舞踏家薫さんに誘っていただいて、キャピトル・ヒルの聖マークス大聖堂(St. Mark's Cathedral)のファーストアドベントに行ってきました。
クリスマス前の最初のアドベント(降臨節)なので、ろうそくがひとつだけ灯されている。
祭壇でお香がもくもくと焚かれ、聖堂の高い天井にのぼる。
ふたつの合唱隊が古い旋律の聖歌を交互に歌う。(アンティフォンというそうです)
聖書の一節が読まれ、静かな合唱があり、白い祭服を着た人がろうそくを掲げる子どもの後について「のぼり」(というのか)を手に祭壇へ歩く。
コーラスとパイプオルガンの美しすぎる響きにひたり、祈りに心を満たされる、贅沢な一時間。
一つ一つの儀式も、優雅で慎重で美しくて、でも冷たい感じはしない。
誰でもウェルカムな教会だというのがなんとはなしに感じられる気がします。
参列者も、意外に若い人が多かった。ピンクに髪を染めた女の子、小さな子どもを連れた家族、ゲイのカップルもいた。
この聖堂は1930年代の建造だそうです。薔薇窓は、1997年にシアトルのOlson Kundigが手がけた改装時につくられたもの。このうしろがこぢんまりした礼拝室になっている。
この聖堂では礼拝だけでなく、パイプオルガンなどのコンサートもあるそうですよー。
