Dungeness Spit (ダンジネス砂嘴)にいってきました。
ここです。
ファンデフカ海峡がぐぐっと曲がってピュージェット湾になる入口のあたり。
ひょーっと突き出した砂州がカギ型になっていて、その先っちょあたりに灯台がある。
上の写真では、よーく見ないとわかりませんが、右上の雲の影が水面に映っている右手に小さく灯台が見えてます。
カギの手の向かって左側がファンデフカ海峡がわで、波が打ちつける浜。
右側はカギの手の内がわで、静かな入り江。この入り江は、野鳥その他の保護のため立ち入り禁止になってます。
砂嘴(Sand spit って砂州じゃなくて「さし」っていうんだ。「くちばし」のような形だから。知りませんでした)のつけねからさきっちょのこの灯台までは、片道5.5マイル=8.8キロ。
けっこう遠い。
しかも浜をえんえん歩いて行くのは1時間くらいで飽きてくる。
しかも潮が満ちてきて砂浜がだんだん狭くなって来て、歩きづらくなってくる。
しかもこの公園は(カウンティの管理)、日没後の7時半で閉園。
行ったのがもう午後遅めだったので、途中まで歩いて引き返しました。
それでも往復、ぶらぶらと石を拾いながら歩いて、3時間半。
天気が良かったおかげもあって、本物の太平洋沿岸のオーシャンショアより、ずっと海らしさが味わえたビーチでした。内海なのに。
だってオーシャンショアのあたりって、浜が広すぎて茫洋として、なんだか異界のようで。
ここの浜は(とくに満潮近かったから)すごく狭くて、こんなに内海の奥深くとは思えないほどがんがん波が寄せている。
このビーチのスケール感が、懐かしいハワイのビーチのようでした。
この地形は風や海流が激しくぶつかるところにあり、浸食された崖から岸沿いに流れた砂がどんどん堆積して、「砂嘴」は1年間に13フィートも伸びるのだそうです。と看板にかいてあった。
夕方から雲が晴れて、オリンピック半島の山が見えてきました。
背景に切り立った山なみがあって、歩くのにちょうど良いスケールの砂浜があって。やっぱりちょっとハワイのカウアイ島あたりに似てる景色です。水は泳ぐには冷たすぎるけど。