選挙の開票を気にしていると胃や心臓その他身体中が痛くなりそうなので、今日は横目で結果を流し見つつ、コメディ番組を見ています。
雨だし、日曜から冬時間が始まったのでなおさら暗い、どんよりシアトル。
週末は穏やかな快晴で、CT家がセーリングボートを購入したので、その試験航海につれてっていただきました。
バイキングの像があるバラードのマリーナ。
バラードのあたりは、19世紀末〜20世紀はじめの黎明期から北欧移民の町で、ほとんどが漁業にたずさわっていた、漁民の町だったそうです。
小さなボートから、太平洋もらくらくクルーズできそうな100フィート以上のラグジュアリー大型挺までいろいろありますが、40フィートくらいのセーリングボートが多い。
ここのマリーナでは、船に住んでいる人もけっこういるそうです。
「I have a bad feeling about
this」とハン・ソロのせりふを言いたげな、CT3号。
しっぽが思い切り、さがっている。
「お母さん、はやくおうちにかえりましょうよ」
クラシックでとても綺麗な船でした。
おだやかなピュージェット湾を、ダウンタウンの近くまで。
右にレーニア山、左にはビルが増えたダウンタウン。帆をあげずにのんびりと航行してもどってきました。
わたくしはいろいろと惨事を引き起こしやすい性格なので、余計なひもやロープをひっぱたり、なにか壊したり、海に落ちたりしないように精一杯気をつけつつ、よく日のあたる場所に陣取ってまったりさせていただきました。
「…もうそろそろおうちに帰りましょうよ?」
日没のすこし前にマリーナに戻りました。ヨットの車庫じゃないや、なんていうんだ、艇庫?への出入りは縦列駐車よりも難易度高そう、長いぶん。
子どもの頃、アーサー・ランサムの『ツバメ号とアマゾン号』シリーズを読んでヨットにあこがれたこともあったけれど、そもそも紐を結ぶのが苦手なのでさくっとあきらめました。ヨットは大事そうなロープがいっぱいあって、なぜか何かしでかしてしまうのではないかとドキドキする。紐やロープには昔から謎の苦手感があるのです。リボンむすびがすぐ縦むすびになってしまうので、猫村さんに親近感があります。