2011/11/25

Holiday Meal


Happy Thanksgiving!  感謝祭の休日は、ふつうは木曜からの4連休になるので、クリスマスや新年よりも長いお休みになる人が多いようです。

うちは二人家族で親戚も近くにいないので、毎年ホリデーは友人たちと過ごします。
今年はハワイのときから仲良くしてもらってる友人たちと、3家族で。

友人旦那さんが七面鳥をスモークするというので、わたしは例年どおり、サイドディッシュをつくりました。うちは南部風のラインナップです。

● Maple Candied Yams キャンディヤム(オレンジ芋に、黒砂糖とバターとメイプルシロップをかけてオーブンで焼いて、マシュマロを散らしたもの)
● Collard Greens カラードグリーン (キャベツを固くしたようなうちわのような大型の緑の葉っぱを、塩漬けブタ肉の塊と煮込みます。去年ウェブで発見したレシピで、にんにくとベーコンの油と、ピーマン入り)
● Mac and Cheese  マカロニ&チーズ (チーズ3種類に卵とバターとミルクを入れて焼く)
● Corn Bread コーンブレッド(バターミルクとバターと小麦粉、コーンミール、砂糖)
● Cranberry Sauce  クランベリーソース(フレッシュクランベリーの袋に書いてあるよりもお砂糖は控えめに…それでも半カップくらい)

以上で、所要時間は約2時間半。オーブンをフル回転なので最後には汗をかきます。


コーンブレッドに使うコーンミールは、ジャリジャリ感のあるcoarse (粗挽き)の方が好みです。これは去年の↑ですが。

ホリデーミールを作るのは、「やっつけた!」感があって好きです。
なにしろ上記のサイドメニューだけで、マックチーズとコーンブレッドとヤムにそれぞれバターを1本(120グラムくらいのスティック)ずつ、ごっつり使うのです。

次々にこってりした材料を投入していくと、何かもう開きなおったように、どうだこれでもか!というような妙な高揚感にひたれます。
毎日こんなものを食べていたら大変なことになりますが…。



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2011/11/20

霜の朝


今朝は気温が氷点下になって、真っ白に霜が下りてました。


おとといもガラスが白くなっていたし、Prunusさんのブログによると、シアトルでも場所によってもう2週間前に霜が下りてたようなのですが、今回は本格的な霜。


 まだ枝に残っていたモミジも厚い霜に覆われて、今朝はばさばさと全部落ちてしまいました。

最初にシアトルに遊びに来たのは、4年前のちょうどサンクスギビングの週。
紅葉はほとんどおわってしまってたのですが、地面にこんな感じで散りつもっていた落ち葉に感動したものでした。


さてさて、9月から取りかかっていた大きなプロジェクトがようやくひと区切りつきました。この秋はお天気の良い週末もずっと引きこもっていたので、さあようやくカメラを持ってお出かけできるっと思ったら、ちょうど良いタイミングで紅葉、終わってくれちゃったのですよねえ(悲)。晩秋の枯れ景色でも見に行こうかしら。まずは、お買い物へゴー〜〜!



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2011/11/13

シアトルで一番高い、スターバックス


ダウンタウンのColumbia Center (コロンビア・センター)の40階にある、スターバックス。
たぶん、シアトル近郊では一番高い。標高が。値段は、普通です。

このビルは、アメリカで20番目に背が高いのだそうです。73階の展望台は有料だけど、ここのスタバならコーヒー代だけでオッケー。 このビルは高層オフィスビルのわりには入り口のセキュリティチェックはないので、誰でもエレベータでひょっと上がっていけます。



この高さだとスペースニードルはビルの陰になってて見えませんが、西にはピュージェット湾の一部と、その向こうのオリンピック半島の山々、それから、東の方にはベルビューのビル群と、その向こうにカスケード山脈もちょっと見えます。

おバカと煙は高いところに昇りたがると申しますが、上から見渡してみたくなるのはなぜなのか。とくに都会の展望台は大好きで、東京に帰ると、一度は必ず都庁などに上っていってしまいます。


ビルの屋根にある、空中庭園。 

ビルの谷間にも紅葉。



前にも書いた気もしますが、去年の夏からスターバックスは全米のほぼ全店舗でWi-Fiを無制限・無料で使えるように開放しました。それまでは登録制で2時間まで限定だったのですが。これは大きい。

シアトルのカフェではインディ店でも無料WiFiがないところのほうが少ないくらいですが、時間制限は店によりまちまち。

ホノルルでもシアトルでも、カフェは無料WiFiと無料電源がほぼデフォルトのサービス。東京に帰ったとき、WiFiが使えるところも少ないし、壁の電源で勝手に充電できるカフェがないのでちょっとびっくりでした。でもそういえば、最初にホノルルのスタバでみんなが勝手に床の電源に自分のPCのコンセントをさしてるのを見たときにも驚いたのでした。


