らせてくれたり、双眼鏡を貸してくれたり、いろんな質問にこたえてくれました。

このように剥がれた皮膚がベロベロと砂浜に落ちているそうですが、触らせてもらったそのきれはしは、ポーチくらい作れそうな、なかなか立派な毛皮でした。


 ゾウアザラシを見るには、このような砂丘を越えて30分ほど歩きます。


ゾウアザラシはあんまりいなかったけど、海の上にはペリカンがたくさん飛んでました。

海風が気持ちよい砂丘ハイキングでした。

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2019/09/23

今週のトレーダージョーさん:健忘症


ひとりごはんは冷食祭り。トレーダージョーズさんのこれはフライパンであたためるだけのパエリア。


まーこれは普通に冷凍パエリアでした。
安めのファミレスで出てくるかもしれない感じ。



ていねいな食事感をちょっと出してみようとマイクログリーンとルッコラを投入してみたが、単にますます粗雑な食事に。


これはまじうまかった、猫ママにゃを子さんにいただいた「食べるオリーブオイル」。小魚と唐辛子がはいっていて、きゅうりとかにあえるだけで秀逸なサラダになります。


ところでー。しばらく前に得意げにアップしたカリフラワーライス…。
実は去年の2月にも「トレジョでこんなの買ってきました。これはリピあり」なんて記事を書いていたのだったーーーー。(検索しないでぇー)

健忘症、笑えないレベルにきているかも…。

去年2月は医療用語が絡むボリューミーな翻訳をかなりタイトな進行でやってて、もしかして生きてて今までで一番忙しかったかもというくらいストレスフルだったので、そのせいで記憶が抜け落ちているのかもしれない。ええ、言い訳です。

ほかにもそんな健忘症記事があるかもしれません。
そんなときはこっそりメッセージくださいね。



リピートのカリフラワーライス。チーズとルッコラを投入してみました。
ルッコラさえ投入すればとりあえず自分にすこし勝ったような気がする。なにがだ。



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2019/09/22

鬼の醜草と秋の豚汁


紫の花がめだつ秋口。


アスター。別名はウィキによるとオニノシコグサ(鬼の醜草)、ジュウゴヤソウ(十五夜草)、オモイグサ(思い草)。

鬼の醜草ってどういうことよ?とおもったら、今昔物語にも収録されている昔話に起源があるそうです。

兄弟二人、萱草、紫苑を植うる話

なくなった父親の墓にこの花を手向けて、父のことを忘れないように墓参りを欠かさなかった息子に、墓守の鬼が感心して予知能力をさずけてやったという話。
兄は辛いから忘れてしまおうと「忘れ草」を植え、弟は父を忘れることのないようにと「思い草」を植えたんですって。


万葉集にも登場している。

 忘れ草我が下紐に付けたれど醜の醜草言にしありけり −大伴旅人

大意:(恋しくてしょうがない人を忘れたいので忘れ草を身につけたけど、ちっとも効き目がないじゃないかよ、名前ばっかりだな)

この歌では「忘れ草」が「鬼の醜草」と呼ばれてますね。

昔のひとは草にいろいろ難題をふっかけていたようです。



鬼のような形相のCT3号。
さいきんちょっと耳が遠くなってきたそうですが、あいかわらず、がんこでかわいい。


CTちゃんに秋の食卓におよばれ。


マグノリアにお住まいのYさんちで採れた梨もいただいた。
とても小ぶりだけど、二十世紀梨みたいな、甘くて香りのよい梨でした。


秋は豚汁。

「優しい味」という言葉が鳥肌たつほど嫌いだというCTちゃん作、秋ごはん。
優しい味やw


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2019/09/19

レモンバーベナとさそり、スターが誕生


猫ママ、にゃをこさんのお庭で豊作だったというミョウガをいただきました。
みょうがもあるし、シソもあるし、山椒までそろってる!魅惑のガーデン。うらやま〜。

そしてレモンバーベナもいただきました。



これは生葉をぎゅうぎゅう詰め込んでお湯をかければハーブティーになるというので、さっそく家にかえってためしてみると。

きれいなグリーンの、レモンの香りのお茶になりました。
レモンの香りなのだがちょっと青虫的な匂いもする。



きのうはまたUWメディカルセンターに。今度は心電図をとりにハート・インスティチュートへ。以前から時々胸に痛みがある、というと、かかりつけの先生が、じゃあストレステストをしてみましょう、とオーダーをしてくれた。
ワイヤをつけてトレッドミルでちょっと坂道を登り、心拍数が上がったところで超音波写真を撮るというもの。心電図の技師、ナース、超音波の技師の3人がかりでした。

自分の心臓の超音波イメージを初めてみた。すっごい動いてた(あたりまえ)。



でこちらはUWメディカルセンター廊下にあったFay Jonesさんの作品で、 「Bouquet」。
ブーケだけれど花よりサソリ君のほうが多い。そして不思議な存在があつまる花瓶。
なかなか素敵です。あるある、こういう場所あるよね。

ソフトグランドエッチング&アクアチント、とありました。これ銅版画なんだ!へー。

どーしても廊下の蛍光灯が写りこんでしまう。



 花瓶のもようが数字で出来ているのもいいですね。そしてうねる台風のような植物たち。

このあいだ読んだジョーン・ディディオンの1965年のエッセイに、カリフォルニアの不吉な風の話があった。プラスイオンをたっぷり含んだ邪悪な風が吹くと、山は火事になり、殺人が起こり、人は不機嫌になる。

ところでジョーン・ディディオンって『スター誕生』(バーブラ・ストライサンドの)の脚本を手掛けた人だったのね。最近、レディ・ガガのバージョン観ました。

イタリアから帰る途中の飛行機でちょっとだけ観はじめたけど、最初のラ・ヴィアン・ローズのとこでもう号泣しそうになってあわててやめた。

メンタル揺さぶられる映画は体調ととのえてから観ないとものすごく引きずられる。映画の影響力ってすごい。わたしはやっぱり視覚(に影響される)人だなあ、とつくづく思う。


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2019/09/14

白露の雨


バタバタしている間に夏は終わり…、ひと雨ごとに秋の気配が濃くなりますねー。

どんぐりがこんなに大きくなってました。

ちょっとこの数週間かなり忙しかったので静かにダメージ回復中。


 
昨日はシアトルのウエストレイク駅で、いきなり男性3人が撃たれて1人が亡くなるという事件がありました(涙。

金曜の午後9時半、利用者が多い時間。犯人はまだ捕まっていません。

ほかの都市にくらべてのんびりしているシアトルですが、もちろん銃の暴力とまったく無縁ではなく。
今回はダウンタウンの真ん中での事件だけに、衝撃も大きいです。



こちらは晩夏の花。

また今夜から雨の予報。
先週、留守にしている間にすごい雷の嵐があったそうで、CTちゃんは一晩に3千発も稲妻が光ってエレクトリカルパレードみたいだった、といってました。見逃して残念だ。

稲妻くらいならいいけれど。

静かな実りの季節でありますように。


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