2020/01/16

お引越し


去年の暮れ、うちの青年が帰省したときに、寝室を引っ越しました。
奴が大学時代から使ってた部屋のほうが東向きで日当たりもよく広いのです。

ベッドを動かしたりするのがひとりでできないだけでなく、夏に青年が慌ただしくトランク2つと箱4個だけで引っ越していったあと、どこから手をつけたらよいか途方にくれるような混沌が残されていたため、開かずの間になっていたのであります。

帰省中の数日間に、部屋に残っている謎の物体たちをだいぶ整理してもらった。

一軒家のおうちだったら子どもが巣立った後のお部屋をそのまんまにしておける余裕もあるのでしょうが、アパートぐらしにそのラグジュアリーはない。このまま魚拓にしておけたら面白いかもしれないので残念ですが。

『きのう何食べた』のドラマの続きをやっと最近コンプリートできたんだけど、そのなかに史朗さんの実家にケンジを連れていく回があって、史朗さんの部屋がでてきました。
80年代ふうのラジカセや立派なステレオセットもある、きれいに片付いた勉強部屋。
子ども時代が残されている空間があるっていいなー、と思う反面、やや不気味かもしれないな、とも思ったり。

『あまちゃん』にも、小泉今日子演じるママが昭和の少女時代を過ごした部屋が、出ていったときのまんまに残ってる描写がありました。

うちの実家もわたしが成人してから何度か引っ越してるので、 10代のころの黒歴史はどこかにめでたく散逸してしまいました。


もちろん2日くらいで6年間たまったカオスがきれいに片付くわけもなく、まだ謎の物体がたくさん残っています。なんだよこれ。

冒頭の写真も、そのままになっている壁のディスプレイ…。
なぜかこれだけ残していった。

以前はこの倍くらい妙なものが貼ってあった。日本のどこかの店でもらった青い無地のビニール袋とか、グラフ用紙とか。

ちりとりは大学のデザインの授業でつくったやつ。手ぬぐいは以前、東村画伯にいただいたもの。右のペン画はキリコちゃんの作品。


あとはこの実験用具入れですな。
このキャビネット自体はわりと好きだけど、家具作りに燃えていたときの工具(パイプを曲げる道具とか)とかペイントとか、どうしていいのかわからないものばかり。青い液体はウィンデックスだそうですが…。

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