シアトル市内でカフェに行こうという時は、できるだけインディペンデントカフェを探しますが、 ちょっと郊外で仕事ができるカフェを探すときは、やっぱりスタバが便利。

今シーズン、ちょうど息子のクラブサッカーのシーズンと重なる時期でお尻に火がついてるプロジェクトがあって、土曜ごとのサッカーの試合は、息子を試合前の練習に行かせておいて近所のスタバを探して、ハーフタイムくらいまで1時間か2時間仕事をしてから残りを見るという具合でした。(練習は1時間前からなので、トータル3時間近くあるのです)

シアトル郊外のあちこちへ遠征するのですが、どこのフィールドにも間違いなく車で10分以内の距離にスタバはあって、設備の様子がわかってるので時間のないときには安心して利用できるのが嬉しい。今シーズンは大変お世話になりました。

追記。今日たまたま読んだ記事で、都内で使える電源リスト(スマートフォン用ですが)ていうのがありました。「喫茶 ルノアール」とマクドナルドが全店でWiFiと電源をサービスしてるっていうのにちょっと驚き。ルノアールってまだあるんですね。


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2011/11/08

謎のスカイウォーク


秋深まるシアトル。空気も本格的に冷えてまいりました。

でも先週はダウンタウンの今のオフィスの近くで発砲事件があったり、Occupy Seattle の人たちがシェラトンホテル(銀行の会合だかパーティが開かれてるところでした)に乱入しようとして警官ともみ合いになって逮捕者が出るなど、なんだかざわざわしてました。


ダウンタウンのはずれ、市役所の前を通ってインターナショナルディストリクトに入るちょっと手前あたり、4th アベニューの上にこんな通路があるのが、前から気になってました。

Macy's にも似たような、ビルの間に渡されたスカイウォークがあるけど、印象は全然違う。
こっちは窓もないし、ずい分と唐突な通路だなあと思ってたら、これはキング郡の裁判所(右側の建物)と、拘置所(左)を結ぶ空の通路なんだそうです。

収容されてる容疑者や関係者が、裁判の時にまっすぐ法廷に行くための専用スカイウォークらしいのです。
と、美人弁護士Sちゃんが教えてくれました。

へー。

それだけですが、ちょっと面白かったのでアップ。

ちなみに裁判所の建物のファサードも、面白い意匠です。いつか機会があったらご紹介しますね。



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2011/11/01

76階のランチ


ダウンタウンのレストラン多数が参加するSeattle Restaurant Week というイベントで、いつもはべらぼうに高い(多分)会費を払って会員になるか、または会員同伴でないと入れないColumbia Tower Club (コロンビア・タワー・クラブ)のレストランで、ランチが15ドルで食べられる、というので、職場の仲間たちと先週、お昼に行ってきました。


場所はシアトルで一番背の高いビル、コロンビアタワーの最上階、76階。


眺望はこのとおり。西側は、ピュージェット湾の向こうに島々やオリンピック半島の山なみ。


スペースニードルも眼下にちんまりと見えます。

普段は会員でないと76階には入れませんが。73階に展望室があって、これは誰でも利用できます。有料(10ドル)で、360度の眺望ではありませんが、スペースニードルよりはずっと安いし、遠くまで見渡せるので、高いとこ好きな方にはおすすめ。オフィスビルなので、残念ながら週末や祝日は開いていません。月曜から金曜の4時半まで。



さて、タワークラブは、オリエンタルな屏風風の間仕切りや鏡張りの壁など、80年代のテイストあふれるオールドスクールな雰囲気でした。


「シアトル・レストラン・ウィーク」のランチは3コースで、わたしは前菜にパンプキンのスープ、メインにレザークラムのリングイーネ、デザートはラズベリーのチョコレートケーキにしました。

お味は、まあ、ふつう。パスタはゆですぎだし、ケーキは蒸しパンみたいだし、ウェイターの兄ちゃんもやる気がまったくなくて、全体に投げやり感がいっぱいって感じ。
隣席のMさんのケーキはへたってるし……↓。


 スペシャル料金チップ込み二十ドルなら、まあ良いか、と思える程度の内容でした。
でも眺望は素晴らしく、職場仲間とおしゃべりしながらのランチが楽しかったので、あんまり気になりませんでした。

今の職場は、若い弁護士さんたちが多く、すっごく頭が良くて、キャラクターが立っていて、愉快な人ばっかりで、テンポラリーな職場だというのが残念なくらい楽しく、いろいろと刺激を頂いています。


Seattle Restaurant Week はもう先週終わってしまったけど、また春に開催されるようです。期待!


