2019/01/18

ビール・ストリートのオダギリジョー


『If Beale Street Could Talk』を観てきました。
邦題は『ビール・ストリートの恋人たち』(無難にまとめましたね)。

よかったです!またもや号泣。

ペースのはやい今どきのドラマに慣れている目には、このバリー・ジェンキンス監督の語り口はまどろっこしく感じてしまうくらいスローで、静か。


ふだん、5秒で何かがわかるとか、15秒ですべてがわかるとか、そういう前提で情報を見ることにずいぶん慣れちゃっているなと思わされました。


心の内面の動きをゆっくりゆっくり、部屋の湿度も感じられるくらいにゆっくり描いていく映画。一コマ一コマがほんとうに綺麗です。

70年代はじめのアメリカで、黒人であるというのはどういうことだったのか。それを言葉をあんまり使わずに描いてるのがすごいです。

刑務所から出てきたばかりの友人が、その経験を語る場面がすごかった。

人を壊してしまうだけ大きな恐怖と、無法なことに鼻をつまんだまま放置している国のしくみも、淡々と静かに描かれているのでとてもこわい。

そしてキャストが全員、光り輝くほどすばらしい。



主演のステファン・ジェームズ君。オダギリジョーに超似てると思うのはわたしだけ?


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2 件のコメント:

  1. こんにちは〜!
    この映画私も気になってるんです!
    ステファン・ジェームズ、amazon prime video の Homecoming で知りましたが、いい役者さんですよね〜、ハンサムだし。
    オダギリジョー、なんかわかる気がします。目線が似てますね。

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    1. Choco Coさんこんにちは。いつもお立ち寄りいただきどうもありがとうございます。
      目が似てるよね?でしょでしょ。
      いい映画でしたー。ぜひ映画館で。映画館に行くたびにやっぱりスクリーンで観なきゃ、と思うのですけど、そのわりに行くのは月に数回ですw

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