2013/07/01
レニアーチェリーが来た
チェリーの季節です。レニアーチェリーがお店に並んでいます。
今年の初物。 ワシントン州に住んでて良かったと思うひととき。
去年はまだこの時期うすら寒くて、街のひとたちが「シアトルの夏は7月4日からだから」と互いに慰めあっているのを毎日のように耳にしたものでしたが、今年はもう先週から全開で夏モードです。
今日あたりは華氏90度(摂氏32度)を超え、あろうことか「暑い」と文句を言う人まで。
シアトルでそんなことを言ってはいけません。去年の寂しい夏を忘れたんですか!
…とはいえ、普段体が慣れていないせいか、たまに日に当たるとすっごく疲れて眠くなったりするんですよね。
何年に一度か、とても暑い夏が来るようで、私が引っ越してきた2009年は記憶に残る猛暑の夏だったようです。私は8月半ばに来たのですが、その年は9月も末までずっとお天気が良くて、気持ちの良い、長い夏でした。 今年もそうだといいな。
去年はそういえば、今頃、このチェリーたちがたわわに実るチェリー街道のあたりに行ってみたのだった。懐かしい。
今年の6月はちょっと忙しくて更新も滞っておりましたが、7月は超暇モードに突入!
わーい(自暴自棄)。
とりあえず日光を思う存分、吸収したいと思います!
2013/06/20
にんにくスピアーズ
日本で売ってる「にんにくの芽」より太い。エレファント・ガーリックの芽だそうです。
けっこう気長に炒めないと、花の下の萼の部分が固かった。
ごくごくシンプルに、オリーブオイルとシーソルトで炒めただけでしたが、ローストしてもおいしそう。
初夏の味覚でした。これからバーベキューの季節ですねー。
2013/06/18
Angelcot をゲット
しばらく急にバタバタで、なにひとつ更新ができませんでした。
いやはや、すっかり夏ですね。
今日はTrader Joe'sに買い物に行ったCT嬢が 、エンジェルコットを買ってきてくれた!
去年、ZIZIさんのブログでその存在を知り、勇んでトレジョに行ったらもう売っていなくて、とても悲しい思いをした。幻のエンジェルコットです。
アプリコットの改良種らしく、限られた農園でしか栽培されていないので、このへんではトレーダージョーさんでしか手に入りません。しかも数週間だけでなくなってしまうという、アメリカでは珍しい旬なときだけのフルーツ。
すーごくジューシーでおいしかった。ところでCTちゃんは皮ごと食べていたけど、私はこの皮はちょっと毛が生えててもさっとしてるので剝いて食べました。
剝いて食べる派の人はこちらをクリック!
2013/05/29
キングストリート駅の時代
今回のSoy Source 記事には、キングストリート駅のことを書かせていただきました。
1906年建設の、いろいろ折衷な美しい建物です。今年4月に復元の工事を終えてグランドオープンしたばかり。
駅を背にして見たシアトルのダウンタウン。駅前広場も綺麗になりました。
このジャクソン通り側の入口は長い事閉鎖されていて、今年1月まではアヌビス神が立ってたりもしましたが、クラシックな電灯も再現され、植え込みもできてウェルカムな広場に。
ちなみにこの電灯は、工事関係者からGumby というニックネームで呼ばれてたらしいです。
形が「ガンビー」というキャラに似てるのだそうです。
サンマルコ広場の塔を模したデザインの時計台。20 世紀初頭のころの駅にはこういうイタリアン風な意匠の駅が多かったそうです。浪漫時代ですね。
ここの入口から入っていくと、待合室の大ホールを見下ろす2階のバルコニーに出ます。
じゃじゃーん。
思わずおおー!と声が出る、まるで結婚式場のような豪華空間です。
2階廊下の天井です。
シアトル市のサイトに、2008年夏から始まった復旧工事の様子がくわしく動画つきで報告されています。
天井や壁の石膏の浮き彫りは、残っていた部分のをもとに型をとって流し込む方式で再現されました。
5月のはじめに行った時には、まだペンキ塗り立ての匂いがぷんぷんしていて頭がくらくらするくらいでした。
復旧工事の費用は、1000万ドルがシアトル市の特別目的税から、4000万ドルは連邦政府の Federal Transit Administration (FTA)と Federal Railroad Administration (FRA)、ワシントン州の交通局(Washington State Department of Transportation / WSDOT)、それとNGOの歴史ソサエティ(Washington State Historical Society)、 South Downtown Foundation、 4Culture contributeから集まった(明細はサイトでは明らかにされてませんでした)そうです。
市と州と連邦政府のエージェンシーから(省単位じゃなくて、同じ運輸省でもFTAとFRAから別々に)予算が少しずつついているってところが、すごくアメリカらしいプロジェクトの進め方だなあ、と思います。
そしてもちろん、それにNGOの寄付がついて、それから目的税の予算に住民のGo が出るという。
予算の42%は耐震補強に使われたとのこと。
