今回(といってももうはや二ヶ月も前のことになってしまいましたが)の東京滞在で困ったのは、電源でした。
東京で無料Wifiスポットを探すのが困難なのは4年前に身にしみていたので、Wifiルーターを借りて行きました。
ニューヨークにある
J-Plaza という日系会社のサービスで、1日約8ドル。
携帯電話も同じ会社で借りていって、こちらは1日約5ドル。電話はWifiが使えれば要らないかなとも思ったのだけど、会う予定の人の中にネットにあまりつながってない人がいたので…。実際あまり使わなかったけれど、運転中の弟にクルマでひろってもらう場所を確認するなど、どうしても必要な場面がやっぱりあった。
Wifiのほうは毎日の必需品でした。シアトルから持っていったiPhoneをWifiのみで使ってたんだけど、意外な落とし穴が。このルーターがけっこう旧式で、フルチャージしてもまる1日もたない!
そして東京都内で利用できる電源が、シアトルにくらべて異常に少ない。
シアトルでもホノルルでも、カフェで自由に使える電源を備えてないところはほとんどなく、図書館などの公共機関でももちろんWifiも電源も無料で使い放題なんだけど、東京はほんとうに、ほんとうに、使える場所が少ない。
それでも4年前にくらべたらまだ増えてきて、吉祥寺のスタバでWifiと電源が使えたのは助かった。
検索したら「電源カフェ」というアプリがあったので早速入れてみた。現在位置の近くにある電源利用可能なカフェやお店の情報アプリなんだけど、情報は口コミオンリーなので、あんまりアテにならない。
それに電源が使える店でも、全席にあるわけじゃなくてほんの一部にしかないので、アプリで調べてわざわざマクドナルドに行ったのに地階席まで降りてみたら電源席がみんな使用中でまったく使えなかった、ということもありました。
ある日、原宿で2件用事があって、その間が3時間か空いていて、ちょうどそのくらいで出来る短い仕事があったので、その間に片付けてしまおうと完璧な計画を立てていたら、「電源カフェ」で出ていたカフェが休業で、ほかの店もみつからなくて、むちゃくちゃ蒸し暑い中を20分以上探しまわる羽目に。原宿ならカフェくらいあるだろうと高をくくってたのに、計算外でした。
結局見つけたのが、上の写真の「
ターミナル」という、木の椅子とiMacが並んでるこじゃれたコワーキングスペースみたいな店。1時間700円くらいで電源とWifiが使い放題というシステムで、コーヒーや紅茶、ソフトドリンク無料。たけぇよ、と思いつつ、背に腹は変えられないので約2時間半利用、1700円なり。
2000円ちょっとで 1日利用、途中外出も可、というプランもあるので、まる1日いるならまあリーズナブルかもしれませんが。
スペースは広々してて、マンガ喫茶みたいな閉塞感はなくていいけど、たけぇよー。コーヒーは驚くほどおいしくないし。とブツブツいいつつ、カフェに関しては、人の密度が低くカフェの密度が高いシアトルがどれほど恵まれているのか、実感したんでした。
東京駅で松山行きの夜行バスを待ってる間にも、ルーターの電源が切れた。もちろん人でいっぱいの待ち合い室に電源などなし。
トイレにいったらあるかも、と同行のM嬢に(これは名前の略であって「マゾ嬢」ではありません、一応ねんのため)入れ知恵を頂いて、トイレにいったら個室にこんな貼り紙があった。
がーん。「
警察に通報します」って。そんなガムテープでぐるぐる巻きにせんでも。
ということはこのウォシュレットの電源を外して充電する人が数多いってことね。
「
窃盗罪」って。いったいスマフォの充電にいくらかかるの?というと、
調べた人の記事があった。
この人の計算によると、フル充電で一回0.13円だそうです。
タブレットでも0.7円。
1円未満で窃盗罪かー。
100人充電したって13円てこと。300人充電しても50円にもならない。なんだー。
ニーズがこれだけあるんだから、そのくらい投資しようよ!
東京オリンピックで外国人観光客を誘致したいなら、もうちょっとWifiと電源の数増やしたほうがいいよー!主要駅にも電源ルーム設置をぜひ!
東京滞在の残り数日になったところで、勢いあまってこんなモノを買ってしまいました。電池4本格納のスマートフォン充電器。
もっと早く買っておくんだった。
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