2016/12/13
チップ先生お元気で
ビーグルのCT3号ことチップ先生が、CT夫妻といっしょにTOKIOにひっこしてしまいました。
(`;ω;´)
チップ先生はうちの息子の兄弟のようなもの。
ハワイからずっと一緒だった。
ハワイにいたときから、一緒によく遊んだ。どれだけ癒やしてくれたことか。
うちの息子がぐれなかったのはひとえにチップ先生のおかげといってもいい。
これはオアフ島のラニカイ・ビーチ。なぜかアフロにしていた反抗期のころ。8年生のとき。
ボウズの時代を経てまた頭がでかくなった息子と、ぜんぜん変わらないチップ先生。
日本の犬たちと仲良くね! うちの息子に色々ご鞭撻をありがとうー。
2016/12/11
新しくなったスミス・タワー その2 35階の展望バー
というわけでスミス・タワーの35階。
以前は重厚な中国風家具が置かれた「チャイニーズ・ルーム」と呼ばれてました。
以前は絨毯が敷かれていた床も木のフローリングにして、モダンな家具の間に以前のチャイニーズな重そうな椅子とテーブルがいくつか残されてます。
1920年代、スミス・タワーができたころは禁酒法の時代。
「スピーク・イージー」と呼ばれたその頃の秘密酒場をイメージして、バーが新設されました。
その名も「Temperance」。「禁酒」という意味らしいですけど、お酒売ってます。
ここ観に行ったの平日の午後だったんだけど、熟年カップルやプロフェッショナルな感じの落ち着いたグループでそこそこ、こんな感じににぎわっていて、港を眺めながらワインやウイスキーを飲んでる方が多かった。
熟年カップルのデートスポットって感じだな。
若いカップルと観光客も何組かいたけど、居心地よさそうにしてたのは40代くらいのカップルだった。
バーは、午後11時まで、木曜〜土曜は深夜12時まで営業。
「お客さん入ってるの?」ときいたら、「うん、結構来てるよ。とくに週末は」とバーテンダーのお兄さんは言ってました。
キュートなお兄さん。禁酒法時代のかどうか知らないけど立派なレジスター。
いろいろカクテルもあるらしい。
ここのバーにくるにもチケット($10)を買ってエレベーターに乗らなきゃいけないんだけど、まあクラブのカバーチャージと思えば普通の値段か。
このへんに最近入居したオフィスの可処分所得の高いニューカマーたちにとっては別にどうってことないプライスなんでしょう。
ファニチャーはなんだか、バッラバラ。
ミッドセンチュリーモダン風と80年代のディスコ風と中華風と1920年代風が混沌ととなりあっている。
でも床と天井がびしっとしてるし、眺めはこのとおり。全体に落ち着いた大人のラウンジって雰囲気ではありますよ。
お茶を頼んだら、こんな鉄瓶がでてきた。
むやみに重いんですけどーwww。
そして小腹がすいたので「点心」というメニューをみつけ、それをたのんでみた。10ドルでちっちぇえギョウザとシュウマイが4つばかりに、妙な自家製キムチがついてきた。
この点心はおすすめしないなー。
天井の立派な彫刻と、その中にはめ込まれた手描きの絵皿は以前のまま。
あのですね、この旧チャイニーズ・ルームの調度、以前は清國最後の王朝の「西太后に贈られた」って、堂々と書いてあったからつい信じちゃったんだけど、これは都市伝説だったようです。
エレベーター下りたところに、スミス・タワーについてのトリビアコーナーが作ってあって、そこに「ウソでした」って書いてあった…。2012年にはコラムにも書いちゃったなあ。ソイソースの編集長、申し訳ございませんでした。
そして、このビルは、1970年代には、クラムチャウダーで有名なIvar's のIvarさんが所有していた、というのも今回初めて知った。