この部分が最初にアムトラックとWSDOTの予算で修復されました。本当に綺麗。
現在この駅からはアムトラックの列車が発着してます。
シカゴ行きの「エンパイア・ビルダー」、北はカナダのバンクーバーと南はポートランドへ行く「カスケード」、それとロサンゼルスまで行く「コースト・スターライト」。
特急ではなくて各駅停車です(そもそも駅の数がそんなにない)。
ロサンゼルスまで36時間。シカゴまで47時間かかる。
1920年代でシカゴまで63時間だったそうですが、その蒸気機関車の頃とあんまり変わってない。インフラほとんど変わってないもんね。日本でいったら、「青春18きっぷ」で行くような超ローカル線の旅です。
でも、シカゴ行き列車乗ってみたい。
大鉄道時代の駅って、本当に今の空港以上に、華やかで別世界な旅の発着点だったんでしょうね。
実は3年ほど前、この駅からアムトラックでポートランドに行ったことがありました。
そのときはまだ復旧工事が始まったばかりで、駅は暗かった。
こんなんでした↑↑↑↑(2010年夏)。
このビニールの天井が吹き抜けの壮大な天井を隠しているなんて、この時は全然知りませんでした。
奥のほう(コンパスのモザイクのある出入り口付近)だけに昔の優雅な駅の姿が残っていて、これは一体どうしたことか、と思ったものでした。
今思い返せば、3年前のその頃は、そこだけ復元工事が終わってたんですね。
高い優雅な天井やモザイクのタイルをビニールの安建材で覆って近代化した改造は、60年代〜70年代に行なわれたもの。
いったいなぜ?と思いますが、70年代には世の中の関心のほとんどは、合理的で近代的なものに吸いつけられていたんでしょうね。古臭い意匠を隠してしまうことが進歩のしるしと受け止められたんでしょう。
明るい午後にぜひ、行ってみてください。
これで構内に気のきいたカフェとレストランがあると良いのですがねー。シアトルとしたことが、まだコーヒーカートもありません。まずカフェとして集客したらどうでしょうか。
今年夏には、ファーストヒルの方に行く市電も近くから出るそうです。
球場わき側(1st アベニュー側)の入口。
アムトラック、21世紀に入ってから利用者が増えていて、特にオレゴン州とワシントン州では、こんな遅い列車にも関わらず、順調に伸びてるそうです。
高速鉄道の話ももう20年も前からあるのに全然進みませんが、WADOTもシアトル市交通局も公共交通機関に関してはやる気満々のようです。
2013/05/28
スカジットの橋も落ちた
先日タコマ・ナローズの橋が落ちた話を書いてたら、メモリアルデー前の木曜日、シアトルの北にあるスカジット・ヴァレーでインターステート高速道路の橋が落ちて、びっくり。
2台巻き込まれて水に落ちたものの、幸い、重傷を負った方はいなくて、良かった。
オーバーサイズのトラックの積載物が橋梁に接触したんだそうですが。
そんなことで壊れるか!
とびっくりしてしまいますが、Business Weekによると「構造的に問題のある( structurally deficient) 」橋が、全米に
15万1497
あるんだそうです。こえー。
日本でもつい半年前に高速道路トンネルの崩落事故がありましたね。
コンクリの構造物って子どもの頃は半永久なんだと思っていたけど。
半世紀も経っていないビルやなにかが、意外にもう老朽化したり時代遅れになって取り壊されたりしてます。
文明って、案外長持ちしないんですね。
平和な人。
2013/05/23
進撃の緑茶
さいきんというかここ数年、伊藤園/ITOENがアメリカで頑張ってるなーと思っていたら、ついに先日スーパーで Sencha shot という製品を見つけて、つい買ってしまいました。
日本の小さい缶コーヒーの大きさ。「152MG of Catechin / TEA Antioxidants」と赤い囲み野中に書いてある。
味は、うん、普通にお茶でした。でもどうしても缶だけに金気があって、ペットボトルの「おーいお茶」のほうがおいしいと思う。
もちろん無糖です!
でもこれは、おやつ用のお茶というよりは見るからに健康食品扱い。ユンケルとか朝鮮人参とかなんとかゴールドみたいな、これ一気に飲むと抗酸化物質がたくさん取れちゃうよーという、そういう位置づけみたいですね。
検索してみたらやっぱりビタミンショップで売ってた。
しかし十年以上前、お店に並んでる「グリーンティ」といえばArizona 社のGreen Tea with Ginseng しかなかった頃を思えば、なんという進歩。
スーパーで梅の絵が描いてあるそのアリゾナ社グリーンティを見つけて、「わーいグリーンティだ!」と日本で売ってるペットボトルのお茶を期待して飲んだ瞬間の驚きときたら。
甘っ!
…それでもほかのジュースやソーダよりかは控えめの甘さなんだけど、緑茶に甘味って発想がなかったので、すごく驚いて、裏切られた気がしたものだった。
今では普通に無糖のお茶がCostCoで買えるようになりました。緑茶ティーバックも。
すごい。無糖ドリンクに「水」以外の選択肢はなかったもんね。
頑張ってね伊藤園さん!世界的な緑茶啓蒙活動を陰ながら応援しております。
カフェでグリーンティ・ラテも飲めるようになったし、抹茶の進撃も続いていますね。
登録:
投稿 (Atom)