2019/01/15
ファー島へ遠足
年末から暗い雨がちのぐずぐずした天気続きだったシアトル近郊、このところ珍しくすかっと晴れた日が続いてます。
快晴の土曜日、スカジットの「ファー島(Fir Island)」のあたりに行ってきました。
ファー島というのは、川にはさまれた平たい土地です。
春のチューリップ畑で有名なスカジットにあります。
このへんです。シアトルからカナダ国境までの中間地点くらい。
こうしてみると、カナダって近いっすね。
この前行ったのは、2012年と2013年だった!
なんと5年〜6年も前なのでした。
ハクガン(スノーグース)とトランペッタースワン(ナキハクチョウ)を見に行ったのですが、前回ほどたくさんの大群には遭遇できませんでした。
でも遠くにホコリのように舞っている群れを見つけて車で近くへ接近。
スノーギースのみなさんは一心に草地のなにかをついばんでいて、前回みたいに群れが空を舞う壮大な景色を間近で見ることはできませんでした。
ビジョナリーな1羽が用水路をわたってとなりの畑に移動すると、何千羽もいる鳥たちがじわじわとつられて大移動がはじまりました。
用水路へとことこと下って、対岸へまた上っていくのが多数派のフォロワーたち。
用水路の水にはいったとたんに目的をわすれたらしく、水につかってぼんやりしはじめ、交通を遮断する人たちもいる。
そして中には「なんでわざわざ下におりなあかんねん」と気づいたのか、羽根をひろげて用水路を飛び越すレボリューショナリーな鳥たちも(でもとても少数だった)。
スノーギースの社会の力学もおもしろい。
そもそも、フォロワーたちはどうしてみんな全員の行く方向に行きたくなるんだろうか。
鳥なりの「FOMO」な焦りなんでしょうか。
FOMOって、社会性のある動物に共通の本能なのかしら。どこに書き込まれているのだ。
5年前に行ったときには一眼レフも持っていたのですが、もはやiPhone一択。
なのでこのように、双眼鏡にレンズをつけて撮ったりしてみる。
…でもせいぜいこの程度ですけど。
ハクトウワシもあっちこっちにたくさんいました。
通りがかりにみつけたミニチュアロバ牧場。
なぜかKちゃんが異常に興奮してロバに草をやりまくり。
「ねえねえどうしてロバちゃんに触りたくないの〜?」とKちゃんに詰問される。耳にはちょっと触ってみたかったかな。でもロバの目は表情がなくてちょっとこわい。
冬の日がくれるのはまだまだ早い。日没は4時半くらい。
このあたりには可愛らしい古い農家がぽつんぽつんと建ってます。
トランペットスワンの小さな群れ。
遠くにみえるのはタコマ山AKAレーニア山。ここからだと小さいプリンのようでした。
反対側、北のほうにはカナダ国境に近いベイカー山。まだ行ったことがない。
いつか行けるといいなー。
鳥は思ったより少なかったけど、のびのびと青空を楽しめた一日でした。
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これ見逃してました!
返信削除ワシが2羽並んでるの、見たことないです。いるんですねえ。
あと、スノウグース大好きな私、以前の記事も拝見して興奮しちゃいました!
職場のすぐ近くに彼らが集まる場所があるんですが、今年はあったかいせいか、以前見に行ったときは空振りに終わり、そのまま忘れてました。来週行ってみなきゃ!
そうそう、カナダとシアトルは近いですよ、国境までなら3時間もかからないですよ♪
Choco Coさん、わー職場のすぐ近くにスノーグースたちが集まるなんて、素敵。
削除スワンたちは2月頃がピークみたいですね。
ハクトウワシはつがいなのか、ずっと仲良く一緒にいて、飛び立つときもほとんど一緒でした。
メスのほうが体が大きいんだそうですねー!
カナダ、近いのになかなか行けません。バンクーバーまで車で何度か行ったのですが、国境越えに時間がかかるのがね…。暖かくなったらビクトリア島に行ってみたいです。
このコメントは投稿者によって削除されました。
削除Sachiyoさん、ワシのメスについてはさっきググって知りましたw
削除アメリカの国の象徴で強いオレ的な印象なのにメスのほうが体も大きいし強いなんてね、皮肉ですよね。
ビクトリアはやっぱり夏なんですねー。行ける日を夢見ています。
ともぞーさん、ご無沙汰です。
返信削除なんと大変なことになっていたのですね…
もう元気になってるかな?
前にシアトルに遊びに行ってからもう3年も経ってしまっている!アナコーテスの方に連れてってもらった時に鹿に遭遇したり、スノーグースもいたなぁと
懐かしく思い出しました♪
また会える日を楽しみに仕事と育児頑張るぞー
明日香ちゃん、お久しぶり♡ あれから3年でしたっけ。そうそう、シカがいたよねー。
削除育児がまさに佳境にはいっているところだと思いますが、頑張って楽しんでね!