この人は水中に広告のビルボードを作ったと主張したり、なにかとマーケティングの上手なカラフルな人物だったみたいで、どうもチャイニーズルームを拡充して都市伝説をひろめたのはこの人だったのではないかという気がしないでもない。
天井の絵皿は、清國ではなくて、スミス・タワーを作った親子の出身地、ニューヨークのシラキュースで造られたものだそうです。
「西太后の椅子」として有名だったこの椅子「Wishing Chair」は、健在。
未婚で結婚したい女性が座ると1年以内にお相手が登場するという伝説つきの椅子。この伝説ももしかしたらIvarさんが作ったんじゃないかという気がしてきたよ。
鳳凰と龍で飾られた立派な椅子です。威力を試したい方はどうぞ。
35階というのは(42階建てではあるけど、この上は機械室と屋根裏を改造したペントハウスがあるだけで、ここが一応の最上階)今では特に高層ではないのだけど、スミス・タワーはダウンタウンのいちばん端にあり、周りに高いたてものがないので、わりあいに景色が開けている。
港の方面。
コロンビア・センターの隣に建設中のビル。
手前はせいうちビルディング。
このすぐとなりの空き地はシアトル市の持ち物で、もうかれこれ10年以上ずーっと空き地らしい。開発計画が何度も立ち消えになったらしく、こんなに建築ブームのシアトルの真ん中にあって、まだ売れないしデベロッパーも手をあげないらしいです。
こっち側は、この2年でめざましく変身中のパイオニア・スクエア方面。
スタジアムのすぐ前に新しいコンドミニアムが建設中。
スミス・タワーが落成したのは1914年。
そのときはミシシッピ川の西でいちばん高いビルで、その後も60年代までは西海岸でいちばん高いビルの座を守っていたとのこと。
LAには高層ビルはなかったし。
なかなか楽しい新生スミス・タワーでした。ご夫婦でのデートにおすすめ!
2016/12/10
新しくなったスミス・タワー展望室 その1
今回のソイソース『たてもの物語』はシアトル最古の超高層ビル、スミス・タワーを紹介しました。
ここにはもう3回くらい行っている。 シアトルに来た最初の年にもCTちゃんと行ったのだった。
最後に行ったのは2012年。4年前!あっという間だなあ。
7月にコラムに取り上げようと思って行ってみたら、その時は展望室が改装中だった。
展望室はこの8月にリニューアルオープンしたばかり、という情報を確認し、事務所に連絡して出直してみました。
このあいだの日記でもちょっと書いたけど、2012年に行ったときから比べるとこのビルの西側にあたるパイオニア・スクエアのあたりはほんとうに変わった。
以前は夕方になってから一人で歩くのはすごく嫌な地区だったのに、すっかり綺麗になってオシャレな人が増えて。
そしてスミス・タワー自体も、4年前はしーんとしてて寂れた感が漂っていたのだけど、今回行ったらものすごく変わっててびっくり。
以前はシカゴかどこかの不動産会社が買って、半分をコンドミニアムにしようとして失敗したとかで、テナントがほとんど入ってない状態だった。
当時のオフィス入居率は30%程度だったらしく、1階にあったスタバも撤退してしまって、ほんとに寂しそうなビルだったんですよ。
その後、別のデベロッパーが激安価格(36ミリオン)で買って積極的にリノベーションし、IT企業やデザイン事務所なんかを誘致。
去年、シアトル地元のUNICO Propertiesが買い取ったときには2012年の2倍の値段になっていたそうですよ!36Mが74M!えーと3年で約30億円の利益ですね。
デベロッパー冥利につきるでしょうねえ。
で今回行ってみたら、オフィス部分の入居率は90%になっているんだって、エレベーター係のお兄さんが教えてくれた。 すごい!
