2016/08/08

レーニア山国立公園のスカイスクレイパー山


タコマ山またの名をレーニア山国立公園(Mount Rainier National Park)の「スカイスクレイパー山」(Skyscraper Mountain)ハイキングにいってきました。

出発地は、タコマ山またの名をレーニア山の東側山腹にある「サンライズ」ビジターセンター。

うちを出たのが遅く、サンライズに着いたのはもう午後1時すぎ。
駐車場は超満杯だったけど、レンジャーが枠外のとこに誘導してくれて、意外にあっさりと停められました。

駐車場からの行程は往復8.5マイル(約13.5キロ)。
標高差は1078フィート(328メートル)。
トロトロ歩いて休憩いれて4時間45分でした。
さくさく歩ける健脚の人なら4時間で往復できると思います。

3年前にも行った(うわーもうそんなに前なのか!)「フローズン・レイク」。
ここまでで1マイル強、ゆるやかながらけっこう上りがあるので40分くらいかかった。


凍ってないフローズン・レイク。

前回、3年前に行ったのは7月初旬で、まだ道もかなり雪に覆われているところが多かったのだけど、今回はもうほとんど雪はなし。緑の牧場のようなゆるやかな斜面にいろんな花がたくさん咲いてました。

フローズン・レイクまではかなり人が多くて賑やかです。インド人の家族や中国人のファミリーも何組もいた。
もう雪もないので、ふつうに街の格好で歩いている人もたくさん。短パンにビーチサンダルで歩いている人まで。

フローズン・レイクの前から四方向にハイキング道がのびてます。この先は急に人が少なく、静かになる。


ハイジの世界。

ユキちゃんはどこよ!と思ったら、遠くにマウンテンゴート(野生やぎ)の家族がいるのがみえた。マウンテンゴートのお父さんは気が荒いので、あまり近くではお目にかかりたくないです。


 綺麗な蝶もたくさん。


ほんとうに花の種類も数も多い。



小さいルピナスや、アスター、コケモモのような「ピンクマウンテンヘザー」。
大きなカメラは持っていかなかったので、今回もiPhone写真です。



フローズン・レイクから先は、6組くらいのハイカーとすれ違っただけでした。
このハイキング道は、レーニア山麓をぐるっと回る93マイル(150km)の「ワンダーランド・トレイル」の一部。

「ワンダーランド・トレイル」は、レーニア山を取り巻く小さな山をいくつも越え、上り下りしながら何日間もかけて踏破する、ダイハードなコースです。
この日も、でっかいバックパックを背負ったハイカーに何組か出会いました。


フローズン・レイクを過ぎ、緑の牧場をしばらく行くと、目的地の「スカイスクレイパー山」が見えてきます。
どうでもいいけど、ほんとに適当な名前をつけたものです。


この最後の上りがつらかった。
このあたりの岩は屋根瓦のように平たい石で、踏むと小気味のよいカラカラという音をたてます。


3歩ごとに立ち止まり、ぜぇぜぇいいながら登る。まわりに人がいなくてよかった。


頂上!標高2157m。ここは360度の眺め。


正面には、タコマ山またの名をレーニア山。
かかっていた雲が晴れて、顔を出してくれました。壮大すぎる。幸せだー。


火山と氷河の作った地形。山を眺めながら持ってきたサンドイッチと麦茶の遅ごはん。


 岩も素敵です。
いろんな色やテクスチャーの岩がある。ここの山頂のは綺麗な薄緑色に白が混ざっていて抹茶アイスクリームのようでした。


これはユキノシタの仲間らしい。ノースウェスト地方固有のTolmie's Saxifrageという種類なのか、いまいち確信もてないけど。

サンライズまではシアトル市内からクルマで片道2時間半。

夏の間に行かないともったいない国立公園です。

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