雨の金曜日、バスで家に向かっていたらCTちゃんから晩ごはんのお誘いがきた。
宿題と書きかけのペーパーはとりあえずほっといて、バラードダウンタウンの
The SEXTONへ。
『
せいうちと大工』と同じBallard Avenue にあるこじゃれたバーレストランです。アメリカ南部がテーマだから、空き瓶のシャンデリアに、天井にはゆるゆると回る扇風機。
アメリカ南部といったら、やっぱり空き瓶です。なぜか知らないが、南部の人はこういう空き瓶で飲み物を飲むのが好きだ。
キャンドル入れもお水のグラスも古風な空きビン。
オシャレなクラウドが集うオシャレレストランでした。フライドチキン、カラードグリーン、ハッシュパピー、ロックフィッシュ、ヤムのフライなんかを注文してシェア。
おいしいけど、オーセンティックな南部料理を期待していくと、ちょっとオシャレすぎて拍子抜けすると思う。
一番おいしかったのは、ヤムのフライとハッシュパピーでした。 お値段もオサレ地区なりです。
南部ふうフライドチキンとカラードグリーンは、やっぱりこの辺ではタコマの
南部食堂にかなうお店にまだ巡りあっていない。
南部食堂でもドリンクがジャムかなにかの大きな空き瓶で出て来ますが、あの店ではそれがごく自然なスタイル。
食後は雨の中、同じ通りのもう少し先にある
Hot Cakes Molten Chocolate Cakery という長い名前のチョコレートケーキ・カフェへ。
金曜の夜だけにここも、おしゃれした女の子たちやカップルで混み合ってました。
中から熱いチョコレートが溶岩のようにどろりと出て来る「Hot Cakes」、温かいケーキが売りもの。
ここの女性シェフは以前にTheo Chocolate でチョコ開発をしていたのだそうです。
チョコへの熱い情熱をかたむける人がシアトルには多いですねぇ。
私たちが頼んだのはVegan Dark Chocolate。卵も乳製品も使っていないチョコレートケーキ。
ホイップクリームはココナツミルクのホイップで、とても軽い。チョコレートも言われなかったらベガンだって全然わからない、しっかりした濃厚なダークチョコでした。
コーヒーもおいしかった。メニューにはスコッチウィスキーやラム入りのチョコレートミルクシェイクもある。健康なんだかデカダンなんだかよくわからないところがとってもシアトルらしいお店。
乳製品や卵はもちろん、地元農家と直接契約のオーガニック&ローカル。
ところでそれとはまったく関係なく、南部系オサレレストランバーのはずのSextonでもここでも、なぜか、かかっていたミュージックは90年代初頭のIce CubeとかSir Mix-a-Lot(笑)とかSnoop とかの懐かしのラップばっかり。
バラード一帯、「90年代ナイト」だったとか?
そういえばうちの息子も最近90年代のを良く聴いてるみたいです。
最近のヒット曲は「中身がない」とか言っちゃって(笑)。
いまの10代20代には90年代の曲が新鮮に聞こえるのかなあ。