たしかに、もう見るからに活気が戻っていた。
1階にはチケット売り場を兼ねたオサレな売店でサンドイッチが食べられるカウンターもある「Provisions General Store」と、隣りにDiva Espressoができてた。
展望室へのチケットは大人$12、ワシントン州民は$10。
「ゼネラルストア」のうしろに、スミスタワー建造当時、1910年代から20年代のオフィスなどを再現したコーナーも出来ていて、展望室への見学ツアーはここから開始。
ここを通って、さらに階段を上がって2階からエレベーターに乗るしくみ。
2階への階段とロビーの壁は、建造当時のままの分厚いメキシコ産オニキス大理石のパネルがはりめぐらされていて超豪華。ほかにアラスカ産の大理石も使われてます。
エレベーターホールの手前には、むかしの交換台を再現した部屋もあり。
このビルで必見は、このエレベーター。
1914年のビル完成時からほとんどそのままという、スチームパンクな人びとが泣いて喜びそうな真正アンティーク。
右側のパネルは新しくつけ加えられたものだけど、機械はそのまま、100年を超えて現役。
以前にいた小さいおじさんはいなくなってて、このお兄さんがいろいろと説明しながら35階の展望室へ案内してくれた。
ぴかぴかの銅板の壁に真鍮のグリルのエレベーター。
ガラスと真鍮製のカゴ越しに外が見えるので、他の階がほんとにみんな使われていて、ハーマンミラーのオフィスチェアと大きなモニターを備えたいま風のオフィスになっているのがチラチラと見えた。
マイクロソフトの研究部門のひとつもここに入ってるんだとか。そのほか、IT企業、法律事務所、デザイン事務所なども。
展望室。以前は「チャイナ・ルーム」という名で、中国風のどっしりした家具が備え付けられていたけど、内装はすっかりモダンに変わってました。
つづく。
2016/12/09
雪の日の夜中の散歩
木曜の午後は雪の予報。
低い雲は雨雲よりも少し明るくて、なんとなく雪の予感。
午後8時くらいから降り出しました。
今冬2度めの雪。1度目は積もらなかったけど、今回は3〜4センチくらい積もった感じ。
夜中の1時すぎに、ちょっと近所を散歩してみた。
去年はたしか一度も出番のなかったもふもふスノーブーツと手袋をいそいそと箱から取り出し。
稚内より北にあるのに東京より温かいシアトルでは、 もふもふブーツを使う頻度はおせちの重箱なみに少ないので、軽くおまつり気分。
近所がクリスマスカード仕様になってたよ!
息子が背中を痛めていたこともあり、ここ数年はスキーにも行ってないので雪景色は久しぶり。
いつも数センチでも雪が降ると大混乱に陥るシアトルだけど、今回は夜中すぎに雨に変わって、それほど積もらなかったのであまり大変なことにはならなかったみたい。
とはいえ、通勤の方々は渋滞で大変だったかも。お疲れ様でした!
今日は1日家で仕事で、夕方4時すぎに外に出てみると、こんなになっていた。
裏道の舗道にはまだけっこう雪が残ってて盛大なぬかるみ!あちこちの家の前には、雪だるまたちの残骸が、たたかいに敗れて疲れ果てたというようなかっこうで、累々と転がってました。
ねこの時間
ぎゅーんと冷気がやってきました。
月曜日には積もらなかったけど初雪も降り。また今日、雪が降る。
この火曜日、 わたしの大切な友人だった猫のたまちゃんが、具合が悪くなって、あっという間に旅立ってしまいました。
これは初めて会ったころ。
もう5年前!
とてもおとなしい小さな子でした。
強烈に我が強い男の子二人をいつもちょっとさめた目でうかがいつつ、誰もいなくなるとすっとそばに寄ってくるのだった。
このあいだの土曜日の夜、わたしが仕事をしてると、何かいいたそうにこっちを見ながら目の前をすごく何度もいったりきたりしてたのに、もうちょっとして手があいたらお話をききましょう、と思いつつ、腰をあげなかった。
あきらめたたまちゃんはぷんとして外に出ていき、寝る時間まで帰ってこなかった。
思えばそれが、元気なたまちゃんと語り合える最後のチャンスだったのに。
日曜の夜に急に具合がわるくなって、病院につれていったきり、帰ってくることができなかった。
ねこの時間はゆっくりと流れているようで、とても速い。
たまちゃんの時間の中に、少しだけど一緒にいられたことをほんとうに嬉しく思う。
2016/12/07
シアトル市の街角アートボックス その2
信号のシステムが入っているという、街角アートボックスのつづきです。
今回のはすべてダウンタウン。 これはセカンドアベニューだったかな。
かなーり前に撮って、フォルダにいれたまますっかり忘れていたので夏の写真が多いです。
セカンド・アベニューとスチュワートの角。
キャピトル・ヒルのおされレストラン「Poppy」の前。お店のテーマカラーとコーディネートしている。
シアトル・ユニバーシティの前。スケボーですね。
これもキャピトル・ヒル。 わんこがいい感じにコーディネート。
ダウンタウンのどこだっけ。たぶんセカンド・アベニュー。
いまだに健在の新聞販売用ボックスとカラーコーディネートされている。
ほんとにみんなレベルが高い。洗練されてる。
その場所で商売をしてたり住んでる人たちが計画してアーティストに頼んでおカネを出して作るから、こう街角にぴったり溶け込むアートボックスになるんでしょうね。
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