湖の周囲を一回りする2.5マイル(約4キロ)のコースだというので、グリーンレイクのようなものをなんとなく思い浮かべた私たち。友人Cちゃんはお買い物にいくようなショルダーバッグを肩から下げて登場!
アップダウンはあまりないものの、結構なアドベンチャーコースでした。
いきなりトレイル入り口に「Cougar(クーガー/マウンテンライオン)に遭遇した場合の対処法」という、イラストつきの注意書きがあった。
オリンピック半島、クーガーが生息しているんだそうです…。
心配性のCちゃんは、クーガーが近寄らないように、歩行中ずっと大きな声で喋り通しだった。
トレイルはかなりぬかるんでいて、つるつる滑る。
ところどころキイチゴの薮が生い茂っていて、枝をどかしたら指に小さなトゲがささった。見えないくらいのトゲが、結構痛いのです。
Rainforest というのは熱帯のもの、と漠然と思っていたんだけど、オリンピック半島は樺太と同じくらいの緯度なのに、ハワイのカウアイ島に負けないくらい雨量が多くて、レインフォレストが延々と続いている。
Temperate rainforest(温帯雨林)というのだそうです。オリンピック半島の西側、太平洋に近いあたりの森では年間12フィート、3000ミリくらいの雨が降るとか。
湖の周りといってもずっと森の中で、水面なんかほとんど見えなかったのだけど、レインフォレストの空気はたしかに満喫できるトレイルでした。
樹の幹や倒木はびっしりといろんな種類の綺麗な苔で覆われていて、枝からはサルオガセみたいなのが垂れ下がり、樹の間には大きなシダが元気に茂っている。ひんやり肌寒いけど立派なジャングル。
そしてトレイルの足もとには、たくさんの巨大ナメクジやカタツムリが。真っ黒な Black Slug ていうのと、たぶんBanana Slug(バナナスラッグ)の一種だと思うけど、明るい黄色じゃなくて沈んだ黄緑色の。どちらも長さは5センチ以上あって、まるまると太っていますの。
写真はBanana Slug、Black Slugで画像検索してみてね〜。