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2011/10/29

紅葉第二弾(たぶん最後)


メイプルの紅葉。これはもう2週間くらい前の。今では真紅になってます。
カナダの国旗になっているシュガーメイプル。本当にあの国旗の色のまんまの赤になるんですよねー。


今日あたりは午後、お天気もよくて、少し片付いたら近所にでも紅葉を見に行こうと思っていたのですが、ぜんぜん余裕がありませんでした(涙。
真っ赤な写真も撮りにいきたかったのだけど、もうそろそろ終わりでしょうか。


このメイプルは、先々週の日曜日、息子のサッカーの試合の帰り、注文したブリトーが出来るのを待ちながら撮ったもの。サッカーのシーズンも気づけばもう半分過ぎていて、あと1ヶ月を残すのみ。もう11月ですものねー。

バスの窓やオフィスの窓から眺めるだけでも、変わりゆく秋の色、目の癒しになります。

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2011/10/26

Revolution


10何年も前のことですが、ハワイで最初に取ったカレッジの授業が「マクロ経済101」でした。
講師はたしかカイバラ先生という日系の人で、余談が面白かったのですが、その余談の中で、アメリカの貧富の差はほかの先進諸国と比べてもきわめて大きく、年々急速に拡大しているけれども、「アメリカで革命が起きないのは人々が自分の生活レベルにおおむね満足しているからだ」と言っていたのが、とても印象的でした。

「Occupy Wall Street」に始まったデモはシアトルにも飛び火していて、ダウンタウンの数カ所に陣取った集会は恒久的な構えになりつつあるようです。数日前にウェストレイクの広場前を通ったときは、ぱらぱらとプラカードを持った人がいて、地面に円座を作ってるグループがあって、マラソンの救護所みたいな感じのテントがあって、所在なさそうに警官が3名くらい遠くから見てるだけでした。燃えてる感はなしでした。

先進国に生まれたという既得権益を守るためのデモ」という言い方をしている方もいて、なるほどーと思ったのですが、国境の外と比べてどうかと考えている余裕は、今のアメリカ人にはありません。

カイバラ先生が言ってたように、20世紀後半のアメリカ社会はどの階層にもそれなりに豊かさがいきわたり、先はもっと良くなるということを誰もが信じて疑わない国でした。アメリカ人が底抜けに楽観的な国民だったのは、国力のおかげでした。その時代はもうすでに過去になりつつある気がします。
これから大学に入る世代の子たちは、親の世代ほど楽観的な国民ではなくなるでしょう。

80年代までは、工場で働いていても、スーパーのマネージャーでも、バスの運転手でも、まじめに一生懸命働いていれば郊外に(場所にもよるけど)広い家が買えて、ガレージに車を2台持ち、新しい電化製品をそろえて、年に1度家族で遠くに旅行に行くような生活が手に入ったとのこと。でもそんな中流階級のライフスタイルを手に入れるのが、実際問題、難しくなってきた。

90年代後半から、あれよあれよという間にグローバリゼーションが進み、精緻をこらした金融装置が寡黙に働き続けている結果、国内の貧富の差がますます加速度的にひらき、真ん中の層が、波に浸食されるワイマナロの砂浜のようにすごい勢いで狭くなりつつある。その速度を、ここへ来て多くの人びとがひしひしと危機感を持つくらいに肌で感じられるようになって来たのだと思います。 



オバマ大統領が当選したときにも、これって一種の革命と言えるのかも、と、ほんのり思ったのですが、あれから3年、期待したほどの「チェンジ」は期待したほどのスピードで実現せず、景気は回復せず、大統領は孤立し、中東も不安定なまま戦争も完全に終わらせることが出来ず、健康保険改革だっていまだに進まない上に、失業率と学費だけがどんどん上昇している今。デモ参加者の多くは2008年の選挙のときに熱狂的にオバマを支持した層だと思いますが、今は怒りをウォール街と、富の偏在を加速させている金融システムに向けている、向けるしかない、のでしょう。

次の大統領が誰であっても、国内景気が停滞したまま格差拡大が加速し続けるなら、今回のデモどころではない過激な運動が起こり始めるのじゃないかという気がします。カイバラ先生の言った「革命」が熟成する材料が、徐々にそろいつつあるのかもしれません。既得権をひっくり返すのは相手が金持ちであればあるだけ、相当のことがなければ無理。ロベスピエールみたいな人が出て来ても東電の幹部や金融機関のボスの首をちょん切ってしまえる時代ではないけれど、世間の怒りがある沸点を超えて溜まって来たら、何か象徴的な事件が起こり始めるかもしれません。いったいどんな混乱が始まり、どんな血が流れるのか、何かほんとうに、この電子化された世界経済に対して有効な変更を加えることの出来る可能性はあるのか、固唾をのんで見守るしかありません。


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